洗面所の床の黒ずみはどうすればいい?具体的な掃除方法について
公開日:2025.3.17
洗面所の床に付着している頑固な黒ずみをそのままにしているという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そんな黒ずみをスムーズに落とす方法があります。
今回は洗面所の床の黒ずみの原因やを落とす方法について解説していきます。
洗面所の床に付着している頑固な黒ずみをそのままにしているという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そんな黒ずみをスムーズに落とす方法があります。
今回は洗面所の床の黒ずみの原因やを落とす方法について解説していきます。
毎日の手洗いや洗顔、うがいなどで洗面所は使用されています。そのためさまざまな汚れが飛び散り、洗面所の床の黒ずみとなっていきます。
黒ずみの原因となる汚れは、主に以下の通りです。
1. 水垢や石鹸カスの蓄積
洗面所は水を頻繁に使う場所なので、水滴が床に残ったまま乾燥すると、水に含まれるミネラル分(カルシウムなど)が固まって水垢になります。
また、石鹸や洗剤の成分も床に付着し、時間が経つと黒ずんで見えることがあります。
2. カビの発生
湿気が多い洗面所では、床の隙間や表面にカビが発生しやすいです。カビは黒やグレーの色になるため、これが黒ずみの原因になることもあります。
特に換気が不十分な場合や水が溜まりやすい場所では要注意です。
3. 皮脂汚れやホコリの混ざり
人が毎日使うことで、皮脂や汚れ、ホコリが少しずつ床に蓄積します。これらが湿気や水分と混ざると、黒っぽく変色して見えることがあります。
4. 床材の劣化
クッションフロアや木材の床などの場合、経年劣化によって表面のコーティングが剥がれ、そこに汚れが染み込んで黒ずみになることもあります。
洗面所の床の黒ずみは、こうした汚れが長時間放置されてしてしまったことで発生します。こうした被害を防ぐために、日頃から洗面周りや床をきれいな状態にしておくようにしましょう。
洗面所の床の黒ずみを落とすには、原因に合わせた適切な方法で掃除することが大切です。以下に、黒ずみのタイプ別の落とし方をご紹介します。
◾️用意するもの
・酸性洗剤(クエン酸スプレーなど)
・雑巾 or 柔らかいスポンジ
・ゴム手袋(必要に応じて)
◾️掃除方法
①クエン酸水(スプレー)を黒ずみに吹きかける。
②5〜10分ほど放置して汚れを浮かせる。
③柔らかいスポンジや雑巾で優しくこすり落とす。
④水拭きで洗剤をしっかり取り除き、最後に乾拭きする。
※ 酸性洗剤を使う場合、大理石やアルカリ性に弱い素材の床では使わないよう注意してください。
◾️用意するもの
・カビ取り剤(市販の塩素系スプレー)
・ゴム手袋、マスク(安全のため)
・雑巾 or スポンジ
◾️掃除方法
①黒ずみにカビ取り剤をスプレー。
②10〜15分放置(※製品の使用時間を守る)。
③雑巾やスポンジでこすり落とす。
④しっかり水拭き・乾拭きで洗剤を拭き取る。
※ 塩素系の洗剤を使用するので換気をしっかり行い、素手では触らないよう注意してください。
◾️用意するもの
・中性洗剤(住宅用クリーナー)
・スポンジ or 雑巾
◾️掃除方法
①中性洗剤を薄めた水を雑巾やスポンジに含ませる。
②黒ずみをやさしく拭き取る。
③水拭きで洗剤を取り除き、乾拭きして仕上げる。
長年放置された汚れは、床材に染み込んでいることもあります。その場合は、以下の方法を試してみてください。
・メラミンスポンジ(激落ちくん等)で軽くこする(※床材を傷つけないよう注意)
・専門のハウスクリーニング業者に依頼
・床材の張り替えを検討
洗面所の床の黒ずみを発生させないためには、日頃からきちんと床掃除をしたり、湿度を下げたりすることが大切です。
普段から黒ずみの原因であるカビを防ぐことを心掛けましょう。
主な黒ずみの予防策は以下の通りです。
1. 使用後の水滴をしっかり拭き取る
