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カメムシスプレーの手作り方法と使い方 ハッカ油やトウガラシでできる安全対策

公開日:2025.10.6
カメムシスプレーの手作り方法と使い方 ハッカ油やトウガラシでできる安全対策

「最近、家の周りでカメムシをよく見かけるようになった」と感じていませんか?ハッカ油や唐辛子などの自然素材を使えば、安全で手軽に作れるカメムシ避けスプレーを自作できます。市販の殺虫剤を使いたくない方にもぴったりの方法です。

この記事では、カメムシを寄せ付けない手作りスプレーの作り方や使う際の注意点、さらにスプレーと併用できる予防対策まで詳しく解説します。また、被害が多い場合に害虫駆除業者へ依頼する際のポイントも紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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1.手作りカメムシ除けスプレーの基本レシピと手順

ハッカ油スプレーの安全な自作方法

ハッカ油とミントの葉の写真

家庭で作れるカメムシ対策として、ハッカ油スプレーは経済的で安全な方法としておすすめです。
作り方はシンプルですが、安全に使用するためのポイントをしっかり押さえましょう。

必要な材料は、ハッカ油を10~20滴、無水エタノールを10ミリリットル、精製水を90ミリリットル、そして耐アルコール対応のスプレーボトルを1本用意します。
スプレーボトルの材質選びが特に重要で、ハッカ油は一部のプラスチックを溶かす性質があるため、ガラス製またはポリプロピレン、ポリエチレン素材を使用してください。

■作成手順
1.スプレーボトルに無水エタノールを先に入れます。
2.次にハッカ油を加えて軽く混ぜます。
3.精製水を注いでゆっくりと振って混ぜます。

作成時は必ず換気をして、無水エタノールが肌に触れないよう手袋を着用しましょう。

完成したスプレーは冷蔵庫で保存し、一週間程度で使い切るのが理想です。
使用方法は、窓枠や玄関周り、網戸などカメムシの侵入経路となりやすい場所に軽くスプレーするだけと簡単です。
天然成分なので安心して使えますが、濃度が高すぎると刺激が強くなるため、最初は薄めにして試し、様子を見ながら調整しましょう。

材料費は全体で2,000円以内に収まるため、手軽に始められるのが特徴です。
また、ハッカ油は消臭や掃除にも活用できます。経済的で安全な虫除け対策として、ぜひ試してみてください。

2.ハッカ以外の自然素材を使った手作りカメムシ除けスプレー

トウガラシや木酢液を使って、より強力な忌避剤に

赤唐辛子の写真

ハッカ油よりも強い忌避効果を求める場合、トウガラシや木酢液を使った天然の忌避剤が有効です。
効果には個体差がありますが、一般的にハッカ油よりも長期間持続するとされています。
ただし、刺激が強いため取り扱いには十分な注意が必要です。

■トウガラシスプレーの作り方
トウガラシに含まれるカプサイシンには忌避効果があります。

1.乾燥トウガラシ10~15本と、アルコール度数35度以上の焼酎200ミリリットル、ガラス製の密閉容器を用意しましょう。
2.容器にトウガラシと焼酎を入れて、冷暗所で3~4週間漬け込みます。
3.使用時は必ず水で200~300倍に希釈してからスプレーボトルに入れて散布してください。

■木酢液スプレーの使い方
木酢液は木材を燃焼させた際の煙を冷却して得られる液体で、独特の燻製臭がカメムシを遠ざけます。
木酢液と水を1対1の割合で混合し、ペットボトルに入れてベランダの複数の箇所に設置します。
効果を保つため、2週間に1回程度交換するのが理想です。

これらの忌避剤を使用する際は、必ず希釈して使用しましょう。
原液のまま使用すると、植物が枯れる原因になったり皮膚に刺激を与えたりする可能性があります。

また、散布時は目や鼻に触れないよう注意し、風の強い日は使用を控えましょう。
ペットや小さな子供がいる家庭では、使用場所や保管方法により一層の注意を払い、手の届かない場所で保管してください。

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3.手作りスプレーの効果を長持ちさせる工夫

保存方法や使い切りの頻度が重要

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手作りスプレーの効果を最大限に引き出すには、適切な保存と使用サイクルの管理が大切です。
せっかく作った忌避剤を無駄にしないためのコツをしっかりと押さえておきましょう。

■保存のポイント
手作りスプレーは防腐剤が含まれていないため、保存環境が品質に大きく影響します。
直射日光を避け、温度変化の少ない場所での保管が基本です。

原液やエキスの場合は、密閉できるガラス容器で冷暗所に保存すれば、条件次第で6か月から1年間ほど使用可能です。
より安心を求める場合は、冷蔵庫での保存をおすすめします。

