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愛猫が亡くなった場合の葬儀はどうする?具体的な手順と費用を紹介

公開日:2021.7.30
愛猫が亡くなった場合の葬儀はどうする?具体的な手順と費用を紹介

大切な家族の一員である愛猫ですが、いつかはお別れの時が来ます。安心して旅立ってもらうためにも、残された家族できちんと葬儀を執り行いたいですよね。今回は、愛猫が亡くなってから必要となる葬儀の手続きや費用についてご紹介します。この記事を見て正しい方法でお別れをしましょう。

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1. 猫が亡くなった際の自治体における扱い

自治体では種類を問わず、ペットの死骸は一般廃棄物として扱われます。ただ犬と猫では亡くなってからの自治体における扱いが異なります。

まず、死亡届の有無。ペットとして犬を飼っていた場合ですと、狂犬病予防法による規定でペットが亡くなった際の死亡届を提出しておく必要があると定められています。愛犬の死後30日以内にはお住まいの市町村へ死亡届を出しておきます。

その一方で、ペットが猫である場合は、死亡届を提出しておく必要はありません。そもそも猫には予防接種に関する規定は存在せず、犬のような届け出は行わないことになっています。ですので、もし愛猫が亡くなってしまった場合は安置する準備をしておくとともに、きちんと葬儀の準備をしておきましょう。

具体的な葬儀の日程や遺体の埋葬方法など、決めておかなければならないことがたくさんあります。葬儀に関することはペット葬儀社が行っています。ちょっとでも分からないことがあれば、随時業者の方に質問されることをおすすめします。

亡くなったという事実は家族にとって受け入れがたいものがありますが、いつまでもそのままというわけにはいきません。気持ちの整理を早めに済ませ、次に向けて気持ちを切り替えておく必要があります。

2. 愛猫が亡くなってからまずすべきこと

愛猫が亡くなった後は、葬儀が始まるまでに残された家族がおおよその準備を行う必要があります。

まずやらなければならないのが、愛猫の安置。大切な家族が安らかに眠ってもらうためにきちんと行っておきましょう。

初めに目をそっと閉じてあげます。亡くなった直後ですと、目が開いたままになっている場合があります。きちんと眠りにつけるように、そっと目を閉じておくことが必要です。

次にお湯で身体をきれいに拭きます。また遺体から体液が排出される場合があります。口や鼻、肛門などそうした体液が排出される箇所にガーゼを入れましょう。人間の遺体と同じように、ペットの姿勢を楽にしてあげます。なるべく死後硬直が始まる前に、生前寝ていた時と同じ姿勢をとっておきます。

死後24時間を経過すれば硬直から解けるので、遅れてしまった時はその後でも問題ありません。ただし無理に曲げようとすれば骨折につながる可能性がありますので、姿勢を変える際は注意することが肝心です。

ペット用の棺桶や段ボールなどに遺体を入れたら、腐敗を防ぐために保冷剤を入れておきます。保冷剤は、遺体の脇・お腹周りに当てましょう。ちなみに夏場は保冷剤だけでは足りないので、クーラーを活用して室内温度を20度以下に保つことを心がけましょう。

3. 具体的な葬儀の手順

愛猫が亡くなってから、永代供養を行うまでの流れは以下のようになります。

①業者が来るまでの間愛猫を安置する
葬式を行うまでの間には期間があります。その間にペットの遺体を安置します。また安置する場所についても室内の温度管理など適切な配慮をしておきます

②業者と相談して葬儀の内容を決める
葬儀業者と話し合いを行います。この時、葬儀方法の選択や家族が火葬に立ち会うかどうかなど、具体的な葬儀のやり方に関して業者と打ち合わせを行った上で決めておきます。火葬場については家族が指定した場所、もしくは業者に推薦してもらった場所を選びます。

③葬儀場へ向かう
亡くなった愛猫とともに火葬場へ向かいます。ちなみに業者によってはお出迎えをしてくれるプランもあります。

④葬儀・火葬を行う
葬式自体に要する時間は約30分と考えておいていいでしょう。お線香を焚き、出席している家族でお別れします。その後1時間ほど遺体の火葬を行います。

⑤供養
火葬を終えたら遺骨を骨壺へ入れます。もし返骨を希望しないという場合には、業者により納骨室にて遺骨を供養してもらいます。返骨してもらったら、ご自宅の仏壇にて遺骨を納める、庭に埋葬するなどします。

4. 愛猫の葬儀にかかる費用

愛猫の葬儀にかかる費用は、葬儀の方法によって異なります。

ここでは主なペット葬儀の種類とともに費用相場についてご紹介します。さまざまな火葬方法がありますので、納得のいく葬儀ができるように確認しておきましょう。

・合同火葬
他のペットと一緒に火葬する方法。合同で行うので、比較的費用を安く済ませられるというメリットがあります。ただし他のペットの骨と混ざってしまう都合上、お骨拾いを行うことは不可能です。費用相場としては5,000円~10,000円前後になります。

・立会火葬
お葬式からお骨拾いまで、飼い主の方が立会いで行う火葬方法。流れは人間の場合と同じですので、こちらの方法を希望されている方も多いです。費用相場としては18,000~25,000円前後になります。・個別火葬
出棺の過程まで飼い主が立会い、その後からの流れはすべて葬儀社にお任せする火葬方法。ただし、火葬をしてからお骨拾いを行うことができなくなります。費用相場としては12,000~20,000円前後になります。

・訪問火葬
葬儀社が火葬設備を兼ね備えた自動車を用意し、ご自宅まで来てもらう火葬方法です。ご自宅で火葬できるので、火葬所へ出向く必要はありません。また、ご自宅で最後のお別れができます。費用相場としては18,000~20,000円前後になります。

5. 正しいペット葬儀業者の選び方

大切な愛猫をお見送りするためにも、業者選びはしっかり行う必要があります。

中には悪質な業者もあり、火葬方法などでトラブルになることもあるようです。実際に高額請求やペットの遺体遺棄事件といった問題が度々起きています。こうしたトラブルを避けるために、きちんと業者を選別していかないといけません。業者選びのポイントは次の通り。

まず正式な葬儀の協会に加盟しているかについてもきちんと確認しておきます。優良なペット葬儀業者であれば「一般社団法人日本動物葬儀霊園協会」や「一般社団法人全国ペット霊園協会」に必ず加盟しています。

また信頼できる業者かどうかを確かめるために、業者のホームページを見ておきましょう。最近では多くの業者が自社のホームページを開設しています。業者のサイトにはお客様からの声が掲載されているページが載っている場合があります。こうした声も業者選びにおいて大切な判断基準となりますので、よく見ておきましょう。

この他、業者の担当者ときちんと話し合うことも重要。良い業者ほど誠実な対応をしてもらえます。

費用だけではなく、業者の信頼性も確認することが重要。きちんとした業者を選んで、愛猫を見送ってあげましょう。

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