1.ドバトは自分で駆除できる?
勝手に駆除すると法律違反になる
マンションのベランダなどに、ドバトが巣を作って住み着いてしまうことがあります。アパートやマンションのベランダは雨風を避けられる場所になりやすく、外敵も少ないため、ドバトにとって巣作りや休む場所として選ばれやすい環境です。
ベランダに小枝や羽毛が落ちている場合、ドバトが巣作りを始めている可能性があります。安全な場所だと判断されると、同じ場所に居続けることがあり、フンや羽毛による被害が増えることもあります。
ドバトなどの野生の鳥類は鳥獣保護管理法によって保護されており、許可なく捕獲や駆除を行うことは禁止されています。そのため、個人が勝手に捕まえたり傷つけたりすると法律違反になる可能性があります。
正式名称は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」で、野生動物の保護や適切な管理を目的とした法律です。この法律により、ドバトを含む野生の鳥を無断で捕獲・駆除することはできません。
ベランダにドバトが住み着いた場合は、無理に自分で対応しようとせず専門業者へ相談することが重要です。許可を受けた専門業者であれば、法律に沿った方法で対策や駆除を進めることができます。
ドバトによる被害を安全に解決するためにも、専門知識を持つ業者に相談し、適切な方法で対応するようにしましょう。
2.ドバトの深刻な被害
健康に悪影響を及ぼす
ドバトのフンには、金属の腐食を引き起こす成分や、吸い込むことで感染症につながる可能性がある病原菌が含まれているとされています。ベランダや手すりにフンがたまると、建物の劣化や衛生面の問題が起きることがあります。
ドバトのフンには病原菌が含まれている可能性があり、吸い込むことで感染症を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。代表的なものとして、クリプトコッカス症やオウム病などが知られています。
クリプトコッカス症は、肺に感染した場合は軽症または無症状で経過することもあります。しかし症状が出ると、咳や胸の痛みなどが見られることがあります。また、髄膜炎を起こした場合には頭痛や発熱などの症状が現れることがあります。
オウム病では、発熱や頭痛、全身の倦怠感などの症状が初期に現れることがあります。症状が進むと、呼吸困難などの重い症状につながる場合もあるため注意が必要です。
また、フンだけでなくドバトに寄生するダニやシラミによる被害が起こることもあります。トリサシダニやワクモなどが人を刺すことで、かゆみや赤い発疹が生じることがあります。
さらに、ドバトが巣を作ると鳴き声や羽音による騒音が発生することがあります。フンの蓄積や死骸による悪臭が発生する場合もあり、生活環境に影響が出ることもあります。
家の周囲やベランダにドバトが住み着いた場合、こうした被害が起きる可能性が高くなります。被害が広がる前に、早めに対策を検討することが重要です。
3.自分でできるドバト対策
ドバトが住み着かないようにするには
ドバトは見た目はおとなしい鳥に見えますが、住み着くことでさまざまなトラブルを引き起こすことがあります。ベランダや建物周辺に集まると、フンや羽毛による汚れ、騒音などが問題になることがあります。
ドバトのフンや羽毛は、アレルギーや感染症の原因になる可能性があるため、住み着く前に対策を行うことが重要です。ここでは、ドバトが住み着かないようにするための対策方法を紹介します。
・忌避剤の利用
忌避剤を使う方法は、ドバト対策として手軽に始めやすい方法の一つです。ドバトが嫌がる臭いを発生させることで、ベランダや建物周辺に近づきにくくします。ただし、同じ臭いに慣れてしまうこともあるため、他の対策と併用して使うことが重要です。
・剣山の設置
剣山を設置することで、ドバトが止まりやすい場所を物理的に防ぐことができます。ベランダの手すりや室外機の上など、よく止まる場所に設置すると効果が期待できます。金属製の剣山は劣化しにくく、長期間使用できる点が特徴です。
・防鳥ネットの使用
防鳥ネットは、ドバトの侵入そのものを防ぐ方法として効果が期待できます。ベランダや建物の外周にネットを張ることで、ドバトが中に入り込むのを防ぐことができます。巣作りを防ぐためにも有効な対策です。
