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ペットの遺骨はどうする?火葬後の供養方法についてご紹介します

公開日:2021.1.20 更新日:2024.4.9
ペットの遺骨はどうする?火葬後の供養方法についてご紹介します

大切な家族の一員であるペットが亡くなってしまったら、人間と同じように火葬を行い、返骨されたご遺骨をしっかりと供養してあげたいとお考えになる飼い主様も多いですよね。
ご遺骨の供養方法は様々な種類があり、明確にこうしないといけないといった決まりもないので、飼い主様のお気持ちやライフスタイルに合わせて供養方法を選びましょう。

今回この記事では、火葬後のペットのご遺骨をどうするかについてご紹介しています。ぜひ最愛のペットの弔い方法を考えるときの参考にしていただけますと幸いです。

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1.ペットの火葬後、ご遺骨はどうする?

供養方法はさまざま!どのようにペットを弔いたいかを考えて選択してください。

空に浮かぶ犬と猫の形をした雲の絵

ペットは、癒しや安らぎなどわたしたちの生活に多くの喜びを与えてくれる大切な存在です。
そんなかけがえのないペットがお亡くなりになったとき、昔ならご遺体を自宅の庭や空き地、公園などに埋葬したり、自治体に引き渡したりといった方法が一般的でした。

しかし、現在では大切な家族の一員であるペットは、人間と同じように火葬をしたり葬儀をしたりして、しっかりと供養を行いたいといった希望のある飼い主様がほとんどになっています。
そのため、ペットが亡くなったらペット葬儀業者へ連絡をして火葬をするといった考えが一般的となっています。

さて、火葬が終わった後のご遺骨についてですが、個別での火葬を執り行った場合はは返骨されます。

返骨されたあとの供養方法は、霊園に納骨したり、お墓に埋葬したり、自宅に骨壺を置いて供養したり・・・など様々です。
ご自身やご家族と相談して、「どのように供養したいか」「どのようにご遺骨を管理したいか」「管理費などの費用をいくらかけられるか」など、生活スタイルにあわせて総合的な視点からピッタリの供養方法を選択しましょう。

次項では、火葬後のご遺骨の供養方法についてご紹介します。

2.ペットの遺骨の供養方法①ご遺骨を手元に置かない場合

ご遺骨を手元に置かない場合の供養方法をご紹介します。

色鮮やかな献花がされたペット霊園の写真

・ペット霊園の墓地へ埋葬する
お墓への納骨を希望する場合は、他のペットと合同で埋葬するパターンと個別で埋葬するパターンがあります。
ご自身のペットが他のペットと一緒に眠ることで、さみしくないようにと考える場合は合同墓地への埋葬がおすすめです。
また、合同墓地に埋葬すると慰霊祭などが開催されるので、定期的に供養を行うことができます。
ただし、一度合同墓地へ埋葬を行うと、他のペットのご遺骨と混ざってしまうため取り出すことはできなくなります。

個別の墓地では、ご遺骨を埋葬して土に還すケースと、骨壺ごと納骨スペースへ納めるケースがあります。
墓石のデザインを選べたり、お供え物を供えられたりと、人間と同じように手厚く供養が行えます。
また、最近では飼い主様とペットが同じお墓に入ることができるプランを用意している霊園も存在します。

ペット霊園によりますが、墓地の掃除などを代行してくれるプランが用意されている場合は、管理費はかかってしまいますが、お掃除の手間が省け、お墓を綺麗な状態に保つことができます。

・ペット霊園の納骨堂へ納骨する
納骨堂にも墓地と同じく合同で弔うプランと個別で弔うプランがあります。
納骨堂はいわば屋内にあるお墓なので、開館時間内であれば雨などの天気に関係なくいつでも快適に手を合わせることができます。

ペット霊園によって、年間契約の一時預かりのみのプランだけでなく、管理者が飼い主様に変わってご遺骨を供養・管理してくれる永代供養のプランが用意されています。
こちらも合同墓地と同様に、定期的に合同慰霊祭を行ってくれます。

・海や山などの自然または自宅の庭に散骨する
散骨とは、ペットを自然に還してあげるといった考えのもと行われる供養方法です。
ご遺骨をパウダー状に砕く「粉骨」といった作業を済ませた後に、海や山などの自然や、ご自宅の庭や生前お気に入りだった散歩コースなどにお骨を撒いて供養します。

ペットの散骨に関する法律やルールなどは定められておりませんが、他の方の私有地など許可がいる場合があるので事前に確認をかかさないことと、他の方を不快な気持ちにさせないよう節度を守って行うことが重要です。
ご自宅にお庭がない場合は、プランターに散骨する方法もあります。


3.ペットの遺骨の供養方法②ご遺骨を手元に置きたい場合

大好きなペットと離れたくない場合は、ご自宅で供養しましょう!

