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ベタ基礎でもシロアリ予防は必要?侵入経路と対策方法・費用相場を解説

公開日:2026.3.17
ベタ基礎でもシロアリ予防は必要?侵入経路と対策方法・費用相場を解説

シロアリは住宅の基礎部分から侵入するケースが多く、「ベタ基礎なら安心なのか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。特に新築やリフォーム時にベタ基礎を選んだ場合、本当に追加の対策が必要なのか判断に迷いやすいポイントです。

ベタ基礎はコンクリートで床下全体を覆う構造のため、一般的な基礎より侵入しにくいとされています。しかし、完全に侵入を防げるわけではなく、施工状況や環境によっては被害が発生する可能性もあります。
そのため、ベタ基礎であっても、条件によってはシロアリ対策を行う必要があります。

この記事では、ベタ基礎の特徴を踏まえながら、どのような場合に対策が必要なのかを分かりやすく解説します。

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1.シロアリ予防に効果的なベタ基礎とは?

主に3つの種類がある

ベタ基礎と布基礎の違いをイラストで分かりやすくした図

住宅を建てる際には、地盤と建物の間にコンクリートで作られた基礎を設置します。地盤に直接建物を建てると、重さに耐えられず沈下や傾きが起こる可能性があるため、建物を安定させる役割を持っています。

つまり、基礎は地盤の沈下や傾きを防ぎ、建物をしっかり支えるために設置される重要な構造です。

基礎には「ベタ基礎」「逆ベタ基礎」「布基礎」の3種類があり、それぞれ構造やシロアリへの強さが異なります。特徴を理解しておくことで、適切な対策を判断しやすくなります。

まずベタ基礎は、床下全体を鉄筋コンクリートで覆う構造で、現在の住宅で広く採用されている工法です。地面との間に防湿シートや砕石を敷き、建物を面で支えるため、湿気の侵入を抑えやすく、シロアリの侵入も防ぎやすい特徴があります。

ベタ基礎はシロアリに強い構造ですが、完全に侵入を防げるわけではありません。

次に逆ベタ基礎は、盛土や砕石の上から鉄筋コンクリートで覆う構造で、床下空間がないのが特徴です。床の温度が安定しやすく、床暖房の効率が高い点がメリットですが、暖かい環境がシロアリを引き寄せる要因になる場合もあります。

最後に布基礎は、立ち上がり部分のみを鉄筋コンクリートで支える構造です。床下が地面に近く湿気がこもりやすいため、シロアリが発生しやすい環境になりやすく、他の基礎と比べると耐性は低いとされています。

2.ベタ基礎でもシロアリ予防が必要な理由

スキマから侵入してくる

家を襲うシロアリのイラスト

地面を鉄筋コンクリートや防湿シートで覆うベタ基礎は、シロアリに強い構造とされていますが、完全に侵入を防げるわけではありません。
ベタ基礎でも、施工部分や配管まわりに生じたわずかな隙間からシロアリが侵入することがあります。

代表的な侵入経路として挙げられるのが、セパレーターとコンクリートの隙間です。セパレーターはコンクリートを固定するための金具で、施工後も内部に残るため、経年劣化や腐食によって隙間ができる場合があります。その部分からシロアリが侵入するケースもあるため注意が必要です。

また、配管とコンクリートの接合部分も侵入経路になりやすい箇所です。給排水管を通す際には、基礎にスリーブと呼ばれる穴を設けますが、この部分の処理が不十分だと隙間が生じることがあります。

さらに、水抜き穴も見落とされやすいポイントです。水抜き穴とは、工事中に基礎内にたまった水を外に排出するために設けられた穴のことで、施工後に完全に埋められていない場合は侵入経路となる可能性があります。

ベタ基礎は地面からの侵入を防ぎやすい構造ですが、地震や不同沈下の影響でひび割れが発生するケースもあります。コンクリートで覆われているからと安心せず、シロアリはわずかな隙間から侵入する可能性があることを前提に、定期的な点検を行うことが重要です。