・電気ショック機器の設置
電気ショック機器は、ドバトが止まった際に弱い電気刺激を与え、不快な体験を学習させる装置です。鳥を傷つけるものではなく、数回経験するとその場所を避けるようになるとされています。
これらの方法を組み合わせて対策を行うことで、ドバトが住み着きにくい環境を作ることができます。被害が広がる前に対策を始めることが大切です。
4.ドバトの巣の駆除方法
巣だけなら自分で駆除できる
ドバトの巣だけがベランダや物置などに残っている場合は、自分で撤去できることがあります。ただし、フンや巣には衛生面のリスクがあるため、慎重に対応することが大切です。
ドバトの巣やフンには病原菌が含まれている可能性があるため、撤去作業を行う際は必ず手袋やマスクなどを着用して安全対策を行いましょう。巣を放置すると排泄物が残り、衛生状態の悪化につながる場合があります。
作業を行う際は、手袋やマスクを着用し、できれば防護メガネも使用します。また、巣には細かいホコリや羽毛が含まれていることがあるため、作業中はできるだけ風通しの良い状態を保つことも重要です。
基本的な道具としては、手袋、マスク、ゴミ袋、古新聞、エタノール消毒液などを準備しておきます。これらを用意しておくことで、安全に作業を進めやすくなります。
・具体的な駆除方法
1.まず巣を優しく取り除き、そのままゴミ袋に入れて密封します。
2.古新聞や雑巾を使って周囲のフンや汚れを丁寧に拭き取り、エタノールなどでしっかり消毒します。
巣の中に卵やヒナがいる場合は、法律で保護されているため自分で処理してはいけません。このような場合は無断で撤去せず、専門業者へ相談することが必要です。
ドバト対策を依頼する場合は、業者の実績や評判を確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
5.ドバトの駆除は専門業者に任せよう
自分で駆除するのは危険が伴う
ドバトの駆除を自分で行うのは危険を伴います。ドバトは病原菌を持っている可能性があり、無防備に接触すると健康に悪影響を受けるリスクがあるためです。
また、ドバトを誤って傷つけてしまうと、法律に抵触する可能性があるため注意が必要です。野生の鳥は法律で保護されているため、無断で捕獲したり傷つけたりする行為はトラブルにつながるおそれがあります。
このようなリスクを避けるためにも、ドバトの問題は専門業者へ相談する方法が安心です。専門業者はドバト対策に関する知識や経験を持っており、状況に合わせた方法で対応します。
専門業者は法令を確認したうえで作業を行うため、法律面の心配を減らしながら対策を進めることができます。自分で対応するよりも安全性を確保しやすい点も特徴です。
ベランダや建物周辺でドバト被害に困っている場合は、被害が広がる前に専門業者へ相談することを検討してみましょう。
6.まとめ|ドバト被害を防ぐために早めの対策を行おう
ドバトは放置すると被害が広がるため早めの対応が重要
ドバトは一度住み着くと同じ場所に戻ってくる習性があるため、被害が小さいうちに対策を始めることが重要です。ベランダや建物周辺に巣を作られると、フンによる汚れや悪臭、騒音などの生活トラブルが発生する可能性があります。また、フンや羽毛には病原菌が含まれている場合もあり、健康面への影響も無視できません。そのため、早い段階でドバト対策を行い、住み着きにくい環境を整えることが大切です。
ドバト対策としては、忌避剤や剣山、防鳥ネットなどを組み合わせて使用する方法が効果的です。特にベランダの手すりや室外機の上など、ドバトが止まりやすい場所を重点的に対策すると、住み着きにくい環境を作ることができます。また、巣だけが残っている場合は適切な装備を着用したうえで撤去し、周囲をしっかり消毒することが重要です。
ただし、卵やヒナがいる場合は法律で保護されているため、無断で処理することはできません。また、ドバトの駆除を無理に自分で行うと、感染症や法的トラブルのリスクもあります。被害が広がっている場合や対応に不安がある場合は、専門業者へ相談することで安全に対策を進めることができます。
ベランダや建物周辺でドバトを見かけた場合は、被害が深刻化する前に早めに対策を検討しましょう。適切な方法で対応することで、衛生的で快適な生活環境を守ることにつながります。