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ゴキブリの巣はどこ?住処での生態を知って効果的に対処しよう!

公開日:2022.2.1 更新日:2024.4.4
ゴキブリの巣はどこ?住処での生態を知って効果的に対処しよう!

ゴキブリの巣がどこにあるかや生態を知ることで効果的な対策を行うことができます。この害虫は住処を特定してその場所にアプローチしていかないと、いつまでたっても被害が減ることはありません。ゴキブリはすさまじい繁殖力ですので、一つでも巣が残っていた場合それまでの対策が台無しになってしまう事もあります。ハチなどのように刺される心配がない代わりに、お店でゴキブリが出現したは致命傷になりなり客足も遠くこともあります。今回はゴキブリの住処での生態や対策法を紹介しますので、参考にして下さい。

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1. ゴキブリの住処での生態とは?

ゴキブリの巣での生態に関するさまざまな情報を分かりやすく紹介します

2匹のゴキブリが動いている絵

この害虫を効果的に駆除するためには、住処での生態を知っておかなくてはいけません。

ゴキブリはハチなどと違い、特定の巣というものを作りません。一匹のゴキブリが特有のフェロモンを発生させ、その匂いに引き寄せられるように仲間が集まり繁殖していきますので、どの場所でも巣になってしまいます。

昔から「一匹のゴキブリを見つけたら100匹以上居ると思え」と言われていますが、その言葉通りで、巣でのゴキブリは次々と卵を産み個体数を増やしていきます。

ゴキブリが集まりやすい場所としては台所、浴室、床下、本棚などの裏、放置された段ボールが考えられます。要するに、暗くてジメジメした場所であればどこでもいいということです。ちなみに冷蔵庫の裏などもゴキブリにとっては快適空間で、巣があった場合は50匹以上の幼虫や卵を一度に見ることになります。

この害虫の住処での生態で特質すべきは繁殖力でしょう。詳しい繁殖の仕組みやスピードは後ほど紹介しますが、ゴキブリは物凄い勢いで増殖しますし、卵がカプセル状の卵鞘というものに入っていますので、駆除しづらくなっています。ゴキブリは住処である暗い場所でも視力に頼らず触覚により行動できますので、家の中で死角を作らないようにすることが大切です。

2. ゴキブリは住処で繁殖する?

ゴキブリが巣でどのようにして繁殖しているのか詳しく紹介します

ゴキブリのシルエット絵

この害虫が住処で繁殖する工程やスピードは種類により違いますので、個別に紹介します。

まずは大型のクロゴキブリ、ワモンゴキブリ、ヤマトゴキブリの場合。住処にいるメスゴキブリのお尻から卵鞘が少しだけ出ます。その状態で1~2日経過後に住処に近い場所に産み付けます。卵鞘に守られた卵は約40日後に孵化し、10~20匹のゴキブリが誕生します。ただし、冬季などで気温が低ければ8ヵ月間卵の状態で過ごし、暖かくなってから孵化します。

メスゴキブリは一生のうちでこの作業を10回から20回繰り返しますので、ものすごい繁殖力ですね。

次に紹介するのはチャバネゴキブリなどの小型の場合です。メスゴキブリのお尻から卵が覗いたまま20日間過ごし、巣などの近くでポロッと落とします。小型ゴキブリの卵は落下してすぐに孵化します。その後メスゴキブリは約一週間でお尻から卵を出し、この工程を4回から8回繰り返した後に自然に亡くなります。

小型のゴキブリは住処に囚われず繁殖していきますので、非常に厄介な存在です。さらにひとつの卵鞘から20~40匹の幼虫が生まれますので、大型ゴキブリと比較して繁殖スピードも速くなっています。ですので、家の中で一番警戒するのは小型のチャバネゴキブリと言っても過言ではありません。冬場のゴキブリは産卵もせず動きが鈍くなっていますので、対策するには冬場が最も適した時期と言えます。

3. ゴキブリの住処の被害とは?

ゴキブリの巣があることでの具体的被害について簡単に紹介します

物陰で餌を食べているゴキブリの絵

この害虫の住処による被害で最初に紹介するのは、電子機器の故障です。

ゴキブリは暖かい場所を好む傾向があるのですが、その中でも特にチャバネゴキブリは電子機器などの隙間に住処を作りやすいと言われています。パソコンの本体やコピー機の隙間や冷蔵庫の裏にあるコンデンサー部分、珍しいところでは家庭用ゲーム機の中にもいます。ゴキブリの糞などにより、配線の接続部が接触不良を起こし故障につながります。

今回のケースで次に紹介するのが、経済的な被害です。ゴキブリが料理に混入していたり、お客様に発見されると信用問題になり、最悪の場合は経営困難から倒産することもあります。飲食店を経営されている方にとってゴキブリの巣があることは致命的ですので、定期的に消毒や駆除作業を行って下さい。

その他の被害で言えば、大切な書類や古本などを食われることもあります。ゴキブリは雑食性で紙を食べることもありますので、重要書類を保管する際はお気を付け下さい。

ここで最後に紹介するのが健康面への被害です。ゴキブリの住処にある死骸や糞が粒子状になり、それを吸い込んでしまうと気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎の原因になることがあります。特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭におかれましては、十分お気を付け下さい。

4. ゴキブリの住処の対策方法

ゴキブリの巣への対策として有効かつ簡単な方法を詳しく紹介します

殺虫スプレーから逃げているゴキブリの絵

この害虫の住処への対策として最初に紹介するのは、物理的に発見する方法です。この方法はゴキブリを見るのも無理という方にはあまりお勧めできませんが、効果が高いものです。

まずゴム手袋をつけ、マスクをしてタンスや食器棚、冷蔵庫を動かすことから始めて下さい。部屋中の家具などによる隙間や影をなくしたら、懐中電灯を使用して一箇所づつゴキブリの住処でないか確認していきましょう。

巣を発見した場合は、殺虫スプレーを使用してゴキブリを退治して卵鞘をビニール袋に入れ、プチプチと潰して下さい。全ての住処をきれいにすれば対策完了です。

ゴキブリを見たくない、住処が発見できなかったという方にはベイト剤がおすすめ。ベイト剤とは毒の入ったエサのことで、食べたゴキブリだけでなくその糞を食べたゴキブリも退治してくれる薬剤で、巣ごと駆除することが可能と言われています。

この対策方法で大切なのが、ベイト剤を置く場所です。外とつながっている窓のそばや部屋の隅、シンクの下などゴキブリが好きそうな場所を選んで、50㎝間隔を目安に設置して下さい。ただし、ベイト剤は水に濡れてしまうと効果が薄くなることがありますので、その点だけはお気を付け下さい。

ゴキブリは住処に対策することで効果的に駆除できますので、試してみることをお勧めします。

5. まとめ

ゴキブリの住処に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

殺虫スプレーで退治されたゴキブリの絵

この害虫の住処についての情報をお伝えしてきましたが、最後にアドバイスも兼ねてポイントをまとめます。

ゴキブリの住処への対策は直接駆除する方法とベイト剤を使用する方法の二通りあります。

住処を放置しておくと、いつまでも被害に悩まされるばかりか、拡大する危険がありますのでご注意下さい。もしも自身で対処できない場合は専門業者に相談することも一つの方法です。

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