洗面所は水を使う場所なので、床や洗面台周りに飛び散った水滴をそのままにしておくと、水垢やカビの原因になります。
使用後はタオルや雑巾でさっと拭き取る習慣をつけましょう。
2. こまめな換気で湿気を防ぐ
カビや汚れは湿気が多い場所で発生しやすくなります。
洗面所を使った後やお風呂上がりは、ドアを開けておく・換気扇を回すなどして湿気を逃がしましょう。
窓がある場合は窓を開けるのも有効です。
3. 定期的な掃除で汚れの蓄積を防ぐ
汚れはたまる前に落とすことが基本です。
週1回程度は床や壁を中性洗剤で拭き掃除しましょう。 排水口付近も汚れがたまりやすいのでチェックが必要です。
4. 水はね防止マットや防水マットの活用
床への水はねや汚れ防止には、防水マットや吸水マットの設置がおすすめです。
ただし、湿ったまま放置すると逆効果なので、定期的に干す・洗うことも大切です。
5. 洗面台周りの整理整頓
ボトルやコップの下に水が溜まると、その部分が黒ずみの原因になることも。 こまめに持ち上げて拭く、トレーにまとめるなど工夫しましょう。
6. 防カビ・防汚コーティングの利用
最近では、市販の防カビスプレーや防汚コーティング剤も販売されています。
掃除の後にコーティングすることで、汚れやカビの付着を防ぐ効果があります。
洗面所の床にできた頑固な黒ずみが「家庭用の掃除」では落ちない場合、お掃除のプロであるハウスクリーニング事業者に依頼するのが効果的です。
業者をおすすめする理由は以下の通りです。
1. 床材を傷めずに黒ずみを落とせる
市販の強い洗剤やメラミンスポンジでゴシゴシ擦ると、床材に傷がついたり劣化することがあります。プロは素材に適した専用洗剤や機材を使うので、床材を傷めず安全に黒ずみを除去できます。
2. 原因を見極めた適切な対処が可能
黒ずみの原因(カビ、水垢、皮脂、染み込み汚れなど)によって、最適な清掃方法や薬剤は異なります。プロなら、原因に応じた的確な方法で対応してくれるため、再発防止にもつながります。
3. 自分では取れない染み込み汚れも対応
長期間放置したことで床材の奥に染み込んだ汚れは、一般的な掃除では落とせません。プロは専用機材や薬剤を使って、こうした深い汚れも除去してくれます。
4. 張り替えよりもコストを抑えられる場合も
「黒ずみが取れないから張り替えよう」と考える前に、プロに相談することで、張り替えより安く済む場合もあります。
・ 市販の洗剤や掃除方法を試しても全く落ちない
・ 黒ずみの範囲が広い
・ 床材の表面だけでなく奥まで染み込んでいるように見える
・ 傷つけたくない高級な床材(クッションフロア、タイル、無垢材 など)
・ カビや汚れの原因がよくわからない
洗面所の床の黒ずみを掃除してもらう際に気になるのが、その費用でしょう。床を含めた洗面所周りの掃除をしてもらう場合は、8,000~10,000円程度が相場です。
上記の価格は目安ですので、地域や使用する洗剤、洗面所の面積などによって変動する場合があります。
また、コーティング加工などのオプションサービスを付けると、費用が高くなります。
しかし、そんな費用を少しでも安くする方法があります。
一つは自分で掃除できるところは自分でやることです。
掃除しなければならない箇所が多いほど、費用は割高になります。ちょっとした床のホコリなど自分でも掃除できそうなところは、自分でやっておきましょう。
また、業者が来たときに掃除しやすいように、不要な物を移動させておくことも望ましいです。
もう一つは業者ごとの見積もりを見比べることです。
3社以上見積もりをとると、地域の相場がわかりやすくなります。もちろんお電話やメールでも見積もりは可能ですが、業者に来てもらうことでより詳細な見積もり金額を算出してもらえます。
見積もりについてはかかる金額だけではなく、作業内容の詳細もきちんと確かめておくことも大切です。
この他、ハウスクリーニング事業者によってはお風呂場やトイレなど、他の箇所とセットで依頼すれば料金が安くなることもあります。