エアコンのクリーニングでトラブル!信頼できる業者を選ぶコツを解説
公開日:2024.5.28
エアコンのクリーニングを業者に依頼することを考えている方も少なくないでしょう。業者に依頼すれば、高い技術力に期待することができます。しかし、場合によっては業者とトラブルに発展してしまうこともあります。
この記事では、エアコンのクリーニングにおいてどのようなトラブルが起こるのか、信頼できる業者を選ぶにはどうすればいいのかについて解説します。
エアコンのクリーニングを業者に依頼することを考えている方も少なくないでしょう。業者に依頼すれば、高い技術力に期待することができます。しかし、場合によっては業者とトラブルに発展してしまうこともあります。
この記事では、エアコンのクリーニングにおいてどのようなトラブルが起こるのか、信頼できる業者を選ぶにはどうすればいいのかについて解説します。
エアコンクリーニング業者とのよくあるトラブル事例を紹介します。
・家具が汚されるトラブル
具体的には、養生が甘く床が汚くなった、エアコンからの汚水でカーテンが汚れた、といったトラブルがあります。養生とは、洗浄剤や水が飛び散らないように、エアコンをビニールでカバーしておく作業です。
また、脚立の運び方が雑で、フローリングに傷が付いてしまった、というトラブルも起こっています。
細かな配慮が行き届いていないばかりに、家具が汚れたり壁が傷ついたりするミスが起こるわけです。
エアコンクリーニングによって家具が汚れた場合は、その旨を業者に伝えれば、弁償してもらえる可能性があります。
ただし、業者によっては自分の非を認めずに開き直る、問題を無視して逃げる等、さらなるトラブルに発展するかもしれません。
依頼する前と後の写真を用意しておき、気付いたことがあればすぐに業者に伝えることが重要です。
・対応が遅いトラブル
ネットから申し込みをしたのに一向に連絡が来ない、予定した時間から4時間半も遅れた、というトラブルもあります。
ただし、エアコンの需要が高まる6〜8月は、クリーニングの需要が高まるもの。この時期は予約が取りにくく、クリーニング業者も忙しいため予定よりも遅れるトラブルは普通に起こりえます。
業者に早く対応してほしいのであれば、エアコンが使われずクリーニングの依頼も減る2〜4月や、涼しくなった9〜11月に依頼することをおすすめします。
・エアコンが故障したトラブル
クリーニング中にエアコンが壊れた、部品の取り外しや取り付けミスでエアコンが正常に動作しなくなった等のトラブルも存在します。
基本的に業者は損害賠償保険に加入しているため、作業中に故障や破損が発生した場合、多くの場合は補償を受けられます。
しかし、「壊された上に泣き寝入りすることになった」というような悪質な業者に当たったという報告もあります。
また、部品の生産が終了している古いエアコンの場合、修理が不可能なため、依頼を断られることもあるようです。
・料金トラブル
エアコンクリーニングの料金相場は、通常タイプで約1万円、お掃除機能付きで約2万円です。安価なサービスではないため、「初回見積もりよりも高額な請求をされた」「オプションサービスを追加で提案されて結果として大幅に料金が増えたといった」というトラブルも見逃せません。
自宅で業者と1対1で対応することが多いこともあり、言われたままに追加料金を支払ってしまった方もいます。特に無名の個人業者や、大手の下請け業者に依頼したケースでよく見受けられます。
トラブルを防ぎたいのであれば、業者がエアコンのクリーニング作業をしているときは必ず立ち会うようにしましょう。
・作業中の立ち合いは必要ないがトラブルを回避できる
クリーニング作業中の立ち合い作業は義務ではなく、最初と最後の説明に立ち会ってさえいれば、出かけても大丈夫と言われるでしょう。
しかし、作業中に立ち会っていなかったり、作業が見える作業にいなかったりすれば、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
見ていないときにカーテンやソファーを汚されたり、雑な作業で床や壁に傷が付いたりするかもしれません。
また、作業中に養生した部分がはがれて、壁や家具が汚れる可能性もあります。
そのため、カーテンや服など汚したくないものは、カバーをかけたり別の部屋に移動させたりしてください。作業中に立ち会っておけば、もし床や壁に傷が付きそうでもすぐに対応できます。
