外からの視線が気になるときは目隠しガラスに交換しよう! 必要な費用やメリット・デメリットなどを解説
公開日:2021.7.20 更新日:2024.5.13
家の中で外からの視線が気になることはありませんか。マンションの高層階ならまだしも、一戸建の1~2階であれば覗かれるリスクがあります。
今回はそんな時に役立つ目隠しガラスについて紹介します。視線を遮断することで、生活のストレスを大きく減らすことができます。
家の中で外からの視線が気になることはありませんか。マンションの高層階ならまだしも、一戸建の1~2階であれば覗かれるリスクがあります。
今回はそんな時に役立つ目隠しガラスについて紹介します。視線を遮断することで、生活のストレスを大きく減らすことができます。
まずは窓ガラスによるものです。住宅によっては透明ガラスを多用したため、外からの視線が気になることがあります。外の景色が見えるのは素晴らしいですが、実際に生活をしてみるとなると、透けて見えることが気になってしまうことが多いです。例えば明るく開放感のある部屋にしようと思い、窓に透明ガラスを入れた結果、かえって覗かれている気がして落ち着かなくなるといったことがあります。
周囲の環境の変化で視線が気になることもあります。例えば隣に新しく家が建つようになった、家の向こう側に高層マンションが建設されるようになったということがあります。窓ガラスを設置した場所に新しく建てられた住宅の窓が向かい合っていたというようなことも十分考えられます。外からの視線を遮ってくれるようなものがないと、どうしても落ち着かなくなってしまいます。
また、生活してみて初めて外からの視線が気になることもあります。新居に引っ越す前は気にしていなかった間取りでも、実際生活してみて気になったということがよくあります。そうした場合は、後で目隠しできるように対策する必要があります。
まずはLow-Eガラスがあります。色がついているものもあり、外部からの視線を遮ることができるようになっています。ガラス表面はまるで鏡のようになっていることから、外の景色だけが映る仕組みとなっています。ただし、外が暗くなる夜間では効果が薄くなるので注意が必要です。
ブラインドガラスとは、ガラス表面にサンドブラストやフッ酸などで加工がなされているガラスです。ガラスの色は細かい乳白色になっていて、外の視線を遮断してくれます。また斜めから見ると向こう側がみえるなど、角度が変わると見方が変わるようになっています。
複層ガラスは、ガラスとガラスとの間に空気を入れたタイプのものです。その複層ガラスに、ブラインドを挟んだタイプがブラインド入り複層ガラスです。ブラインドの角度を変えることで、外部の視線を妨げてくれます。
カラーラミセーフとは、ガラスとガラスの間に特殊フイルムを入れたガラスです。 この特殊フイルムは乳白色もしくは茶色に着色されていて、外部の視線をカットするのはもちろん、紫外線までも妨げるといった効果もあります。
目隠しガラスに交換するメリットは次の通りです。
・見た目がすっきりしていてインテリアに馴染みやすい
・外部からの光を適度に遮断してくれる
・日光や外からの視線を同時に調整することができる
・視線をしっかりと遮ってくれてプライバシーは安心
今までのガラスから目隠しガラスへ交換すると、外部からの視線をしっかりガードしてくれます。その上、長期間にわたって使用することも可能です。一複層ガラスやペアガラスなどに替えた場合は、断熱性や防犯性などの機能も追加されるようになります。ですのでプライバシー面だけではなく、防災や防犯面の対策もしておきたい方にもおすすめできます。
また視線をしっかり遮るだけでなく、外から入ってくる光の量を適度に調整することもできます。これによって心地よくやわらかい光をお部屋に取り入れることができます。そのため多くの住宅において目隠しガラスが採用されています。
ガラスによってはちょうど目線の高さほどまでの視線を遮ることができるものもあります。程よく外部の視線からお部屋のプライバシーを守ることができます。なので、外の様子を確認したいけれど、プライバシーがどうしても気になるという方にもおすすめすることができます。
その一方、目隠しガラスに交換するデメリットもあります。主なデメリットは次の通りです。
・交換に手間がかかる
・窓のサッシによっては交換がしづらい場合がある
・割れやすいタイプのガラスがある
・水や汚れに弱いタイプがある
カーテンやフィルムなどに比べると、ガラス交換自体はやや本格的なリフォームとなります。ご自身でできないこともありません。しかし安全性や確実性を考えた場合は、やはり専門業者に依頼して設置してもらうのが一番です。またガラスの種類によっては交換の際に手間のかかるものや、今まで使っていたサッシの溝に入らない可能性もあります。
目隠しガラスの種類によっては、1枚ガラスであるすりガラスのように割れやすいタイプのものもあります。そのため、ペアガラスや複層ガラスのようになるべく割れにくいタイプのものを選ぶ必要があります。
ただし、表面が水で濡れると透明度が増してしまいます。また汚れが付着するとガラス表面の細かい傷に汚れが付着したりするなど、汚れを取り除くのが難しいタイプのものがあります。
以上のことから、新しく目隠しガラスに交換される際は専門業者に相談されることをおすすめします。
業者にガラス交換を依頼した場合、次の要因によって費用が異なってきます。
・交換するガラスの大きさ
・新しいガラスの値段(厚さやオーダーメイドかによって異なる)
・窓枠の種類
・工事のしやすさ(工事がしにくい場所の場合は高額)
一戸建て住宅やマンションの場合、一般的な費用相場はガラスの料金と施工料を合わせて1万5,000円程度になります。ただし、ガラスの種類によっては高額になることもあります。
ガラスの交換には、他にも出張費や今まで使用されていたガラスの処分料、交換作業費などがかかります。出張費の取り扱いについては業者ごとで異なります。ですので、ご自身が依頼される業者のホームページで確認されることをおすすめします。
また、適正な料金で修理をしてもらうためには、正式な依頼を行う前に、あらかじめ正確な見積りを出してもらうことが必要です。
最近では費用の見積もりを無料で行っている業者もあります。またガラス交換の際には複数の業者から見積りを出し、交換費用を比較されるといいでしょう。もしその場で費用の見積もり金額に納得できなければ、断っていただいても問題ありません。