本文へ移動

ペットの手元供養の方法と費用を解説!メリット・デメリットもまとめて紹介

公開日:2022.2.21 更新日:2025.10.21
ペットの手元供養の方法と費用を解説!メリット・デメリットもまとめて紹介

「亡くなった大切なペットのそばに、これからもずっといたい」「供養をしたいけれど、お寺にお願いすると費用や通いやすさが気になる…」
そんな方におすすめなのが、ペットの手元供養です。

ペットの手元供養とは、遺骨や遺灰を自宅で保管し、身近な場所で供養する方法のことです。
近年では、手元供養用の小さなお仏壇や骨壺、メモリアルグッズも多く販売されており、スペースを取らずに管理できるようになっています。

この記事では、ペットの手元供養の方法やメリット・デメリット、費用相場について詳しく解説します。

1. ペットの手元供養の方法|仏壇・アクセサリーなど多様な供養スタイル

お仏壇で祀る方法や、遺骨を身につけて供養する方法など、ペットの手元供養にはさまざまな形があります

ペット用の骨壺の写真

ペットの手元供養とは、お骨を骨壺に納め、自宅で仏壇などを用意して供養する方法です。
もっとも一般的なのは仏壇での供養ですが、近年ではミニサイズの仏壇や、遺骨や遺灰をネックレス・指輪などのアクセサリーにして身につける方法も増えています。

お仏壇で供養する場合に準備するもの

一般的なペット用の仏壇で供養する場合は、以下のようなものを準備します。
・仏壇
・遺影
・お水
・お花
・ろうそく立て
・線香

これらを整えて、日々感謝の気持ちを込めて手を合わせましょう。

供養の方法は宗派に合わせて行う方もいれば、形式にとらわれずに自分らしく供養する方もいます。
たとえば、四十九日に納骨を行うなど、区切りを大切にする方もいますが、必ずしも決まりがあるわけではありません。

仏具は仏具店のほか、楽天やAmazonなどでもペット専用のものを購入できます。最近では、ペット供養に対応するお寺や僧侶も増えているため、「一度しっかりと供養してあげたい」と考える方は、お寺に相談してみるのも良いでしょう。



編集部おすすめのペットメモリアルグッズ

ペット 仏壇 セット


あの子に「おかえり」を伝えられる、天然木のおうち型ペット仏壇です。温もりのある木目とやさしいフォルムが、心を穏やかに包み込みます。すべて国内でひとつずつ手作りされ、丁寧な磨き仕上げと検品を重ねた上質なつくり。4寸までの骨壷に対応し、引き出しにはお線香や思い出の品をしまえます。扉の肉球型の小窓やネームプレートが愛らしく、世界にひとつだけの特別な居場所に。感謝と想いを形にできる、やさしい仏壇です。




参考価格

¥14,850(税込)



ブランド

HAC2市場



Amazonで詳細を見る

Rakutenで詳細を見る

類似の商品を探す

2. ペットの手元供養のメリット

手元供養のメリットはいつでもそばにいられること、コストを抑えられること

喪服を着た女性が手を合わせている写真

ペットの手元供養の最大のメリットは、いつでもペットのそばで供養できることです。
自宅に仏壇を置いて供養することで、日々手を合わせたり、声をかけたりと、気持ちの整理をつけながら過ごすことができます。

ペットの供養方法には、納骨堂で供養する方法や永代供養などがありますが、これらはお墓や納骨堂まで足を運ぶ必要があります。
一方、手元供養であれば、自宅にお仏壇を置いておけるため、天候や時間に関係なくいつでも供養ができるのが魅力です。

また、引っ越しなどの生活環境の変化にも対応しやすい点もメリットの一つです。
お仏壇ごと移動できるため、「お墓が遠くなってしまう」「供養のたびに通うのが難しい」といった心配がありません。

さらに、費用を抑えられることも手元供養の大きな利点です。
ペット用のお仏壇はコンパクトなサイズのものも多く、オブジェのようなデザインもあります。
一般的に小型の仏壇であれば1〜3万円ほどで購入でき、納骨堂での管理費用がかからない分、経済的に続けやすい供養方法といえるでしょう。

3. ペットの手元供養のデメリット

手元供養のデメリットは、抵抗感・スペース・管理の問題

祭壇の前で手を合わせている女性の絵

ペットの手元供養には多くのメリットがある一方で、いくつか注意すべき点もあります。主なデメリットとしては、次の3つが挙げられます。

・遺骨を家の中に置くことへの抵抗感
・自分がいなくなった後の管理の問題
・お仏壇や供養スペースの確保

まず、家族の中にはペットの遺骨を自宅に置くことに抵抗を感じる方もいます。
そのため、手元供養を選ぶ際は一緒に暮らす家族とよく話し合うことが大切です。

また、自分がいなくなった後に供養を続けてもらえるかどうかという点も考慮が必要です。
将来的に供養を託したい場合は、子どもや孫にあらかじめ相談しておくと安心です。

さらに、お仏壇を設置する場合には一定のスペースが必要です。
部屋が狭い、または仏壇を置く場所が限られている場合は、アクセサリーやオブジェ型の手元供養を検討するのもよいでしょう。
小さなメモリアルグッズなら、場所を取らずに自然な形で供養を続けることができます。