作業中の立ち会いは義務ではないものの、トラブルを回避するためには重要であるため、できるだけ立ち会うようにしてください。
・クリーニング作業中に質問できる
クリーニング作業中に納得がいかないことがあったり、疑問を感じたりすることがあれば、スタッフに質問できます。
例えば、使用している洗剤に危険性はないのか、本体から外した部品はどこで洗うのかなどは、事前に聞いておけば安心です。
作業前と作業後のエアコンの状態を、確認しておきましょう。エアコンクリーニングの後で故障した場合は、クリーニングが原因なのか、他に原因があるのかがわかる可能性があります。
・作業前と後の状態を確認しておく
クリーニング作業の後に、変な音がしたり水漏れがしたりする場合は、クリーニングに原因があるかもしれません。
ただし、業者に聞いても「最初からこの状態だった」としらを切る可能性があります。そのため、クリーニングを行なう前に、エアコンの状態を写真や動画に残しておいてください。
そのうえで、クリーニング後のエアコンの様子も写真などに残しておけば、業者が知らないふりをしても証拠を提示できます。
・作業前にスタッフと一緒にエアコンの状態を見る
目に見える不具合であれば写真などに残しておけますが、臭いなどの異常である場合は証拠として提示できない可能性があります。
そのため、クリーニング作業の前に、スタッフと一緒にエアコンの状態を見ておいてください。
また、クリーニング作業前の確認の様子を、ボイスレコーダーなどで録音しておくのも効果的です。
業者から「異常はありません」という言質をボイスレコーダーで取れれば、クリーニング作業後の不具合の証拠になりえます。
トラブルを避けるうえで、信頼できる業者を選ぶのは重要です。業者に依頼する前に、エアコンクリーニング業者の口コミや評価を確認しておいてください。
・依頼前に業者の口コミを確認する
サクラレビューの可能性もありますが、基本的に口コミは実際に利用した人の正直な感想です。そのため、実際に依頼してみて良かった点や、気に入らなかった点を確認できます。
特に、依頼した当日にどういった流れで作業してもらったのか、業者の態度はどうだったのかなどが書かれていれば、当日の作業の流れがイメージしやすくなります。
悪い口コミがあれば、それが自分にとって許容できるものかどうかも確認しておきましょう。
・業者の補償内容もチェックする
もし実際にエアコンクリーニング作業後に故障した場合は、補償してくれる場合があります。そのため、業者の補償内容もチェックしておきましょう。
実際に、作業や仕上がりに不満がある場合に、無料で対応してくれる業者が存在しています。
フィルターを自動で掃除する「お掃除機能」が搭載されたエアコンがあります。
ただし、自動お掃除機能がついたエアコンは、フィルターについたほこりを落とすだけです。フィルターの奥にある部品には、フィルターを通り抜けた小さなほこりや汚れがつく可能性があります。
また、冷房を使うときに結露が発生しますが、掃除機能がついても結露は防げません。
そのため、掃除がいらなくなるわけではなく、クリーニングが必要です。
このお掃除機能付きのエアコンは、内部のパーツが普通のエアコンと比べて細かいため、分解するのにひと苦労です。
そのため、エアコンクリーニング業者によっては、自動お掃除機能付きエアコンについては対応外にしていたり、追加料金を設定していたりするケースがあります。
実際に業者が来た際に、その業者が自動お掃除機能付きエアコンに対応していなかったりするとトラブルになりかねませんので、事前に掃除機能付きエアコンに対応しているかどうかを、聞いておく必要があります。
■自動お掃除機能付きエアコンの見分け方
自動お掃除機能が付いたエアコンは、「おそうじ」「フィルター掃除」「フィルタークリーン」といったボタンがあります。
また、「手動掃除」といったボタンも、一見すると自動お掃除機能でないと考えるでしょうが、これはエアコンが自分でフィルターを掃除することを指します。
「手動掃除」や「手動おそうじ」といったボタンがある場合は、手動お掃除機能付きです。
反対に、内部クリーンや内部洗浄機能は、自動お掃除機能ではありません。クーラーを使ったあとに、内部の湿気や結露を乾かす機能です。内部クリーン機能が付いても、普通のエアコンと変わりはありません。