■希釈スプレーの使用期限
一方、希釈済みスプレーは取り扱いに、より一層気を付ける必要があります。
冷蔵庫での保存がおすすめで、1~2週間以内に使い切るのが理想です。
雑菌の繁殖を防ぐため、必ず清潔な容器を使用してください。

■散布タイミングのコツ
カメムシの活動パターンに合わせた散布も効果的です。
一般的には週2~3回の散布で十分な忌避効果が期待できます。

・雨上がり後は効果が薄れるため、追加で散布する。
・カメムシが活発になる夕方前に散布する。
・洗濯物を干す前にスプレーしておく。

これらのタイミングを意識することで、より高い効果が得られます。

■品質チェックの重要性
使用前には必ず品質チェックを行いましょう。
異臭がしないか、分離や沈殿物がないか、カビの発生がないかを確認してください。
これらの異常が見られた場合は、安全のため新しく作り直しましょう。

少量ずつ作って新鮮な状態で使用することが、効果と安全性の両面で大切なポイントです。

4.手作りスプレーと併用できるカメムシ対策

ミント鉢の設置や侵入口対策で、防御力をさらにアップ

ブリキの鉢に入れられたミントの写真

手作りスプレーの効果を高めるには、複数の対策を組み合わせることが重要です。
特に、生きた植物を活用した対策と、物理的な侵入防止策の併用が効果的です。

■ミントを使った自然な忌避対策
ミントの強い香りは、継続的にカメムシを遠ざける効果があります。
鉢植えなら手軽に始められ、移動も自由です。

玄関やベランダの入口付近、窓際、勝手口周辺、エアコンの室外機周辺などに配置すると、より効果が感じられるでしょう。

種類ごとの特徴としては、以下になります。
・ペパーミントは香りが強く虫除け効果が高い。
・スペアミントは育てやすく初心者向け。
・アップルミントは葉が大きく香りも豊か。

ただし、ミントは繁殖力が旺盛なため、鉢植えでの栽培がおすすめです。
地植えすると庭全体に広がり、管理が難しくなる可能性があります。

■物理的な侵入防止策
カメムシは非常に小さな隙間からも侵入し、わずか2~3ミリメートルの隙間があれば室内に入り込むことがあります。
そのため、侵入口の特定と対策が大切です。

・窓やドアの隙間は隙間テープで封鎖する。
・エアコンホース周辺はパテで隙間を埋める。
・換気扇や通気口には防虫ネットを設置する。
・洗濯物を取り込む前に虫が付いていないか確認する。

これらを意識するだけで、屋内への侵入を大幅に減らせます。

■組み合わせによる相乗効果
スプレー、植物、物理的対策を組み合わせることで、より確実な防虫効果が期待できます。
一つの方法だけに頼らず、複数のアプローチを同時に実践することが、長期的なカメムシ対策につながります。

また、近隣に雑草が多い場合は定期的な草刈りを行い、カメムシの繁殖場所を減らすことも重要です。
発生源そのものを減らすことで、根本的な再発防止に近づきます。

5.手作りスプレーの効果が弱いと感じたら、プロの害虫駆除業者へ

プロの技術で確実かつ速やかにカメムシトラブルを解決

カメムシ駆除のイメージ画像

手作りスプレーや植物を使った対策でも効果が感じられない場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
適切な業者選びのポイントを知っておくことが、満足のいく結果を得るために重要です。

■信頼できる業者の見極め方
信頼できる業者を見極めるには、まず実績と専門性を確認しましょう。
カメムシ駆除には種類の識別や生態の理解が必要なため、害虫駆除全般ではなく、カメムシ対策の具体的な実績がある業者を選ぶことが大切です。

ホームページでの事例紹介や、問い合わせ時の専門的な回答内容を参考に判断できます。

■総合的な対策提案ができるか
一時的な駆除だけでなく、再発防止までを含めた総合的な解決提案をしてくれる業者が理想的です。
侵入経路の特定や隙間の封鎖、予防的な薬剤散布など、トータルで対策を提案できる業者は信頼度が高いといえます。

また、見積もりの内訳が明確で、追加料金の発生条件を事前に説明してくれる業者を選ぶこともポイントです。

■専門業者に依頼するメリット
専門業者に依頼する最大のメリットは、確実性と速効性です。
プロ用の薬剤は市販品よりも効力が強く、適切な散布により長期間の効果が期待できます。

さらに、カメムシの種類や発生状況に応じた最適な対策を提案してもらえるため、自分では気づきにくい問題点の発見にもつながります。

手作り対策で解決できない場合は、無理をせず専門家の力を借りることが、結果的に時間と費用の節約になるでしょう。

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