1.家にあるものでできる鳩よけ対策
「におい」と「音」を使った鳩よけ対策
鳩を寄せ付けないためには、鳩が嫌がるにおいや光の反射を利用した対策を試してみる方法があります。
試しやすい方法のひとつが、お酢を使った対策です。水で薄めたお酢をスプレーボトルに入れ、鳩がよく来る場所へ吹きかけます。お酢の強いにおいを嫌がる個体もいるため、ベランダや手すりなどで試されることがあります。ただし、効果には個体差があり、時間が経つとにおいが薄れるため、継続的な対応が必要です。雨が降ったあとは流れやすいため、天気を見ながら使うようにしましょう。
次に、光を利用した方法もあります。古いCDやDVDを吊るすと、反射する光や揺れによって警戒する場合があります。特に日当たりのよい場所では動きが出やすく、鳩が近づきにくくなるケースもあります。
また、ペットボトルを置いたり吊るしたりする方法を見かけることもありますが、音だけで鳩を長期間追い払うのは難しく、慣れてしまうケースも少なくありません。設置しても反応が薄い場合は、別の対策と組み合わせることが大切です。
鳩は警戒心がある一方で、危険がないと判断すると同じ場所へ戻ってくることがあります。そのため、ひとつの方法だけに頼るのではなく、におい・光・侵入防止対策を組み合わせながら、落ち着いて過ごしにくい環境を作ることがポイントです。
CDや反射テープの鳩よけは一時的な対策になりやすい
CDや反射テープのように光を反射するものを使った対策は、「鳩が強い光や急な反射を警戒する」という習性を利用した方法です。ベランダや軒先に吊るす方法を見かけたことがある方も多いでしょう。
実際に、設置した直後は鳩が近寄りにくくなる場合があります。光が不規則に反射して動くことで、警戒して距離を取る個体もいるためです。ただし、その効果は長続きしないケースも少なくありません。鳩は周囲の環境に慣れる習性があり、危険がないと判断すると再び戻ってくることがあります。
特に、すでにベランダへ繰り返し来ている鳩や、居着き始めている鳩には、CDや反射テープだけで対処するのは難しい傾向があります。一度安心できる場所だと認識すると、多少の光や動きでは離れなくなるケースも見られます。
また、反射した光が隣家や道路に当たり、まぶしさが気になることもあります。設置場所によっては近隣トラブルにつながる可能性もあるため、使う際は向きや位置に注意が必要です。
鳩被害が軽い段階であれば補助的な方法として使える場合もありますが、フン被害が増えている場合や、長期間同じ場所へ来ている場合は、侵入防止ネットなど別の対策も含めて検討したほうがよいでしょう。/p>
2.鳩よけの際にはフンを掃除すると効果アップ
鳩は自分のフンがあると安全な場所だとみなす
鳩よけ対策を進めるうえで欠かせないのが、鳩のフン掃除です。鳩は自分のフンがある場所を安全な場所だと認識しやすく、フンを放置すると同じ場所へ戻ってくる原因になります。そのため、鳩対策では追い払うだけでなく、フンや汚れを早めに片付けることが重要です。
フンを放置すると、鳩が繰り返し飛来しやすくなるだけでなく、汚れやにおいも残りやすくなります。被害が広がる前に掃除を行い、できるだけ痕跡を残さないようにしましょう。
掃除前に準備しておきたいもの
鳩のフンには病原菌や雑菌が含まれている可能性があります。掃除中に粒子を吸い込まないよう、事前に保護用品を準備してから作業を始めましょう。
- 新聞紙
- ビニール袋
- ペットボトルまたはバケツ
- 消毒用エタノール
- マスク
- ゴム手袋
- 防護メガネ
特に乾燥したフンは崩れやすく、掃除中に細かい粒子が舞うことがあります。素手で触ったり、そのまま掃き掃除をしたりせず、必ずマスクや手袋を着用して対応してください。
鳩のフン掃除は湿らせてから行う
鳩のフンを掃除するときは、いきなりこすったり掃いたりせず、先にぬるま湯で湿らせることが大切です。乾いたまま触ると粉状になって舞いやすくなるため、吸い込むリスクが高まります。
- ぬるま湯をフンにかけてやわらかくする
- 新聞紙やペーパーでゆっくり拭き取る
- 水で洗い流したあと、消毒用エタノールで消毒する
- 使った道具やゴミを袋にまとめて捨てる
乾いたフンをそのまま掃くのは避け、必ず湿らせてから掃除することが重要です。フンの量が多い場合や、長期間放置されてこびりついている場合は、無理に削り落とそうとせず慎重に作業を進めましょう。
フンを放置すると鳩が戻ってきやすくなる
鳩は過去に安全だった場所へ戻る習性があり、フンや汚れが残っていると居場所として認識しやすくなります。特にベランダや室外機の周辺は落ち着きやすく、同じ場所に繰り返し飛来するケースも少なくありません。
