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シリンダー錠とはどんなもの?メリットや交換にかかる費用相場などを解説

公開日:2022.10.5 更新日:2024.4.3
シリンダー錠とはどんなもの?メリットや交換にかかる費用相場などを解説

シリンダー錠に関するさまざまな情報を分かりやすくお伝えします。
この錠前の特徴はなんといっても手軽に設置できることと安価なことです。
この記事では、シリンダー錠のメリットや取り付け方法、取り付けにかかる費用相場などについて解説します。
また、設置に最適な場所なども合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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シリンダー錠は主にどんな用途がある?最適な場所は?

主な用途は簡易的な施錠です。近年ではハイグレードモデルも登場

シリンダーと鍵の写真

この錠前の適切な場所を理解するには、特徴を知っておかなければいけません。シリンダー錠と聞くとなんのことだか分からない方も多いですが、単純に言えば鍵を差し込んで開けるための穴のことです。

穴や中の構造の種類によって、ディスクシリンダーやマグネットタンブラーシリンダーなど5種類に分類されています。その中でもシリンダー錠は最も普及している錠前でギザギザの鍵を使用するのが特徴です。鍵の凸凹によりシリンダー内のピンが上下に動き適切な位置に来ることで、開錠することが出来ます。

簡易的に取り付けが可能で、場所も選ばないのですが、素人でも容易にピッキングが出来るので、重要な場所に用いることはおすすめしません。

この錠前に最適な場所としては、一軒家でしたら敷地内に置いている簡易的な物置、マンションでしたら玄関横のメーターボックスなどです。

この錠前において、近年では防犯に配慮した種類も多く販売されています。例えばピンシリンダーなどはタンブラー内に上下左右にピンが配置されていますので、ピッキングなどにも10分以上耐えることが出来るようになっています。

さらにこのタイプは鍵の裏表がありませんので、小さなお子様やお年を召した方でも簡単に鍵を開けることが出来る仕様になっています。

鍵の種類をシリンダー錠に交換するメリット

メリットは丈夫で長持ちすることです

古びたシリンダーの写真

この錠前のメリットはいくつかございますので、個別に紹介します。

最初のメリットは長持ちする点です。最近の錠前は泥棒対策に重点を置くあまり、シリンダー内の構造が非常に複雑になっています。なかには電子キーのように電源が無いと動かないものもあります。何においても複雑化するという事はそれだけ故障のリスクが高くなるという事です。

さらに、鍵を紛失した際に業者に依頼して解錠してもらう時の費用も高くなる傾向にあります。その点ノーマルのシリンダー錠は、内部の構造が単純ですので壊れるリスクが少なく済みますし、鍵の紛失時の解錠費用も他の錠前と比較してお得なケースが多いです。よほど悪い使用条件でなければ20年、30年は平気で使用できます。

次に紹介するメリットは、本体の価格の安さです。ロッカーなどに使用する簡易的なシリンダー錠でしたら700円程度で購入することが出来ます。

この錠前のメリットとして最後に紹介するのは、取り付け作業が簡単なことです。詳しい取り付け方法は次項で解説していますが、専門業者でなくてもドライバー一本あれば作業出来ますし、シリンダー錠もホームセンターで購入することができるので、時間もさほど必要ではありません。防犯対策が必要ない方にとってはシリンダー錠はぴったりの錠前です。

鍵の種類をシリンダー錠に交換する方法

DIYまたは業者へ依頼の二通りの方法があります!

ドライバーを使い鍵を修理している写真

この錠前を取り付ける方法で最初に紹介するのは、自分で行うケースです。必要な工具はドライバーのみですが、不要な布と鍵用のグリスも準備しておくと便利です。

まず新しく取り付けるための錠前を購入しなくてはいけませんので、現在付いている鍵の型番を確認しましょう。メーカーや型番はラッチ部分(閂が出入りする所)に書いてあります。これを控えてホームセンターに行けば、互換性のあるシリンダー錠を教えてくれます。

古い錠前を外す方法は、サムターンの化粧ふたを取るとネジがありますので、それを緩めます。同様にラッチ部分のネジも外しましょう。そのあとでシリンダーを固定しているピンをマイナスドライバーで引き抜けば外せます。

取り付けは先ほどと逆の作業をするだけです。全てのネジを固定する前にシリンダーの動作確認だけは絶対にしておいて下さい。でないと二度手間になる可能性があります。

この錠前の取り付け方法としてもう一つ紹介するのが、業者に依頼することです。交換の場合でしたら上記の方法で出来るのですが、新規で取り付けたい場合はドアに穴を開けなくてはいけません。ドリルやノミを使い慣れている方でしたら問題ないのですが、そうでない場合は業者に依頼した方が無難です。一度穴開けを失敗すると元には戻せませんし、サイズを間違えるとシリンダーがぐらつき鍵としての役目が果たせなくなります。

シリンダー錠への交換にかかる費用相場はいくら?

交換にかかる費用は本体のみだと5,000円以内。業者の費用はさまざま

費用相場のイメージ写真

この錠前の料金はメーカーやタイプにより様々ですので、個別に紹介していきます。

まずロッカーなどに使用する面付シリンダー錠(スガツネ製)でしたら733円から750円です。同様のタイプでもタキゲンが取り扱っているものでしたら、3,000円となっています。

鍵メーカーで有名な美和ロックから発売されているU9シリンダーは、2,450円から3,445円となっています。他にもGOAL(ゴール)製や長沢製作所製など様々なシリンダー錠がありますが、価格を見ると5,000円以内のものが多く、防犯性能が高いピンシリンダーの方が高額になる傾向があるようです。

シリンダー錠に付属している鍵は基本的に3本ですが、追加料金を支払えば本数を増やすことも可能です。同じタイプのものでもサイズが一般的なものより大きくなると10,000円以上になる事があります。

錠前の購入から取り付けまでを業者に依頼した時の相場は10,000円から40,000円となっています。料金に幅がありますが、基本的には本体代金プラス作業費用として8,000円から15,000円といったところです。ただし、業者や作業内容(穴あけなど)によってはさらに費用が必要になる事がありますので事前に見積もりしてもらいましょう。

シリンダー錠についての情報まとめ

この錠前に関する様々な情報のまとめと重要ポイントのおさらい

南京錠と鍵の写真

ここまでこの錠前に関してのメリットや料金などの情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントを紹介します。

ポイント1:この錠前は全ての鍵の基本になりますので、構造だけでも簡単に覚えておきましょう。

ポイント2:ノーマルタイプのものは防犯性能が低い。

ポイント3:リーズナブルな価格で取り付けも簡単。
以上の3点を踏まえて最適な場所にご活用下さい。

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