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エネファームとは?仕組み・メリット・デメリットや設置費用を解説

公開日:2026.3.4
エネファームとは?仕組み・メリット・デメリットや設置費用を解説

エネファームをご存じでしょうか。エネファームは、家庭で発電と給湯を同時に行える家庭用燃料電池として知られています。自宅でエネルギーを効率よく利用できるため、省エネにつながる設備として注目されています。

エネファームは発電時に発生する熱を給湯などに活用する仕組みのため、エネルギーを無駄なく使える点が特徴です。電気とお湯を同時に作ることができるため、家庭でのエネルギー利用を効率化できる設備といえます。

この記事では、エネファームの仕組みや特徴、導入する際の費用などについて詳しく解説します。

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1.エネファームとは

ガスを使って発電する家庭用燃料電池です

エネファームの写真

エネファームは、ガスのエネルギーを電気と熱に変換する家庭用燃料電池です。家庭用の都市ガスやLPガスに含まれる水素を取り出し、空気中の酸素と反応させることで電気を作り出します。

エネファームは、ガスから取り出した水素と酸素を化学反応させて発電し、そのときに発生する熱を給湯に利用する仕組みです。この仕組みは、水を電気分解して水素と酸素を取り出す反応とは逆の化学反応を利用しています。

発電時に発生する排熱はお湯を作るために使われ、貯湯タンクにためて家庭の給湯として利用できます。また、温水床暖房や浴室暖房乾燥機、ミストサウナなどの設備にも利用できる場合があります。

このように、発電時の熱を無駄にせず給湯や暖房に利用することで、従来の給湯器や暖房設備で使っていたガスや電気の使用量を減らすことにつながります。その結果、家庭でエネルギーを効率よく活用できる仕組みとなっています。

エネルギーを効率よく使える仕組みは、環境への負担を減らすことにもつながります。自宅に導入する場合は、仕組みや特徴を理解したうえで検討することが大切です。

2.エネファームを利用するメリット

光熱費を抑えられる点はメリットです

電気代カットのイメージ絵

エネファームには、家庭でエネルギーを効率よく利用できるさまざまなメリットがあります。ここでは、主なメリットについて解説します。

・電気代を抑えられる
エネファームは家庭で使う電気の一部を自宅で発電できるため、電力会社から購入する電気量を減らすことができます。発電量は機種によって異なりますが、一般的な家庭で使用する電力量の約半分程度をまかなえる場合もあるとされています。
そのため、毎月の電気料金を抑えやすくなり、光熱費の節約につながる可能性があります。

・ガス会社の優遇プランを利用できる
都市ガスやLPガスを使って発電するエネファームでは、ガスの使用量は増える傾向があります。
しかし、ガス会社によってはエネファーム利用者向けの料金プランが用意されており、通常よりもガス料金が安く設定されることがあります。その結果、ガス料金と電気料金を合わせた光熱費全体で見ると、費用を抑えられる場合があります。
優遇プランの内容はガス会社ごとに異なるため、契約しているガス会社に確認しておくとよいでしょう。

・停電時でも発電できる場合がある
停電時発電継続機能が搭載されたエネファームであれば、災害などで停電が起きた場合でも発電を続けられることがあります。
また、給湯タンクにはおよそ140Lのお湯がためられているため、水道が止まった場合でも生活用水として活用できる点もメリットです。

3.エネファームを利用するデメリット

導入する際のコストがかかる点はデメリットです

デメリットのイメージ写真

エネファームは光熱費の削減に役立つ設備ですが、導入する前にデメリットについても理解しておくことが大切です。メリットだけでなく注意点も把握したうえで、導入を検討するようにしましょう。

・導入コストが高い
エネファームの購入費用は、販売開始当初と比べて下がってきていますが、それでも導入費用はおよそ100万円前後かかることが多い設備です。費用を少しでも抑えたい場合は、自治体の補助金制度が利用できるか確認してみるとよいでしょう。
また、導入後10年程度まではメンテナンス費用がかからないケースが多いですが、それ以降は総点検や定期メンテナンスが必要になるため、維持費が発生する点にも注意が必要です。

・ガスが止まると発電できない
エネファームはガスを利用して発電と給湯を行う仕組みのため、ガスの供給が前提になります。停電時でも発電できる機能を持つ機種がありますが、ガスの供給が停止している場合は発電することができません。災害時などに備える場合は、この点を理解しておく必要があります。

