【住宅の鍵開け・修理】鍵屋の料金相場や注意点を解説します
公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.4
住宅の鍵が突然開かなくなったり壊れてしまったりした時、非常に心配になるかと思います。
防犯に直結する問題ですから、できるだけ早めに鍵屋に依頼しましょう。
ここでは鍵屋に依頼したときの相場や注意点などをお伝えしますので参考にしてください。
住宅の鍵が突然開かなくなったり壊れてしまったりした時、非常に心配になるかと思います。
防犯に直結する問題ですから、できるだけ早めに鍵屋に依頼しましょう。
ここでは鍵屋に依頼したときの相場や注意点などをお伝えしますので参考にしてください。
最初に鍵屋を呼ぶ前に自分で解決できるか試してみましょう。以下にまとめましたので試してください。
・鍵が回らない
ゴミなどの異物が鍵穴につまっている場合は掃除機を使って汚れを取り除いてください。
また、鍵穴の潤滑油が切れて滑りが悪くなっている可能性があるので、鍵穴専用の潤滑剤を使ってみましょう。潤滑剤を鍵穴に少量スプレーしたあとに、鍵を何回か抜き差しして、鍵が回るかどうか試してみてください。
鍵の汚れが原因の場合もあるので、布などで鍵を綺麗にするのも試してみてください。
・鍵が刺さらない
こちらも鍵が回らない場合と同じで、鍵穴への異物のつまりが原因のことが多いです。
先述した対処法で解決しない場合は、スペアキーを使ってみるのも手です。
・鍵が空回る
鍵の摩耗や鍵穴自体の故障が原因です。
スペアキーを指して問題なく開く場合、鍵に問題があります。
鍵穴の掃除をしても直らない場合は、自分で直すことはできないので鍵屋にお願いしましょう。
・鍵が折れた
鍵に力を加え過ぎた場合や経年劣化が主な原因です。鍵穴の異物のつまりが影響することもあります。
折れてしまった鍵の取り出し方は、ピンセットでつまむ方法と掃除機を使う方法があります。
・鍵が抜けない
鍵を小刻みに揺らしたり、回してみたりしてみてください。
もし抜けない場合は、鍵の隙間から潤滑剤をつけてみましょう。
使った鍵が合っていたかの確認も行ってください。
上記の方法を試しても改善しなかった場合は、鍵屋に相談するようにしましょう。
最初に紹介するポイントは、鍵屋からの距離です。
住宅の鍵ですから防犯のためにも、できるだけ早く開錠や修理をしたいですよね。
距離の近い鍵屋に依頼することで速さだけでなく出張費を節約することができます。
次のポイントは資格があるかどうかです。
以下の資格を持った鍵屋は一定の技術が保証されているので、選ぶうえでわかりやすい基準になります。
・鍵師技能検定試験
・錠前技師
・錠施工検定
最後のポイントは、仲介業者でないかどうかです。
料金に紹介手数料が上乗せされているので、賞金が高くつくことが多いです。
HPを見ると協力店などの記載がある場合があるので、チェックしておきましょう。
住宅の鍵なのでお急ぎかとは思いますが、できれば複数の鍵屋から見積もりをとることをおすすめします。
鍵屋によって料金やサービスが違うため、比較することで納得して鍵屋に依頼ができるでしょう。
≪鍵開けの相場≫
・解錠:9千〜1万7千円程度
・破壊開錠と鍵の交換:2万〜3万円程度
≪鍵の修理相場≫
・ピンシリンダーキー:2千~2万円程度
・ディスクシリンダーキー:2千~2万円程度
・ロータリーディスクシリンダー:2千~3万円程度
・ディンプルキー:2千~3万7千円程度
≪合鍵作成の相場≫
・ピンシリンダーキー:1千円程度
・ディスクシリンダーキー:1千円程度
・ロータリーディスクシリンダー:1千円程度
・ディンプルキー:4千~5千円程度
≪鍵交換の相場≫
・ピンシリンダー:作業費の1万1千円~+部品代5千~1万1千円程度
・ディスクシリンダ:作業費の1万1千円~+部品代5千~1万1千円程度
・ロータリーディスクシリンダー:作業費の1万1千円~+部品代1万1千~2万2千円程度
・ディンプルキー:作業費の1万1千円~+部品代1万6千~2万7千円程度
住宅の鍵の開錠や修理、作成などをした場合に、保険が適用される場合がありますので紹介します。
まずは火災保険です。火災保険は火災やその他の災害、または自然災害などによって、建物や家財に損害が出た場合に保証される保険です。種類としては家庭用火災総合保険、家庭用火災保険、個人用火災保険などがあります。
災害以外の生活トラブルの解決サービスが付いている場合もあり、その中に鍵の解錠、交換、盗難に遭った場合の補償が含まれていることがあります。
次に家財保険です。家財保険は家財補償を行う保険です。多くの場合、火災保険とセットになっています。
家財保険は建物の中のものなどが補償の対象のため、鍵も含まれています。鍵を破壊された場合の鍵交換は保険が適用になる場合があります。
ただし、鍵の紛失による鍵交換については保険適用外になっていることが多いので、まずはご自身が加入している保険内容を確認しましょう。
どちらも保険会社によってどこまで補償されるかが変わってきます。
鍵開けのみが対象の会社もあれば、鍵開けも交換も対象の会社もあります。
加えて保険会社が特定の鍵屋と契約していることもあり、費用が補償される場合もあります。
依頼する前に保険会社に必ず確認しておきましょう。
鍵は定期的に以下のメンテナンスをすることで、不具合を減らすことができます。
1つ目は鍵穴の掃除です。
鍵穴の中のゴミを掃除機などを使って吸い取りましょう。エアダスターを使用して詰まった汚れを吹き飛ばす方法もあります。
2つ目は鍵本体のお手入れです。
鍵の窪みは汚れが溜まりやすいので、歯ブラシなどで綺麗に掃除しましょう。
3つ目は鍵の抜き差しがスムーズでなくなった時は鍵穴に潤滑油を差すことです。
潤滑剤は必ず鍵専用のスプレータイプの潤滑剤を使ってください。それ以外の油を使用すると、鍵穴の故障につながります。
また、鍵専用の潤滑剤がお手元にない場合は、鉛筆で代用できます。
鉛筆に含まれる黒鉛には滑りをよくする効果があります。鍵の窪みや切れ込みを鉛筆で強くなぞり、何回か鍵穴に抜き差ししてください。その後、鍵についた黒鉛を拭きましょう。
鍵穴は普段から雨や風にさらされていますし、鍵は日々摩耗するため必ず経年劣化していくものです。
鍵の寿命は10〜15年程、鍵穴の寿命は10年程といわれているため、寿命を過ぎている場合は交換を考えるのも手です。むしろ交換してしまう方が長期的に見て安くなることもあります。