本文へ移動

コウモリによる被害とは?事例や対策方法をご紹介

公開日:2022.10.11 更新日:2024.4.11
コウモリによる被害とは?事例や対策方法をご紹介

暗くジメジメした洞窟やトンネルなどに生息しているコウモリですが、実は屋根裏などに住み着くこともあります。
コウモリの繁殖力は低いのですが、寿命が3年から5年と長いので、家に住み着いてしまうと屋根裏が糞尿だらけになり、異臭などの被害が出るほか、うっかり噛まれでもしたら感染症の危険もあります。
そこで今回は、コウモリによる被害の対策について、生態や被害事例などの情報を交えながらご紹介します。ぜひ参考にしてください。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害鳥のROY株式会社

1. コウモリの習性を理解しよう

コウモリの特徴的な習性は超音波でエサを探すこと!昔は益獣の一面も!

暗闇を飛んでいるコウモリの写真

習性を知らない方にとって、コウモリは不気味な存在だと思います。日が暮れてくると羽の音がバサバサと響きますし、襲われて血を吸われるのではないか、と思っている方も多いのが現状です。確かに吸血コウモリという種類は存在しますが、国内では確認されていません。

コウモリの主食は蚊などの羽虫です。街灯の光に誘われて寄ってきた獲物を食します。また、水辺の近くの昆虫などを食べることもありますから、昔は川の生態系を守る益獣とも位置づけられていました。

そんなコウモリの住処ですが、基本的に暗くジメジメした場所です。なかでも天井裏は、一年中温度が一定で、天敵であるフクロウからも身を守れますから、コウモリにとっては最高の空間といえます。

コウモリの繁殖するスピードは年に2匹から4匹です。一匹の雌が生涯に産む数は約8匹前後と言われています。

この害獣が天井裏に住み着いてしまうと、どうしても糞尿が染みついてしまいます。コウモリに特別悪意がある訳ではありませんが、生き物ですから仕方がない事ですね。

コウモリの姿を見ると骨が浮き出ており、体が硬そうなイメージですが、2㎝程度の隙間なら体を器用に折りたたんで侵入してきます。コウモリの被害の対策をするのであれば、隙間を無くすことが非常に重要です。

2. コウモリによる被害事例①

コウモリによる被害事例その①天井にシミが出来てしまったケース

飛んでいるコウモリの写真

この害獣の被害として最も多いのが糞尿です。コウモリは巣をつくると、危険がない限り何年も住み続けます。当然その場所で糞尿をする訳ですから、木造住宅であれば天井に少しづつ吸収され、シミの原因になります。もちろんコウモリ以外にもハクビシンやタヌキなども天井裏に住み着きますから、「シミ=コウモリ」とはなりませんが、何らかの害獣が住処にしていることだけは分かります。

自分で確かめることも可能ですが、鳥獣保護法に登録されていますから勝手に駆除することは出来ません。であれば、調査の段階から専門業者に依頼することをお勧めします。天井のシミをそのまま放置していた場合、カビが繁殖したり、お部屋全体にアンモニア臭が充満する事態になることが予想されます。

またコウモリの糞にはさまざまな寄生虫がいます。それらが原因でアレルギーを発症したり、症状が酷くなるリスクもあります。

さらに天井裏が不衛生のままでしたら、木材なども腐りやすくなり老朽化が進む可能性もでてきます。いずれにしても、住んでいる人にとってメリットは一つもありませんから、早めに駆除してもらいましょう。

駆除費用などについては、後ほど詳しく解説します。もしも業者選びなどで困ったことや分からないことがありましたら、お住まいの自治体に相談してみるのもひとつの方法です。

3. コウモリによる被害事例②

コウモリによる被害事例その②追い出そうと手を出したら噛まれたケース

羽を広げて飛んでいるコウモリの写真

この害獣による被害として今回紹介するのは、海外だけでなく国内でも非常に多いケースです。主に天井裏を住処にするイエコウモリ(アブラコウモリ)は大人の手のひらくらいの大きさしかありません。簡単に追い出せそうと手を出した瞬間に噛まれることがあります。

なかには狂犬病を保有しているコウモリもいますので、噛まれたら感染することも。狂犬病が発症してしまうと100%命を落とすことになります。幸い国内ではコウモリによる狂犬病感染の事例はありませんが、海外では死亡事例が報告されています。仮に噛まれなかったとしても、コウモリの身体にはノミやダニなどの寄生虫がたくさん付着しています。その中でも特に怖いのがマダニです。マダニに噛まれてしまうと、命に関わる「重症熱性血小板減少症候群」を発症する危険があります。

また、ハンタウイルス感染症や日本脳炎などの危険もありますので、死骸であっても絶対に触れないで下さい。

触れてしまった、引っかかれた、噛まれてしまったといった場合は、休日や夜間であっても病院に連絡の上すぐに受診して下さい。しばらく様子を見てから受診するなどの行為は大変危険です。それくらいコウモリも含めた野生動物は人にとって危険という事です。

4. コウモリの被害を解決するために必要な費用とは?

コウモリによる被害を解決する費用を方法別に詳しく紹介します

コウモリが出している超音波のイメージ絵

まず簡単な方法としては忌避剤です。コウモリが嫌がる臭いの忌避剤を撒き、天井裏などから追い出します。コウモリ専用の忌避剤はホームセンターやインターネットショップで1,500円から2,000で販売されています。

次に紹介するのは超音波と光を発生させる撃退グッズ。コウモリが超音波を使う習性を利用した機械です。こちらもインターネットショップで2,000円から6,000円で手に入れることが可能です。

そして一番安全・確実なのが専門業者に依頼する方法。費用としては業者により若干の異なりがありますが、相場としては9,000円から15,000円です。この料金の中には、燻煙剤によるコウモリの追い出し、糞や死骸などの清掃、殺菌・消毒、侵入防止対策としての金網の設置が含まれています。ただし、依頼する業者とお宅との距離があまりにも遠い場合、出張費が必要になることがあります。都心部の住宅で、コインパーキングを利用する必要がある際は、その料金が加算されることも。

いずれにしても、依頼する業者やお住まいの地域、屋根裏の面積、侵入対策を講じる箇所の数などにより費用は変化します。コウモリの被害が解決しても、高額請求トラブルに巻き込まれては意味がありません。そこでおすすめなのが相見積もりです。複数の業者(2~3)から見積もりを取り、サービスや金額を比較して依頼先を決めて下さい。

5. コウモリの被害情報まとめ

コウモリによる被害関連情報のまとめと重要ポイントのおさらい

飛んでいるコウモリの写真

ここまでこの害獣による被害に関するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず、コウモリは天井裏を住処とすることがあります。放置しておくと糞尿による住宅の劣化や異臭、アレルギーの原因になることもありますので、早めに対策して下さい。

ただし、自分で追い払う行為は鳥獣保護法で禁止されていますし、万が一途中で噛まれたら命に関わることも。専門業者に依頼して安全・確実に駆除する方法がおすすめです。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害鳥のROY株式会社

コウモリ駆除の新着記事

おすすめ記事