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車のフロントガラスにヒビが!ヒビ割れの原因と対処法

公開日:2022.2.3 更新日:2024.4.2
車のフロントガラスにヒビが!ヒビ割れの原因と対処法

車のフロントガラスのヒビ割れに気がつくとショックなものです。まずは状態を調べて応急処置をしなくてはいけません。応急措置にはどのような方法があるのか、自分で直せるのか確認しましょう。

この記事では、車のフロントガラスにヒビを発見した場合の対処法などについて解説します。
また、フロントガラスを全交換する場合の期間や費用についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1. フロントガラスにヒビが入る原因について

車のフロントガラスのヒビ割れの主な原因の多くは飛び石です。

高速道路を走っている車の絵

他の車のタイヤからの飛び石が車のフロントに当たってヒビ割れとなるのです。事故防止や歩行者の保護の観点から車のタイヤの溝は飛び石が飛びにくいように作られています。夏用のノーマルタイヤでしたら特に溝と溝の間の隙間が狭くできていて、それが飛び石を防いでいるのです。

一方で冬用のスタッドレスタイヤとなると、タイヤの溝の間の隙間が広く、小石が挟まりやすいです。さらにスタッドレスタイヤは柔らかくできているので、小石が跳ねやすく、それが飛び石となって車のフロントガラスに当たってしまうのです。それは夏用のノーマルタイヤでも、絶対に起きないというわけではありません。常に飛び石というのは起こりえる事故として普段から注意したほうがいいでしょう。

2. ヒビ割れは防げる?日頃から注意すべきポイント

飛び石の多くは前を走っている車からのものです。

道路を走っている写真

特にタイヤに挟まっている小石が飛んでくる場合が多いので、前方を走っている車がトラックなどの大型車でしたら特に注意が必要です。大型車の場合はタイヤの溝も広く、小石が詰まりにくいとされていますが、実は飛び石はトラックから飛んでくることが多いのです。また、飛び石を防ぐ手段として、車間距離を十分に取ることが挙げられます。特に大型車との車間距離は必要以上に開けたほうがいいでしょう。

飛び石が飛んでくるのが見えても、回避行動は危険です。多くの場合は気がつく前にフロントガラスに当たっていることだと思います。また若干当たるまでに余裕があったとしても、急ハンドルなどをしてしまっては他の事故を誘発しかねません。飛び石が当たりそうで危ないと感じたら少しでもスピードを落とすようにしましょう。そうすると相対速度が落ちるので、少しでも飛び石がフロントガラスに当たるショックを和らげることができるのです。

ヒビ割れを防ぐには、前車との車間距離をしっかりと取る安全運転に徹し、危険予測運転にも心掛けましょう。少しでも、危ない運転をしている車には近づかないようにしましょう。

3. ヒビが入った場合にやるべき応急処置

車のフロントガラスのヒビ割れに気がついたときは、傷口が広がらないように少しでも応急処置をしたほうがいいでしょう。

車のガラスがひび割れている写真

カーショップなどには応急処置用のシールが売られています。これはヒビ割れ箇所に貼るだけの簡単な応急処置法です。ヒビ割れの拡大を防ぎ、なおかつ、ゴミの侵入を防ぐ優れものです。常備しておくほどヒビ割れは起きないものですが、何かのときにヒビ割れ用のシールがあることを覚えておくといいです。何も防ぐものがなく、なんとかカーショップまで行かなければならないときは、セロテープを貼るだけでもいいです。

もっともこれは、ヒビ割れに気がついてカーショップに行けるくらいの余裕のあるときに使う方法です。ヒビ割れといっても、少し走ったくらいでもヒビ割れが広がりそうで不安という場合は、JAFなどのロードサービスを呼ぶのもひとつの方法です。その際は、フロントガラスのヒビ割れをしっかりと伝えるようにしましょう。ロードサービスのスタッフが応急処置用のシールや補修キットを持ってきてくれるはずです。それでとりあえずは何キロか何十キロか走ることができるので、修理工場に直行するといいでしょう。自走が不安な場合はロードサービスにレッカーで運んでもらう方法もあります。

いずれにしても、自走できるのかロードサービスを呼んだほうがいいのかの判断は必要でしょう。

4. ヒビ割れは自分で直せるもの?

応急処置用のシールほど手軽ではないのですが、ヒビ割れの修理キットがカーショップなどで売られています。

車について不思議に思っている絵

補修キットは、カーショップでは必ずといっていいほど在庫のある商品ですから、店内に入って探すよりも店員に聞いたほうが早いです。普段、必要のないものなので、カーショップに頻繁に行く人でもどこにあるかわからないのが本当のところです。補修キットでは、液剤がヒビ割れの内部まで浸透し、それ以上のヒビ割れの拡大を防いでくれる優れものです。

補修キット自体はひとつの種類だけではなく、かなり種類が豊富です。国産製品だけではなく、海外製品でも優れたものがあり、海外製品のほうが国産のものよりも優れているものも少なくありません。ヒビ割れはこういった意味では自分で修理できるといえばできます。これで、当面の間は大丈夫というくらい優れものの補修キットは多いです。しかし、ヒビ割れは補修をしても車検には通りません。のちのち、きちんとした修理、この場合はフロントガラスの交換ということになりますが、車検までの間に期間があるのでしたら、お金をそれまでに貯めるようにして、できるだけ早くフロントガラスの交換をしましょう。

5. フロントガラスの交換にかかる費用と時間

車のフロントガラスにヒビ割れが入った場合は、修理工場やディーラーにフロントガラスの交換依頼をしなくてはいけません。

車のウィンドウガラスを修理している写真

修理工場でもディーラーにしてもメーカー調達品となるので、ほぼ定価での価格と交換のための工賃が必要になります。正式な依頼を受けてからの発注となるので、交換にかかる時間は3日程度を見ておくといいでしょう。最短の期間となるので、修理工場やディーラーによってはもっとかかる場合もあります。

また、メーカー調達品、いわゆる純正品ということになるので、車種などによっても違います。軽自動車でしたら、小さいので安くなりますが、概ね10万円から15万円の間くらいに思っておくとよいでしょう。まれに、社外輸入品を勧められる場合もあります。年式も古く、リセールも期待できないようでしたら、社外輸入品を安く利用する方法です。これだと10万円を切る値段で交換ができます。

フロントガラスでしたら、車両保険で対応可能です。しかし、1等級ダウンするので、翌年からの保険料負担が上がります。そういった金額を天秤にかけて車両保険を使うかどうか決めなくてはいけません。車両保険によっては免責金額が決められている場合があるので、それも自己負担となります。

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