3.自分でシロアリ予防する方法

シロアリを寄せ付けない環境づくりが重要

シロアリの予防を行うには、まずその特性を理解しておくことが重要です。
シロアリは暗く湿っていて暖かく、さらにエサがある環境で発生しやすいため、これらの条件を減らすことが予防につながります。

自分でできるシロアリ予防としては、まずエサとなるものを置かないことが基本です。庭や基礎周辺に木材や段ボールを放置すると、シロアリを引き寄せる原因になります。木材に含まれるセルロースはシロアリの主なエサであり、段ボールも同様に被害の対象となります。

また、シロアリは日光を嫌う性質があるため、通常は直射日光の当たる場所には出てきにくい傾向があります。しかし、基礎の周囲に雑草が生い茂っていたり物が置かれていたりすると日陰ができ、侵入しやすい環境になります。

さらに、床下の換気口が雑草や物でふさがれていると湿気がこもりやすくなり、シロアリが活動しやすい状態になります。基礎まわりは風通しを確保し、湿気がたまらないように管理することが大切です。

年に1回はセルフチェックを行い、基礎部分の状態を確認しましょう。雨漏りや水漏れが発生していないか、シロアリの通り道である蟻道ができていないかを重点的に確認することが必要です。

蟻道はシロアリが移動しやすいように土で作る通路で、基礎や床下に見られる場合は侵入している可能性が高いサインです。早めに発見し、適切に対処することが被害拡大を防ぐポイントとなります。

4.自分での対処では限度があるため、プロによるシロアリ予防も重要

自分では対応できない箇所も予防してくれる

シロアリ駆除事業者のイラスト

ある程度のシロアリ予防は自分で行うこともできますが、時間が取れない場合や作業に不安がある場合は、専門業者に依頼する方法もあります。

自分で薬剤を購入して対策を行えば、業者に依頼するより費用を抑えられる点がメリットです。また、業者選びに不安がある場合でも、自分で対応することでトラブルを避けやすくなります。

ただし、シロアリ予防は薬剤や施工方法によって効果が大きく変わるため、自分での対応だけでは十分な予防ができない場合があります。

専門業者による対策では、床下や土壌に専用の薬剤を散布する方法が一般的で、高い効果が期待できます。使用する薬剤や施工方法は専門知識が必要となるため、安定した効果を求める場合は業者への依頼が適しています。

また、玄関や浴室など床下空間がない場所では、薬剤を注入するためにドリルで穴を開ける作業が必要になることがあります。このような作業は自分で行うのが難しく、無理に対応すると建物を傷める恐れがあります。

さらに、すでにシロアリが侵入している場合は注意が必要です。見えている個体だけを対処しても、巣が残っていると再発する可能性があります。巣の場所を特定して処理するには専門的な知識と技術が求められるため、確実に対処するには専門業者への依頼が現実的です。

5.ベタ基礎の家でシロアリ予防するなら専門業者に依頼がおすすめ

相見積もりでサービスや費用相場を比較

見積書のイメージ画像

シロアリ駆除の費用相場は、一般社団法人の経済調査会の統計では1坪あたり10,725円とされています。
この単価をもとにすると、1〜2人暮らしの住宅では20〜30万円程度4人家族が住む一般的な住宅では35〜40万円程度が目安となります。
シロアリ駆除の費用は、被害の範囲や作業内容によって大きく変動します。

被害が広範囲に及んでいる場合は作業量が増え、その分費用も高くなります。また、床下の構造が複雑で作業が難しい場合には、追加料金が発生するケースもあります。

さらに、シロアリの種類によっても費用に差が出ます。在来種であるヤマトシロアリやイエシロアリは駆除方法が確立されているため、比較的費用は抑えられる傾向があります。

一方で、外来種のアメリカカンザイシロアリは被害箇所の特定が難しく、駆除の難易度が高いため、費用が高額になる場合があります。

駆除方法には、薬剤を含んだエサを設置するベイト工法と、薬剤を散布して侵入を防ぐバリア工法があります。採用する工法によっても費用に違いが出るのが一般的です。

また、同じ工事内容でも業者ごとに使用する薬剤や施工方法が異なるため、見積もり額に差が出ることがあります。複数の業者から見積もりを取り、費用と作業内容のバランスを比較して判断することが大切です。

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