1. 縮に合うコーディネートを詳しく紹介
縮に合うコーディネートをシーンやケース別に分かりやすく紹介します
この着物は基本的にカジュアルなものですので、フォーマルな場に着ていくことは控えましょう。
縮は着ているだけで涼やかな印象を与えますので、合わせる帯やバッグなどの小物も原色のものはNG。どうしても原色を使いたい場合は、鼻緒にワンポイントとして取り入れると締まった印象になります。
グレーなどのシンプルな色の縮を着る際は、少し華やかな刺繍が施されている帯を巻くのがおすすめ。視線が模様に集まりますので、スタイルに自信がない方も安心です。
最近ではギンガムチェックの縮も多数販売されています。そういう種類の着物をお召しになる際は、帯の色を白にして、バッグを巾着袋にしてもおしゃれです。
縮は夏の暑い盛りに着るのもですので、帯の模様も金魚やアサガオ、カスミソウなどを選びましょう。着物と帯の模様があっていないと、統一感と季節感が崩れてしまうのでご注意下さい。
この着物を着て同窓会などに出席する際は、清楚なイメージがあるライトブルーの小千谷縮がおすすめです。合わせる帯としては同じライトブルーの博多八寸名古屋帯が相性抜群で、見ている方も涼やかな雰囲気になります。着物用バッグではなく、木で編まれたカゴバッグでしたらカジュアル感がアップします。縮は色々な組み合わせが出来る着物ですので、夏ならではのおしゃれをお楽しみ下さい。
2. 縮を着ることの役割を紹介します
縮を着ることの役割は熱を外に逃がすことと着物をカジュアルに楽しめること
この着物の役割で最初に紹介するのは、気軽に着れることです。気軽に楽しめる着物としては訪問着などがありますが、これらは一度着ると陰干しをしなくてはいけませんし、自宅で洗濯することも出来ません。当然シワがついてもいけませんので、保管に気を配る必要があります。
しかし縮でしたら、シワを気にすることはありませんし、一部の着物を除いて自宅で洗濯することが出来ます。着物は毎日着ることで自分に馴染んでいきますので、お手入れが簡単な縮は初心者の方にもぴったりの着物です。
次の役割として紹介するのが、熱を外に逃がすことです。縮を着る季節は一般的に7月から8月ですので、暑さ対策は必須となります。特に最近は日中の気温が35℃以上になることも珍しくありませんので、日傘をさすことはもちろんですが、熱を外に逃がすことが重要です。せっかく素敵な着物を着ているのに大量の汗をかいていては台無しですからね。
この着物の素材として絹と麻があるのですが、どちらもさらっとした着心地ですので、汗をかいても着物がくっついて動きにくいということもありません。また縮を着ているあなた自身が涼やかにしていると、周りの方にも清涼感を与えることが出来ます。縮は上記のような役割がありますので、積極的に着て頂いて日本の夏をお楽しみ下さい。
3. 縮の相場はいくら?
縮の相場はお仕立て料込みで50,000円、オークションでしたら19,000円です
この着物の相場は産地や柄、生地の種類によって大きく違いますので個別に紹介します。
まず反物ではなく、仕立て済みの縮の相場は36,700円です。こちらの着物には竹と麻を混ぜた繊維が使用されており、お手入れしやすくなっています。
綿と麻で作られた小千谷織物 吉新織物の相場は一反20,000円から24,600円です。本麻の小千谷縮の相場は28,000円から30,780円となっています。お体のサイズや性別によってはキングサイズになりますので、相場金額よりも20%高くなります。
またここで紹介している相場はあくまでも縮だけのお値段になり、帯や長襦袢、衿芯の金額は含まれていませんのでご注意下さい。
一般的な仕立て料としては、手縫いで25,800円となっています。超極細の糸を使用して編まれた小千谷縮の相場は216,000円となります。縮は手間がかかっているものほど高額になります。
この着物の相場で次に紹介するのがオークションです。相場金額は19,000円となっていますが、実際には物凄くお得なものから高額なものまで色々あります。出品されている縮も中古や新古品などさまざま。状態のいい中古品もあれば見えない部分にシミが付いている粗悪品もあります。オークションは公式サイトに比べてお得なのは確かですが、慣れないうちは止めておいたほうが無難です。
4. 縮に関する豆知識
縮に関するさまざまな知って得する豆知識を分かりやすく紹介します
この着物に関する豆知識で最初に紹介するのは、小千谷縮の種類についてです。実は小千谷縮には重要無形文化財に指定されているものと、そうでないものの2種類が存在し、価格も大きく異なります。
原料である苧麻(ちょま)を全て手作業で糸にして絣模様をつける際は手括りで行い、地面に腰を下ろして織り進む居座機(いざりばた)という方法で布にしたものを足で踏みながら湯もみして、雪ざらしにしたものだけが重要無形文化財の縮になります。
全て手作業ですので、大変手間暇がかかっていますので価格も高くなります。ちなみに雪ざらしと言うのは、2月から4月の晴れた日に雪の上に約一週間着物を晒すことです。紫外線と雪から出た水蒸気が混じると化学反応を起こし、オゾンが発生します。それにより白は映え染色した部分も鮮やかになります。3月ごろに新潟県の小千谷市に行けば見ることが出来ますよ。
この着物に関する豆知識で最後に紹介するのは、縮を使ったバッグです。柔軟性があるので型崩れしにくく、それでいて丈夫。着物の定番バッグは利休バッグや博多織バッグですが、縮のバッグも素朴で素敵です。
この着物は上記で紹介した通り、無形文化財に指定されているものもありますので、自宅の引っ越しなどで発見した際に、薄い着物だからと雑に扱わないようにして下さい。
5. 縮の情報まとめ
ここまでお伝えした縮についての特徴と情報をまとめてご紹介します
この着物には自然に皴があり、麻や綿を使用して編まれていますので、通気性がよく熱が中に籠りません。さらに汗をかいても着物がくっつきにくいので、動作の制限もありません。
量産品ならともかく、重要無形文化財の小千谷縮は非常に価値のある着物であると共に、夏場になると必ず需要があります。
もしも着る予定のない縮を家で見つけたり、譲り受けた場合はしっかりした専門家に一度査定をお願いすると良いでしょう。