引越し前に必ず洗濯機の水抜きを! 具体的な手順を紹介
公開日:2023.3.10 更新日:2024.4.9
引っ越しに伴い、新居に今使っている洗濯機を運ぶ際には、水抜きを行っておく必要があります。
きちんと水抜きを行っておかないと、運搬中の水漏れや故障の原因となります。
今回は洗濯機の水抜きの具体的な手順や注意点について紹介します。
引っ越しに伴い、新居に今使っている洗濯機を運ぶ際には、水抜きを行っておく必要があります。
きちんと水抜きを行っておかないと、運搬中の水漏れや故障の原因となります。
今回は洗濯機の水抜きの具体的な手順や注意点について紹介します。
洗濯機には水を外へ流すためのホースが取り付けられています。そこには思っている以上に水が残っています。新たにお住まいになる所でも引き続き今の洗濯機を使用する、いらなくなった洗濯機を処分する際には水抜きをきちんと行う必要があります。この作業を怠ると、洗濯機を持ち出す際に水が外へ出ることによって周囲を濡らす、汚すといった事態につながる可能性があります。
そんな洗濯機の水抜きは引っ越しする何日以内に行えばいいのでしょうか。実際は引っ越し作業をする当日に水抜きをしても問題ありません、作業自体は最短でも10分程度で完了させることができます。
ただし当日は引っ越し業者に対する対応をしなければならないなど、何かと忙しくなります。遅くても引っ越し業者が来る前日までには水抜きを済ませておきましょう。
また、作業を行う時期が早ければいいというわけではありません。作業を早めてしまうと、引っ越し当日までの間は洗濯機を使用することが不可能になります。引っ越し業者の中には有償もしくは無償で洗濯機の水抜きを追加サービスとして行っている所もあります。引っ越し当日までに必ず済ませておくようにしましょう。
初めに洗濯機の周りに何か物が置いていないかどうか確認します。もし水に濡れて困るような物が置いてあれば、それらの物をどかすようにしましょう。
水抜きは洗濯機の中にある水を空にするのはもちろん、付属のホースに蓄積されている水も空にしておきます。実際に作業を行うにあたってタオルや汚れていないふきんも必要となりますので忘れず用意します。洗濯機や床周りを拭いていくのに使います。また水だけではなく、ちょっとした汚れが見られた際もタオルで拭き取ります。
給水ホースや排水ホースより排水されると思いますが、それを受け取るためのバケツやプラスチック製容器があったほうがいいでしょう。洗濯機によってはホースをネジで留めているものもあります。そんな時はドライバーを使ってネジを外しておく必要があります。無い場合は、あらかじめホームセンターなどで購入しておきましょう。
他にも作業に取り掛かるにあたっては、洗濯機の取扱説明書があると何かと役に立ちます。説明書には水抜きを行う手順について記載されている場合があります。中には通常とは異なる方法で水抜きをしなければならないタイプもありますので、作業を始める前に取扱説明書も合わせて用意しておきましょう。
【洗濯機の水抜きの流れ】
①洗濯槽の中を調べておく
まだ洗濯物が残っていないかどうか確認しましょう。他にも洗濯ネットなどの取り外せるものは、すべて外しておきます。
②蛇口を閉める
洗濯機に水を送る蛇口を止めておきます。蛇口を右にまわすことで閉めることができます。
③ホースの水を出すために洗濯機のスタートボタンを押す
給水ホースに蓄積された水を出すために行います。
④給水ホースを取っておく
ホースの水を出しきった後は、洗濯機の電源をオフにしておき、ホースを取っておきます。水が出ることがないように、タオルをあてながら作業を行います。
⑤蛇口のパッキンやネジを外す
蛇口とホースをつないでいる部品をドライバーで外しておきましょう。
⑥洗濯機側のホースを外す
今度は洗濯機側についているホースを外しましょう。ホースの口をタオルで被いつつ行います。
⑦洗濯機の脱水を行う
洗濯槽にまだ水が蓄積されていることも考えられるため、脱水作業は必ずやっておきます。
⑧洗濯機の真下にあるホースを抜いておく
ホースを抜く際には本体を斜めにするといいでしょう。そうすると作業が楽になります。
⑨ホースの確認
ホースは劣化しやすく、そのままにしておくと破損することがあります。もし激しい傷みや破損が見られる場合は速やかに交換しましょう。
洗濯機を水抜きする際には、必ず洗濯機の蛇口が閉まっているかどうか確認します。ここで蛇口を開けたままにしておくと、場合によっては部屋が水浸しになるおそれがあります。
作業を実施される時と場所についても注意しておくことが大切です。場合によっては作業に伴い騒音が発生することがありますので、お昼頃など近隣にあまり迷惑がかからない時間帯に行うのが望ましいです。
また本体に取り付けてある排水ホースは凍結することがあります。季節が冬場である、屋内であっても寒さが厳しい地域にお住まい場合は要注意です。凍結しているホースは暖めることによって解凍することが可能です。ただし、ホースを暖めようとして熱湯を使用してはいけません。熱湯をかけるとホースが破裂しやすくなります。
ホースを暖める場合は、まずホースの上にタオルや布などを被せておきます。そしてその上にぬるま湯をかけます。こうすることで凍結したホースを解凍させることができます。
もしホース内に凍ってしまった水が蓄積しているようでしたら、蛇口を閉めておきホースを取り除きます。ホースにぬるま湯を少量かければ、凍った水は自然と解凍されていきます。
しかし、作業に慣れていない場合は水漏れを引き起こしてしまう可能性があります。そのため、業者に依頼されたほうが安全かつ確実でしょう。
引っ越し業者によっては洗濯機のみの引っ越しプランも用意されている他、水道工事を行っている業者でも対応してくれることがあります。業者はプロですので、きちんと作業を行ってもらえます。もし洗濯曹に水が残っている場合でも、適切に脱水処理がなされます。
業者を選ぶにあたっては、すぐに対応してくれるかどうか確認しましょう。後日何かトラブルが発生した時のことを考え、なるべく即日で作業をしてもらえる業者にお願いすることをおすすめします。
また検討されている業者のホームページも確認しておく必要があります。多くの業者ではホームページに料金設定や作業実績の記載があります。これらは信頼できる業者であるか否かの判断基準になります。
そして作業に入る前に見積もりを取るといいでしょう。現在では数多く業者が無料見積もりを受け付けています。作業内容の内訳を確認することで料金設定が適切であるかどうかを把握できます。