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フローリングの傷は自分で補修できる?補修のやり方や注意点を解説

公開日:2024.2.16 更新日:2024.4.22
フローリングの傷は自分で補修できる?補修のやり方や注意点を解説

家のフローリングに傷がついているとやはり気になるもの。可能であれば自分で傷を補修したいですよね。
しかし、補修の仕方が分からないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、フローリングの傷を自分で補修する方法や注意点について解説します。

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1.フローリングの擦り傷を補修する方法

市販の補修グッズを活用

補修グッズでフローリングの擦り傷を補修している写真

フローリングの擦り傷は、「色を塗って隠す」または「貼って隠す」ことが主な補修方法になります。

ご自身で簡単に取り組める方法もありますので、まずは試してみるとよいでしょう。次から自分で補修する方法について、詳しくお伝えしていきます。

・色を塗って補修する
フローリングに付いた小さな傷は、市販のフローリング補修用のクレヨンなどを利用して色を塗ることで補修できます。種類は多数ありますので、購入しやすいでしょう。
一般的な補修方法は以下の通りです。

①補修したい箇所で毛羽立っている所を、カッターやサンドペーパーで取り除きます。
②歯ブラシなどを使い、軽くこすって傷口をなめらかにします。
③補修用のクレヨンで傷をなぞるようにして刷り込みます。
④傷周りについた余分なクレヨンをへらで取り除き、スチールウールで回りを軽く拭いて完成です。

色が合わない時は、複数のクレヨンを組み合わせることで調整できます。フローリングに合わせることでより傷が目立たなくなるでしょう。

・隠しテープを貼る
もし、ご自身で補修することに不安があれば、フローリング用の傷隠しテープを利用するのも手です。貼るだけで、傷を隠すことが可能です。

販売されている傷隠しテープは、カラーも多数用意されているので、ご自宅のフローリングに合わせて近い色を選ぶとよいでしょう。

2.フローリングのえぐれ傷を補修する方法

フローリング補修用のパテを活用しよう!

パテでフローリングのえぐれ傷を補修している写真

重い家具や物を引きずったり、落としたりすることでできるフローリングの表面のえぐれは、フローリング補修用のパテを使用することで補修できます。
現在では、ホームセンターやインターネットショッピングなどで様々な種類の補修用パテを購入できます。
購入の際は、ご自宅のフローリングの材質や色にあったものを選ぶようにしてください。

補修方法は以下の通りです。

① 下準備
まず、修復する部分の埃やゴミを取り除き、キレイにしましょう。傷口のささくれやバリなどがあれば、カッターなどで除去しましょう。
周囲のフローリングを守るために周囲を保護するために、傷口の周りにマスキングテープを貼ることをおすすめします。

②傷を埋める
温めて柔らかくしたパテを傷口に流し込みます。この際、少し盛り上がる程度まで流し入れてください。

③充填部分を平らにする
パテが完全に乾いたことを確認したら、ヘラなどを利用してゴシゴシとこすり、余分に付いたパテを取り除いて平面に仕上げましょう。

④木目を書いて自然に仕上げる
必要に応じて、ペンなどを使用して自然な木目を描き足しましょう。

3.フローリングのへこみを補修する方法

布とアイロンを活用する

へこんでいるフローリングの写真

フローリングの浅いへこみを補修するには、布とアイロンを利用することで解消できます。
木で作られていることが多いフローリングは、水分を木材が吸収し、膨張することでへこみを解消することが可能です。

補修方法は以下の通りになります。

①布を水に浸して固くしぼる
②固くしぼった布をへこんだフローリングの上に置く
③布の上からアイロンを60秒ほど当てる
④布からアイロンを外し、布に水を少しずつかけて再度湿らせる
⑤再度布の上からアイロンを60秒ほど当て、これを3回ほど繰り返す


傷がない状態でへこみがある場合は、水分が木材に入りやすいようにへこんだ部分に針などで穴を開けるとへこみを補修しやすくなります。

しかし、フローリングが合板や集成材である場合は、アイロンで補修できないこともありますので気をつけましょう。
その場合は、前述でご紹介したようにパテで埋める方法があります。

4.フローリングの傷を自分で補修するときの心がまえ

自分で行う補修はあくまでも傷を目立たなくするもの

フローリングの傷を自分で補修している写真

フローリングの傷をご自身で補修することは、補修専用グッズやご自宅にあるものである程度修繕することができます。
しかし、フローリングの傷を目立たなくしたり、緩和したりすることは可能ですが、元通りにすることは難しいでしょう。
特に広範囲の大きな傷やへこみについては、ご自身で直すことが困難です。