編集部おすすめのペットメモリアルグッズ


▶ミニ骨壷


天然無垢材で作られた、手のひらサイズのミニ骨壷です。やさしい木のぬくもりが感じられるナチュラルな仕上がりで、お部屋のインテリアにも自然に溶け込みます。蓋にはかわいい肉球のデザインをあしらい、大切な存在をそっと見守るような温かみを添えました。二重構造の蓋で湿気やホコリを防ぎ、遺骨がこぼれにくい安心設計。コンパクトながらもしっかりと守ってくれる、小さくても心強い手元供養の木製骨壷です。




参考価格

¥1,699(税込)



ブランド

VanSuskein



Amazonで詳細を見る

Rakutenで詳細を見る

類似の商品を探す


▶遺骨ペンダント


大切な家族だったペットの想いを、いつもそばに感じられる名入れ対応の遺骨ペンダントです。遺骨や毛、爪などを小さなカプセルに納め、お守りのように身につけることができます。高品質ステンレス製で錆びにくく、金属アレルギーにも配慮された安心設計。丈夫で長く使えるため、日常の中で自然に寄り添います。名前を刻める特別なデザインが、愛しい存在への感謝と絆を静かに表してくれる手元供養のペンダントです。




参考価格

¥2,480(税込)



ブランド

SINSESA



Amazonで詳細を見る

Rakutenで詳細を見る

類似の商品を探す

4. ペットの手元供養の費用はいくら必要?

手元供養の費用は、仏壇タイプで10万円以内、アクセサリー型では最大50万円ほど

ペットの手元供養を行っている絵

ペットの手元供養にかかる費用は、供養のスタイルや火葬方法によって異なります。
まず前提として、手元供養を行うには個別火葬で遺骨を返してもらう必要があります。

個別火葬にかかる費用


個別火葬とは、他のペットと一緒にせず、1体ずつ火葬を行う方法です。 この方法であれば、ペットの遺骨を返骨してもらうことができ、手元供養を行えます。

費用の目安はペットの大きさによって異なり、小動物や猫で1万5,000〜2万5,000円前後、犬の場合は3万〜5万円ほどが一般的です。
移動火葬車による自宅訪問サービスを利用する場合や、セレモニーを含むプランを選ぶ場合は、もう少し高くなるケースもあります。

合同火葬では返骨が行われないため、必ず個別火葬を選ぶようにしましょう。


仏壇タイプの手元供養


仏壇セットで供養する場合は、一般的に10万円以内で納まるケースが多いです。 最近では、インテリアに溶け込むオブジェ型やミニ仏壇なども増えており、可愛らしいデザインを選ぶ方も多く見られます。

ミニサイズであればさらに費用を抑えやすく、場所も取りません。デザイン性や素材によって価格は変動しますが、いずれも自宅で落ち着いた雰囲気の中で供養が行えます。


アクセサリータイプの手元供養


遺骨をネックレスや指輪などのアクセサリーに加工する場合、2万〜10万円程度が目安です。 また、遺骨の炭素を抽出して人工ダイヤモンドにするなど、特別な加工を行う場合は20万〜50万円かかることもあります。
デザインや素材によって価格が大きく変わるため、希望のイメージに合わせて検討しましょう。


維持費・管理費について


手元供養では、納骨堂のような年間管理費が不要という点もメリットです。 お仏壇で供養する場合も、購入後にかかる費用はほとんどありません。
線香やお花など、日常的な供養に必要なものを揃える程度で、数百円〜数千円で続けられます。

5. まとめ

手元供養の魅力は、いつでも身近にペットを感じられ、費用負担が少ないこと

ユリと菊の花が使われた仏花の写真

この記事では、ペットの手元供養の方法やメリット・デメリット、費用の目安について解説しました。
手元供養の最大の魅力は、いつでもそばでペットを感じられることと、費用を抑えながら供養を続けられることです。

一方で、管理の問題や家族の理解といった点も大切です。家族の同意を得たうえで、ペットとの関係や暮らしに合った方法で供養を選びましょう。
自宅で穏やかに手を合わせる時間が、きっと大切な思い出をより温かくしてくれるはずです。

ペット火葬・ペット霊園・ペット供養の新着記事

おすすめ記事