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天井埋め込みエアコンを自分で掃除する手順!業者に依頼した場合の費用相場も紹介

公開日:2025.12.22
天井埋め込みエアコンを自分で掃除する手順!業者に依頼した場合の費用相場も紹介

天井に埋め込まれたエアコンは、壁掛けタイプに比べて構造が複雑なため、掃除が難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、掃除を怠ると内部にホコリやカビが蓄積し、「異臭がする」「冷暖房の効きが悪い」「アレルギー症状が出る」といった不調につながることがあります。
天井埋め込みエアコンの汚れには複数の原因があり、どこまでを自分で掃除してよいのか判断に迷いやすい点も注意が必要です。

この記事では、天井埋め込みエアコンを自分で掃除できる範囲と、安全に行うための具体的な手順を整理したうえで、業者に依頼すべき判断基準や費用相場もあわせて解説します。

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1.天井埋め込みエアコンの掃除をすべきタイミング

異臭がする・効きが悪い・アレルギー症状が出るなど

鼻をかむ女性の写真

天井埋め込みエアコンの内部を放置すると、運転効率や室内環境にさまざまな影響が出てきます。特に注意したいのが、異臭の発生、冷暖房の効きの低下、アレルギー症状の悪化です。いずれも内部の状態が見えにくいため気づきにくく、不快感や体調への影響が出てから問題として認識されるケースも少なくありません。

■異臭の発生
エアコンを運転した際に酸っぱいにおいやカビ臭を感じる場合は、内部にホコリやカビが蓄積している可能性があります。異臭が出ている場合、内部の汚れが原因であるケースが多く、放置するとにおいが室内全体に広がります。見た目では汚れを確認しにくいため、においに気づいた時点でフィルターや吸い込み口の掃除を行うことが重要です。

■冷暖房の効果の低下
設定温度を変えても冷暖房の効きが悪いと感じる場合、フィルターや吸い込み口、熱交換器に汚れが詰まっている可能性があります。汚れによって空気の流れが妨げられると、室温調整がうまくできず、電気代の増加やエアコン本体への負荷にもつながります。効きが悪いと感じたら、まず空気の通り道となる部分を掃除し、風がスムーズに流れる状態を整えましょう。

■アレルギー症状の悪化
エアコン使用中にくしゃみや咳、鼻水などの症状が出る場合、内部で繁殖したカビやダニが原因となっていることがあります。特に喘息や気管支炎のある方は、汚れたエアコンの空気によって症状が悪化するリスクが高まります。こうした兆候が見られる場合は、早めに掃除や点検を行い、室内の空気環境を整えることが大切です。

天井埋め込みエアコンの内部汚れは目に見えにくいものの、運転効率や健康面に影響を与えます。異臭や効きの低下、体調面の変化を感じた場合は放置せず、早めに掃除や点検を行うことが重要です。

2.天井埋め込みエアコンで自分で掃除できる箇所

フィルターやグリルなど計5箇所

天井埋め込みエアコンの写真①

天井埋め込みエアコンを快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。内部には空気を循環させるための部品が多く、それぞれが正常に機能することで、冷暖房の効率や室内環境が保たれています。

掃除が必要な箇所は大きく分けて「フィルター」「吸い込みグリル(吸気口)」「外側パネル」「冷却フィン(熱交換器)」「風向きファン」の5箇所です。このうち、自分で安全に掃除できるのは「フィルター」「吸い込みグリル(吸気口)」「外側パネル」の3つに限られます。

■フィルター
フィルターは空気中のホコリや花粉を集める役割があり、汚れがたまると冷暖房の効きが悪くなったり、電気代が上がったりする原因になります。取り外して掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いをしてしっかり乾かしてから戻すことで、運転効率の低下を防げます。

■吸い込みグリル
吸い込みグリルは空気を取り込む入り口で、ホコリやゴミが付着しやすい箇所です。定期的に取り外し、柔らかい布やブラシで汚れを落としましょう。取り外しが難しい場合でも、掃除機のブラシノズルで表面を掃除するだけで、日常的なメンテナンスとしては十分です。

■外側パネル
外側パネルはエアコンの見た目を保つ部分で、汚れが目立ちやすい箇所です。中性洗剤を薄めた布で軽く拭き取ることで、清潔な状態を維持できます。

一方で、冷却フィン(熱交換器)や風向きファンはエアコン内部の重要な部品であり、無理に掃除を行うと故障や感電につながるおそれがあります。これらの箇所については、専門業者に依頼するのが安心です。

自分で掃除できる範囲を定期的に手入れすることで、運転効率を保ちやすくなり、室内の空気環境を清潔に維持することにもつながります。

3.天井埋め込みエアコンを自分で掃除する手順

安全のためにまずはブレーカーをOFF

天井埋込エアコンの写真②

天井埋め込みエアコンを自分で掃除する際は、作業の安全を最優先にしてください。以下の手順に沿って進めることで、効率的かつ安全に掃除を行えます。

①掃除に必要な道具を準備する
ぞうきん、タオル、中性洗剤、スポンジ、掃除機、脚立、ビニールシートまたは新聞紙などを用意します。脚立は安定した場所に設置し、周囲に障害物がないことを確認してください。エアコンの真下にシートを敷いておくと、落下したホコリや汚れの片付けがしやすくなります。

