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イモビライザーのスペアキーは作れる?依頼箇所・費用・注意点まとめ

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.3
イモビライザーのスペアキーは作れる?依頼箇所・費用・注意点まとめ

車のセキュリティ効果が高いとされる、イモビライザーキー。
従来型の鍵と違って、第三者による複製が非常に困難なことが特徴ですが、スペアキーは作れるのでしょうか。

今回この記事では、イモビライザーのスペアキーの作成が必要になったときのために、知っておくべき点をまとめました。

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1. イモビライザーとは?

イモビライザーとは、日本では2000年代になってから一般に普及してきた、車の盗難防止装置です。

車のイモビライザーキーで解錠している写真

従来型の鍵は、ギザギザの形状が車と合致することでエンジンが始動していましたが、それだと簡単にスペアキーが作れるため、盗難に遭うリスクが課題でした。

そこで、鍵の形状を物理的に合致させるのではなく、内部に一つひとつ違うIDを登録し、受信側の車のIDと送信側の鍵のIDの組み合わせが合ったとき、エンジンがかかるよう設定したのがイモビライザーです。

車に接触しなくても解錠できることから、両手に荷物を抱えているときや悪天候の中でも、スムーズに乗れるようになりました。また降車時、施錠したか不安になったら数メートル先から確かめることもできます。カーライフのクオリティを、グッと高めるアイテムといえるでしょう。

ヨーロッパではイモビライザー導入がすでに義務化されており、それに伴って盗難被害も減少傾向にあるという報告があります。日本でも義務化されるかは分かりませんが、普及がさらに進むのは間違いないでしょう。その場合、スペアキーのつくり方も大変気になるところです。

2. イモビライザーの有無の確認方法

車から離れて施解錠する点だけをいえば、リモコンキーでも可能です。

車のエンジンボタンを押している写真

スペアキーを作るときのために、自分の車がイモビライザー搭載かどうか知っておく必要があります。確かめるポイントをいくつかご紹介します。

1. 駐車時、インジケーターが点滅している
駐車して、車をロックすると、運転席のメーター付近にあるインジケーターが点滅します。多くは赤色で、鍵のマークが点滅するものもあります。防犯体制に入っている、というお知らせです。

2. エンジンがプッシュスタート
鍵を差し込んで回すのではなくボタンを押してエンジン始動するものは、イモビライザーと考えられます。呼び名は「スマートキー」とか、「インテリジェントキー」など、メーカーによってバラバラです。

3. 自動車保険が割引されている
従来型の鍵よりもセキュリティ効果が高いことから、イモビライザー搭載車両は保険料割引の対象にもなっています。契約書で確認してみましょう。

4. 購入時のカタログを見る
同じ車種でも、グレードによって搭載か非搭載か異なる場合があります。ディーラーに問い合わせてみるのも良いですね。

スペアキーが必要になったとき、イモビライザー車両かどうかは必ず確認される情報です。車には興味がないという人も、マイカーはどうなのか知っておく必要があります。上記のポイントで、一度確かめてみることをお勧めします。

3. イモビライザーのスペアキーはどこで作れる?

イモビライザーのスペアキー作成はディーラーに依頼するのが安心です。

イモビライザーのスペアキーを渡している写真

ICチップに埋め込まれた固体別IDを、さらに暗号化して発信する仕組みなので、一般の鍵屋さんでは対応困難だからです。

この場合、受け付けたディーラーで構造を解析してスペアキーを作るのではなく、通常、本社のイモビライザー担当部署に回されることになります。そのため、即日受け渡しは難しく、数日待たなければならないと考えておいた方が良いでしょう。

一般の鍵屋さんではなく、合鍵を主力で扱う専門業者の中には、イモビライザーにも対応しているところがあります。そこでは、チップ内のIDを初期化し、再登録する方法でスペアキーを作るのが一般的なので、即日対応が可能とされます。信頼できる業者なら迅速な対応は嬉しいですね。

いざスペアキーが必要になったとき頼む場所に迷ったら、ディーラーを第一選択候補として考えるのが良いでしょう。高いセキュリティ効果が目的のイモビライザーですから、純正がやはり安心ですね。困ったときの窓口を一か所にすることで、情報提供の必要性も手間も省けます。

4. イモビライザーのスペアキーにかかる費用は?

車を購入するとき、キーは通常2本程度ついていますね。イモビライザーのスペアキーもすでにあるわけですが、さらに必要になったら費用はどのくらいと考えれば良いでしょうか。

イモビライザーのスペアキー作成費用のイメージ写真

車種やグレード、国産車かどうかなどにより大きく差があり、一概にはいえませんが、最低1万円から、というところが多いようです。国産車でもハイグレードになると2~3万円から、さらに高級外車なども含めると5~6万円かかるともいわれます。実際に依頼する前に、見積もりをとることも大切ですね。

新車購入であれば、スペアキーもカスタマイズの一つに含まれることがあり、後から単独で注文するよりお得な場合も少なくありません。万一に備えて、最初から余分に準備しておくのも考えてみる価値がありそうです。

イモビライザーに対応するスペアキーの専門業者の場合は、ディーラーより安価な傾向がありますが、車種によっては逆に高くつくケースも見られます。緊急度や信頼性を考えながら、複数の見積もりをとってみるのも一つの方法かもしれません。

5. イモビライザーのスペアキーを作る際の注意点まとめ

以上から、イモビライザーのスペアキーを作る際の注意点をまとめました。

イモビライザーのスペアキーを床に置いている写真

1. マイカーがイモビライザー車両かどうかを確かめる
イモビライザー車両なのにリモコンキーと思いこんで、合鍵業者にスペアを作ってもらうと、せっかくのイモビライザーが機能しなくなることになります。

2. スペアキーの依頼先は十分に吟味する
盗難防止のための高度な情報が詰まった機器ですから、安易に人に任せるのは避けましょう。出来上がりまでの日にちに余裕を持って、依頼先を十分に吟味することが大切です。

3. 新車購入時に、あらかじめスペアキーがいくつ必要か検討しておく
「万が一に備えて」「人に預けておくと便利かも」と考えてむやみに本数を増やすのは、紛失の可能性も増すことからお勧めしませんが、後から作り足すよりは手間がかかりません。自分のライフスタイルに合わせて、必要な本数を購入時から計算しておくと良さそうです。

イモビライザーの特徴は、何といってもセキュリティ上のパフォーマンスが高いことにあります。スペアキーを作るときは、その費用対効果も併せて検討したいところです。防犯に完璧はないといわれますが、できることは最大限しておくのが大切ですね。

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