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ドアガラスのトラブル。解決するための手順・注意点

公開日:2021.7.20 更新日:2024.4.2
ドアガラスのトラブル。解決するための手順・注意点

ドアガラスのトラブルを解決する時に注意する点と手順などを詳しく紹介します。イタズラや泥棒にドアのガラスが狙われ被害にあう事は少なくありません。また、台風などの自然災害でも被害を受けることもあります。室内のドアに限って言えば勢いよく閉めすぎてガラスが割れることもあります。そこでここからはドアガラスのトラブルに役立つ様々な情報を分かりやすくお伝えしていきますのでぜひ参考にして下さい。

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1. 泥棒の侵入トラブルを防ぐためにできるドアガラスの予防策

泥棒の侵入を防ぐには防犯ガラスへの交換が最も効果的な方法です

ガラスを割って侵入しようとする泥棒の絵

一般的な侵入犯は時間がかかると諦める傾向にあります。(財)都市防犯研究センターのデータによると、侵入までに5分以上かかる場合は泥棒の約68.5%が諦めるという結果が出ています。ですからドアガラスもいかに簡単に破られないかという事が重要になります。

そこで最も効果を発揮するのが防犯ガラスです。防犯ガラスは普通のガラスと違い二枚のガラスの間に0.76㎜以上の特殊中間フィルムが挟み込まれており、バールやハンマーなどで衝撃を加えても貫通し難い構造となっています。普通のガラスが一瞬で貫通するのに対し防犯ガラスは貫通するまでに平均5分以上は必要になります。

確かに防犯ガラスは普通のガラスと比べて若干割高ではありますが、泥棒に侵入されるよりは何倍もマシですね。交換も簡単ですので、万が一のためにドアガラスを防犯ガラスに交換しておきましょう。

警視庁のデータによると平成29年度におきた侵入窃盗の犯罪件数は一戸建てとマンション合計で41,808件です。その内一戸建ての被害件数が29,947件、マンションの被害が11,861件となっています。泥棒が屋内に侵入する手口の約38.2%がガラス破りとなっています。窓ガラスも含まれますので一概には言えませんが、およそ15,970件です。ドアのガラスは常に狙われている可能性がありますので、重ねて防犯ガラスへの交換をお勧めします。

2. ドアガラスのトラブル。イタズラなどの被害に遭った際にやるべきこと

まずは警察に通報!!二度とイタズラされない為には対策が必須です

侵入しようとする泥棒を録画している監視カメラの写真

突然ドアのガラスにイタズラをされていると気が動転して何から手を付けていいのか分からなくなるとは思いますが、まずは警察への通報です。イタズラと言ったら可愛く聞こえますが実際は器物損壊罪という立派な犯罪行為です。警察も被害届が出ない事には捜査の仕様がありませんので、必ず真っ先に連絡しましょう。

イタズラをされるという事は何らかの要因があります。一般的に考えられるのは、近くに街灯がなく夜になると真っ暗、人目につきにくい場所にドアがあるなどです。とは言え、イタズラされたくないという理由では自治体は街灯を設置してはくれませんし、ドアの場所を変えることも出来ません。

そこで有効なのがセンサーライトと防犯カメラを設置することです。どちらも昔は高額でしたが現在では非常にリーズナブルになっていますし、業者に依頼しなくても自分で簡単に取り付けることが出来る物も販売されています。

それとイタズラされたドアガラスをそのままにしておいてはいけません。割れ窓理論にもあるように、そのままにしておくとさらに犯罪を引き起こす可能性が高くなります。警察の現場検証が終わり次第、自分でも業者に依頼しても良いので早めにガラス交換をしておきましょう。火災保険にご加入の方は保険適用になる事もありますので一応連絡してみて下さい。

3. ドアガラスのトラブル事例集。さまざまなケースを紹介

ドアガラスのトラブル事例を紹介しますので予防の参考にして下さい

ガラスに手をつき見上げている子供の写真

今回最初に紹介するのは廊下とリビングをつなぐドアのガラスが割れてしまった事例です。

4歳になる子供が家の中で走り回っている途中に誤って転倒してドアに激突しました。幸い子供にケガはなかったのですが、3枚あるドアのガラスが全て割れてしまいました。子供は大人の思いもしない行動に出ることがありますが制限することは出来ませんね。

この事例でよかったのはドアのガラスが普通の板ガラスだったことです。割れやすいが故にうまく衝撃を逃がしてくれたのでしょう。これが強化ガラスや網入りの耐熱ガラスでしたら、ぶつかった衝撃がお子様の方に戻っていった可能性があります。

次に紹介するのは里帰りから帰宅したら玄関ドアのガラスにヒビが入っていた事例です。お盆や正月に帰省される方は多いので泥棒にとっても書き入れ時となります。幸い防犯ガラスでしたので侵入されることはありませんでしたが、まさに危機一髪です。

最後に紹介する事例は浴室のドアガラスにヒビが入ってしまったトラブルです。お風呂に入っていた方が誤ってシャンプーボトルを落としてしまい床に跳ね返ってガラスに当たりヒビが入りました。最近の浴室に使われているのはガラスではなく樹脂パネルが多いのですが、一部では高級感のあるガラスが使用されています。特に浴室は滑りやすいので落下物には十分気を付けましょう。

4. ドアガラスのトラブル。修理は業者に依頼?

正しい知識と必要工具さえあれば自分で修理することも可能です。

ドライバーで窓からガラスを取り外そうとしている写真

ドアのガラスを自分で修理するための手順や必要な工具を紹介しますので、安全には十分気を付けて作業して下さい。まずは室内ドアのガラス修理を紹介します。必要な工具はドライバー、ラジオペンチ、くぎ抜きです。

手順としてはまず、ドアの周辺に段ボールなどを敷きます。これは作業途中で万が一他のガラスが割れて落下後に飛散するのを防ぐためです。ドアガラスの枠の部分にネジか釘がありますので外しましょう。するとガラスを押さえてあった木枠(押し縁)が外れますので新しいものと交換して再び木枠を固定すれば修理完了です。

修理用の新しいガラスを購入する際はガラス屋さんに寸法と割れたガラスを持参すれば間違いがありません。一部の室内ドアではガラス枠の固定にドアの上下のネジを使用している種類もあります。その場合はいったんドアを完全に外してからの作業となりますので難易度が高くなります。

玄関ドアのガラスを修理するのに必要な工具はインパクトドライバー、腰程度の高さがある作業台です。まずはドアを外さなくてはいけませんので、壁とドアを繋いでいるネジを外します。外したドアを作業台に乗せ上下にあるネジを緩めるとガラス枠が取れますので新しいものと交換後、先ほどとは逆の手順でドアを取り付ければ完了です。ただし、玄関ドアは失敗すると開けっ放しの状態になりますので、自信や工具がない方は専門業者に依頼することをお勧めします。

5. まとめ

ドアガラスは経年劣化にも要注意!気になった時は点検しましょう

ガラス修理事業者の男性の絵

ドアのガラスを普段から気にされている方は少ないです。トラブルが発生して初めて気づくこともたくさんあります。

あまりにも日常に馴染んでいるドアガラスですが年数が経過するごとに耐久性能も低下します。気になった時でもいいのでヒビや割れがないか、枠の部分の遊びが大きくないかなどチェックしましょう。

少しでも異常があれば自分で修理するか専門業者に相談してみましょう。

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