②ブレーカーを切る
作業前に分電盤でエアコン専用のブレーカーを確認し、スイッチを下げて電気の供給を完全に止めます。通電したまま作業すると、感電や機器故障につながるおそれがあるため、必ずブレーカーを切ってから作業を開始してください。

③吸い込みグリルを開ける
グリルの開け方は機種によって異なりますが、多くの場合は「押す」や「PUSH」と表示された部分を押してロックを解除します。取り外す際はグリルをしっかり支え、落下させないよう注意が必要です。

④フィルターを取り外して掃除する
グリルを開けるとフィルターが見えます。まず掃除機で表面のホコリを吸い取り、汚れがひどい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯でやさしく洗います。洗剤が残らないよう十分にすすぎ、陰干しでしっかり乾かしてから元に戻してください。

⑤フィルターとグリルを元に戻す
フィルターが完全に乾いたことを確認し、外したときと逆の手順で取り付けたあと、吸い込みグリルを元の位置に戻します。

⑥ブレーカーを入れて動作確認する
最後にブレーカーを入れ、エアコンが正常に動作するか確認できれば作業完了です。

4.天井埋め込みエアコンの掃除を業者に依頼するメリットと費用相場

23,000~50,000円ほどでしっかり清掃してくれる

天井埋め込みエアコンの点検をする作業員の写真

■プロに依頼するメリット
天井埋め込みエアコンの掃除をプロに依頼する最大のメリットは、内部まで徹底的に洗浄してもらえる点です。専門業者は専用の機材や洗剤を使い、普段の掃除では手が届かない熱交換器ファンの奥まで清掃を行います。内部に付着したカビや細菌を除去できるため、エアコンから出る空気を清潔に保ちやすくなります。

また、業者はエアコンの構造や仕組みを把握したうえで作業を行うため、安全面でも安心です。自己判断で分解すると、部品破損や故障につながるおそれがありますが、専門業者であれば正しい手順で分解・洗浄し、作業後には動作確認まで対応してくれます。

さらに、アレルギー対策としても効果が期待できます。内部にたまったカビやホコリは、アレルギー症状や喘息の悪化につながることがありますが、プロの洗浄によって原因物質を取り除くことで、室内の空気環境を整えやすくなります。

■費用の目安
天井埋め込みエアコンの掃除費用は、タイプや設置状況によって差がありますが、一般的な目安は以下のとおりです。

・1方向タイプ:約23,000~35,000円
・4方向タイプ:約28,000~45,000円
・ダクト型・ビルトイン型など作業工程が多いタイプ:約28,000~50,000円

天井埋め込みエアコンは構造が複雑なため、壁掛けタイプに比べて費用はやや高めになる傾向があります。料金は設置環境や依頼時期によっても変わるため、事前に複数の業者から見積もりを取り、内容を比較することが大切です。複数台をまとめて依頼すると、割引が適用される場合もあります。

5.天井埋め込みエアコンの掃除業者を選ぶポイント

相見積もりで料金や作業内容を比較、損害賠償保険が付いている事業者は安心

相見積もりのイメージ画像

天井埋め込みエアコンを快適に長く使い続けるためには、定期的なクリーニングが欠かせません。内部に汚れやカビが蓄積すると、冷暖房効率の低下や異臭、故障につながることがあります。

こうしたトラブルを防ぎ、エアコンの寿命を延ばすためには、内部まで対応できるプロの業者に定期的なクリーニングを依頼することが有効な判断になります。

業者を選ぶ際は、次のポイントを基準に確認すると安心です。

■技術力の確認
天井埋め込みエアコンの分解清掃には、構造を理解した専門的な知識と経験が求められます。作業品質は担当スタッフの技術力に左右されるため、研修を受けた専門スタッフが対応しているかを確認しましょう。あわせて、実際に利用した人の口コミや評判を参考にすると判断しやすくなります。

■コーティング仕上げの有無
清掃後すぐにカビやホコリが再付着すると、クリーニングの効果が持続しにくくなります。抗菌・防カビコーティングを施すことで、清潔な状態を保ちやすくなります。多くの場合はオプション対応ですが、業者によっては無料で実施していることもあるため、事前に内容と料金を確認しておくと安心です。

■料金の確認
基本料金のほかに、汚れの程度や設置状況によって追加費用が発生する場合があります。駐車場代や出張費が別途必要になるケースもあるため、見積もり時点で合計金額を確認しましょう。あわせて、クレジットカードなどの支払い方法に対応しているかも確認しておくとスムーズです。

■損害賠償保険の有無
天井埋め込みエアコンは構造が複雑なため、作業中に部品破損や室内への損傷が起こる可能性もゼロではありません。万が一に備え、損害賠償保険に加入している業者を選ぶと安心です。また、作業後の保証期間や、不具合があった際にすぐ対応してもらえる体制が整っているかも確認しておきましょう。

これらのポイントを踏まえて技術力のある業者に定期的に依頼することで、エアコン内部の汚れやカビを抑え、効率よく長く使用しやすくなります。年に1回を目安にプロのクリーニングを取り入れ、清潔で快適な室内環境を維持しましょう。

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