・売電することができない
エネファームは家庭内で使用する電気を発電する設備であり、太陽光発電のように余った電気を売る仕組みにはなっていません。発電した電気は主に自宅で消費されるため、余剰電力が発生しにくく、売電を前提とした設備ではない点を理解しておくことが大切です。

4.エネファームの設置費用や維持費について

導入の際は設置費用がかかります

費用相場のイメージ絵

エネファームを設置する際には、どの程度の費用が必要になるのでしょうか。ここでは、エネファームの設置費用や維持費の目安について解説します。

・エネファームの設置費用
エネファームを設置する場合、本体の「購入費用」に加えて「設置工事費用」が必要になります。エネファームの設置費用は、本体価格とは別に約30万円〜80万円程度が目安とされています。

また、エネファーム本体のタンク容量や発電能力によって本体価格や設備費用が変わるため、導入前に総額の費用を確認しておくことが大切です。

・エネファームの維持費
エネファームの使用年数はおよそ20年とされています。20年ほど経過すると発電機能は停止しますが、給湯機能はその後も利用できる場合があります。
設置後10年間は定期点検費用が無料になるケースが多く、維持費はほとんどかからないことが一般的です。これは、多くの製品に10年間のメンテナンス保証が付いているためです。

10年を過ぎると総点検が必要になり、一般的には12年目の点検で約5万円、15年目の定期メンテナンスで約10万円程度の費用がかかる場合があります。10年目以降は維持費が発生することを理解しておきましょう。

また、エネファームは屋外に設置されるため、ドレン管や排水口に落ち葉が詰まったり、雨水によってサビや劣化が進んだりすることがあります。故障を防ぐためにも、定期的な清掃やメンテナンスを行うことが大切です。

5.エネファームはリスクヘッジできる点がポイント

エネルギー関連のリスクを回避できる

停電時に懐中電灯を使っている写真

エネファームを導入することで、家庭でのエネルギー利用の効率化だけでなく、災害時などのエネルギーリスクを軽減できる点も特徴です。ここでは、エネファームを導入することで得られる主な利点について解説します。

・電気を自宅で作ることができる
エネファームは自宅で電気を発電できるため、家庭で使用する電力の一部を自家発電でまかなうことができます。必要な分の電気を家庭で作って使う仕組みのため、エネルギーの無駄を減らすことにつながります。
さらに、発電時のエネルギー効率が高いため、家庭で発電と給湯を同時に行うことでCO2排出量の削減にもつながります。

・発電と同時にお湯を作ることができる
エネファームは発電時に発生する熱を利用してお湯を作る仕組みです。発電時の排熱を給湯に活用することで、毎日の生活に必要なお湯を効率よく作ることができます。給湯専用のエネルギーを別に使う必要が少なくなるため、光熱費の削減につながる場合があります。

・暖房にも利用できる
発電時に発生する熱は、お湯を作るだけでなく暖房設備にも利用できます。ガス温水床暖房や浴室暖房乾燥機などのガス温水暖房設備に活用できるため、家庭内の暖房エネルギーとしても利用することが可能です。エネファームは1台で発電と給湯、暖房に活用できる点が特徴です。

・ライフライン停止時にも対応できる場合がある
自然災害などで停電が発生した場合でも、停電時発電継続機能を備えた機種であればガスの供給がある限り発電を続けることができます。
また、貯湯タンクにためられたお湯を生活用水として利用できる場合もあるため、災害時の備えとして役立つ点もメリットです。

6.まとめ|エネファームは仕組みや費用を理解して導入を検討しよう

特徴やメリット・デメリットを確認して導入を判断することが大切

エネファームは、ガスから取り出した水素と酸素の化学反応によって発電し、同時に発生する熱を給湯や暖房に利用できる家庭用燃料電池です。家庭内で電気とお湯を同時に作ることができるため、エネルギーを効率よく活用できる設備として注目されています。

エネファームは発電と給湯を同時に行うことでエネルギーを効率よく利用できる設備です。自宅で電気を作ることができるため電気代の削減につながる可能性があり、発電時の排熱を利用して給湯や暖房に活用できる点も特徴です。また、停電時でもガスの供給があれば電気やお湯を利用できる場合があります。

一方で、導入費用が高額になる点やガスが止まると発電できない点など、注意すべきポイントもあります。設置費用や維持費、利用できる補助金制度なども含めて事前に確認しておくことが大切です。

エネファームを導入する際は、設備の仕組みやメリット・デメリット、設置費用などを理解したうえで、ご家庭のエネルギー利用状況に合っているかを検討するようにしましょう。

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