そのため、部分的にフローリングを剥がして新しいものに張り替える「ピース貼り替え」などを専門事業者に依頼して行う必要があるでしょう。

ご自身が補修できるものは「細かい傷」「軽微な傷」「軽微なへこみ」になります。それ以上のことを行うと、フローリングを更に悪化させる可能性もありますので、専門業者に行ってもらうことが無難です。

また、ご自身で補修したとしても年数が経過してくることで、傷が目立ってきたり、定期的にメンテナンスが必要な状況になったりすることもあります。

もし「フローリングをきれいに保ちたい」「定期的なメンテナンスを極力行いたくない」とお考えであれば、一度、専門事業者に連絡を取って、補修をお願いすることが良い場合もあるでしょう。

実際、ご自身で行うのと専門事業者が行うのであれば、当たり前ですが専門事業者が行う方が美しい状態に仕上げてくれます。
そのため、状況に応じて使い分けることが大切です。

5.賃貸でフローリングの傷を自分で補修する場合は要注意

退去時のクリーニング費用が安くなると限らない

賃貸物件のフローリングの写真

自宅が賃貸物件である時は、ご自身で補修する際は注意が必要です。
ご自身でフローリングに付いた細かい傷を補修することで高い修繕費を支払うことなく、敷金も全額戻ってくるため、お得だと思う方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、賃貸の退去時に大家さんや管理会社などが立ち合い、部屋の状況を確認することが一般的です。
その際に、修繕を行う専門業者が同席することもありますので、気をつける必要があります。それは、専門家の目にかかれば素人が行った補修はすぐに分かってしまい、直したことがより高額な修繕費用を請求される可能性が高くなるからです。

賃貸のフローリングでできた傷については、ご自身で判断して補修するのではなく、賃貸契約書などで確認してから、管理会社や大家さんに事前に相談することが大切です。

ご自身で行う補修は、あくまで「ご自身が気になる部分を目立たなくすること」をメインで考えておくとよいでしょう。安易に修理をしないことをおすすめします。

また、賃貸のフローリングを傷つけて修繕が必要なケースは、入居者の不注意によってできた傷になるので多くの場合、費用負担は入居者側になります。
反対に、経年劣化による窓際のフローリングの色あせや、通常損耗による傷に関しては、入居者側が修繕する必要がない点も知っておくと良いでしょう。

6.自分では補修できないフローリングの傷はリフォーム事業者に依頼しよう!

複数の事業者から見積もりをもらっておくこと

フローリングの補修を行うリフォーム事業者の写真

フローリングの補修依頼については、主に4つの専門事業者があります。状況に応じて選ぶと良いでしょう。
次からは4つの専門事業者について詳しく解説していきます。

①フローリング補修専門事業者
フローリングを専門に補修している事業者なので、知識が豊富で幅広い補修内容にも対応してくれます。そのため、自由度が高く、個々のニーズに合った補修を依頼できる可能性が高いでしょう。

また、自社施工で行う事業者であれば、直接依頼になるので価格を安く抑えられる傾向があると言えます。
ただし、会社の信用度や規模が分からないことがありますので、過去の施工実績や評判を確認しておくことが大切です。

②リフォーム会社
リフォーム会社は、家全体の改修を請け負っていることがあり、フローリングの改修やそれ以外のリフォームを検討している場合、まとめて依頼することができる点がメリットです。
もし家のリフォームを含めて行うなら、複数の事業者に依頼するよりも手間が省けるでしょう。

③工務店
地元密着型で長年営業している工務店であれば、信頼と馴染みが深いので、依頼を受けて直ぐに対応してもらえることが多いでしょう。

ただし、フローリング補修が得意分野であるかは、確認しておく必要があります。

④ハウスメーカー
新築した家であれば、ハウスメーカーに依頼することもできるでしょう。自宅を建てたハウスメーカーは、図面や使用したフローリングの素材なども分かっているので、対応がスムーズに行えます。

しかし、大手のハウスメーカーであれば、フローリングの補修は、下請け業者に発注することが一般的です。
そのため、工賃が高くなる傾向がある点は知っておくと良いでしょう。ング補修が得意分野であるかは、確認しておく必要があります。

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