そのため、鳩対策では追い払うだけでなく、フン掃除まで含めて行うことが大切です。被害が軽いうちに掃除と対策を進めることで、居着かれるリスクを減らしやすくなります。
3.鳩よけを業者に依頼すべきタイミングとは
鳩が定期的に来るようになったら業者による駆除の検討を
鳩の被害が進行して巣を作られてしまうと、個人で対応するのが難しくなります。鳩は、室外機の裏や物置の周辺など、三方向が囲まれて雨風を避けやすい場所を好む傾向があります。一度巣作りを始めると、その場所を安全な居場所だと認識し、繰り返し戻ってくるケースも少なくありません。
また、鳩は帰巣本能が強く、簡単に追い払えないことがあります。特に卵やヒナがいる場合は注意が必要です。鳩は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の対象になっており、許可なく巣や卵を撤去できないケースがあります。
すでに巣を作られている場合や、卵・ヒナが確認できる場合は、自力で処分しようとせず専門業者へ相談することが重要です。無理に追い払おうとすると、法律違反につながるだけでなく、鳩が暴れてケガをする危険もあります。
鳩の巣が作られやすい場所
鳩は外敵から身を隠しやすく、雨風を避けられる場所を選んで巣を作ります。特にベランダ周辺は人目が届きにくく、巣作りされやすい場所のひとつです。
- 室外機の裏や横
- ベランダの隅
- 物置の周辺
- 屋根の軒下
- 使っていない換気口まわり
巣材のような枝や枯れ草が落ち始めている場合は、巣作りの前兆である可能性があります。フンの量が増えている場合も含め、早めに状況を確認しましょう。
業者へ相談したほうがよいケース
鳩被害が軽いうちは、市販グッズや掃除で対応できる場合もあります。ただし、被害が進行すると再発防止まで含めた対策が必要になるため、専門業者へ相談したほうが安全です。
- 同じ場所へ何度も鳩が来る
- フン被害が広範囲に広がっている
- 巣や卵が確認できる
- 高所での作業が必要になる
- 自力対策をしても改善しない
業者であれば、法律に配慮しながら巣の撤去や清掃を進めるだけでなく、再発防止のための侵入対策まで対応してもらえます。被害が大きくなる前に相談することで、掃除や修繕の負担を抑えやすくなります。
4.自力での鳩よけが困難な場合は業者に相談するのがおすすめ
建物構造に応じた対策設計が効果を左右する
鳩よけ対策を業者へ依頼する際は、建物の状況に合わせて対策内容を提案してくれるかを確認することが大切です。ベランダの形状や屋根の構造、周囲の建物との距離によって、鳩が集まりやすい場所は変わります。そのため、どの住宅でも同じ方法で対応するのではなく、現場ごとに適した対策を考えられる業者を選びましょう。
また、鳩対策は作業内容によって費用差が出やすい分野です。ネット設置の範囲や高所作業の有無、清掃内容によって金額が変わるため、事前に見積もりを確認しておく必要があります。
見積もり内容が曖昧なまま契約を急がせる業者は避け、作業内容と費用を事前に説明してくれる業者を選ぶことが重要です。後から追加費用が発生するケースもあるため、契約前に不明点を確認しておきましょう。
複数の業者から見積もりを取る
鳩対策を依頼するときは、1社だけで決めず、複数の業者を比較することが大切です。費用だけでなく、作業範囲や再発防止策の内容にも違いがあります。
- 作業内容が具体的に書かれているか
- 追加料金の条件が明記されているか
- 清掃や消毒が含まれているか
- 再発防止対策まで対応しているか
見積書の内容を比較することで、必要な作業と不要な作業を判断しやすくなります。
現地調査をしてくれる業者を選ぶ
電話やメールだけで料金を決める業者よりも、実際に現地を確認したうえで見積もりを出す業者のほうが安心しやすい傾向があります。鳩被害は建物ごとに状況が異なるため、現場を見ないままでは正確な作業内容を判断しにくいためです。
特に、ベランダ以外にも屋根や換気口周辺へ被害が広がっている場合は、現地確認を行ったほうが必要な対策を把握しやすくなります。
保証や再発防止の内容も確認する
鳩対策は、一度作業して終わりではなく、再発防止まで含めて考えることが重要です。侵入経路が残っていると、しばらくして再び鳩が戻ってくることもあります。
- ネット設置後の保証期間があるか
- 再発時の対応内容が明記されているか
- 定期点検やアフターケアがあるか
- 清掃や消毒まで対応しているか
保証内容まで確認しておくことで、施工後のトラブルを防ぎやすくなります。価格だけで判断せず、長期的に安心できるかどうかも含めて比較しましょう。