家の中に飾られた愛猫の祭壇の写真

ここからは、ご遺骨を手元に置いておきたい場合の供養方法をご紹介します。

まず大前提として、火葬を行ったあとのペットのご遺骨を手元に置いておくことは法律上なんの問題もありません。
中には、ご遺骨をいつまでも持っていていいのかなと不安に思う方もいらっしゃるかと思いますがご安心ください。

ご自宅でご遺骨を保管する方法としては、骨壺をそのまま保管される方が多いです。
保管する場所としては、自宅の家族集まるリビングやペットが生前お気に入りだったスポットなどがよく選ばれます。

そのほかにも、ペット専用の仏具などを揃えてお仏壇を作ったり、写真や生前好きだったおもちゃなどを飾って祭壇を作ったりと、供養の方法は様々です。

また、ペットの生前の姿で作ったクッションやぬいぐるみといった世界にひとつだけのメモリアルグッズを作られる方も多いです。
いつでもペットをそばに感じたい場合は、ペットのご遺骨をアクセサリーに加工したものや、粉骨してカプセルの中に保管するご遺骨カプセルなどを身につけるといった供養方法もあります。

さらに、一度手元供養を選んだあとに霊園などへ納骨することも可能です。
ペットの場合、49日などの法要の決まりなどはないので、すぐに供養方法を決められない場合は、まずは手元供養を行い、その後ほかに希望の供養方法が見つかればそちらに変更するのもひとつの手です。

自宅供養を行う際に大きな骨壺を置くスペースがない場合は、粉骨を行いお骨の体積を減らすことで小さな骨壺へのサイズダウンも可能です。
粉骨はご自分でも行えますが、乳鉢などの準備が必要となり、作業を行うにも相当な体力が必要になります。
また、大切なペットのお骨をご自分で砕くといった行為をお辛く感じられる方も多いので、火葬を執り行ってもらった業者などに粉骨を依頼してみることをおすすめします。

4.ペットの遺骨の供養を行う際の注意点

自宅供養を行う際はご遺骨の管理に気を付けましょう

ペットの遺骨の入った骨壺の前に置かれた青と水色の2つの首輪の写真

ペットの遺骨を扱う際にはいくつか注意すべき点があります。以下に主なものを挙げます。

・法律や条例に抵触しないよう注意する
ペットの遺骨を自宅に埋葬する場合、ご自身の所有地内であれば何も問題ありません。ただし、私有地を除く場所にペットの遺骨を埋める行為は法律に反しているためご注意ください。公共の土地での埋葬は違法行為とみなされ、法的な罰則があります。
散骨についても、行う場所によっては許可が必要な場合があります。

・衛生面に配慮する
ペットの遺骨を自宅で供養する場合は、適切な容器に入れるなどして衛生的に管理することが大切です。
埋葬する際には、遺骨が地表に出ないよう十分な深さに埋める必要があります。

・手元供養の際は保管場所に注意する
小さなお子様や他に猫などのペットがいるご家庭では、骨壺を誤って倒してしまわないような場所への保管を行いましょう。

・将来引っ越す可能性がある場合は供養方法の洗濯に注意
将来お引っ越しの予定がある場合は、現在の自宅のお庭に埋葬したり、現在の自宅の近くの霊園に納骨したりといった供養方法は選ばない方が賢明です。
自宅のお庭に骨壺を埋めたままその土地を売ってしまうと後々トラブルにつながる恐れがあるほか、引っ越し先から遠い霊園に預けてしまうと会いたいときに会いに行けなくなってしまいます。

・ペット霊園の選び方にも注意する
ペット霊園への埋葬・納骨を希望する場合は、ペット霊園の選び方にも気をつけるようにしてください。
まず、一番に考えていただきたいのは、ご自宅からのアクセスの良さです。
ご自宅から近い場所にあり、会いたくなった時に気軽に会いに行けるような霊園が理想とされます。

いくつかの霊園を見学してみてその雰囲気を確かめてみたり、インターネットなどで評判を調べてみたりすることも重要です。
見学に訪れた際には、スタッフの方たちの対応や管理が行き届いているかなどもチェックしましょう。
大切な家族を安心してお任せできるような動物愛にあふれたスタッフの方々なら信用できることでしょう。

さらに、料金に関しても複数の霊園から見積もりを取って、その中で納得のいくものを選ぶようにしましょう。最初に伝えられていた料金から大幅に値上げされたり、きちんと説明を行ったりしてくれない霊園は避けた方がいいです。

■ペットの遺骨はカビが生える?
ペットのご遺骨をご自宅で保管する場合は、湿気でお骨にカビが生えてしまわないか心配される方も多いでしょう。

実際には、よほど住環境が湿っぽくない限り、一般的な自宅での安置であれば基本的にカビは発生しないのでご安心下さい。
実際に、10年ほど経過した遺骨を粉骨依頼に出した際に、全くカビが生えていなかったというケースも報告されています。

ただし、保管場所によっては一概にそうとは言えないため、湿気の多い場所や、結露の起こりやすい寒暖差の激しい場所などには保管しないようにしましょう。
湿気がどうしても気になる場合は、シリカゲルなどの吸湿剤などを使用して湿気対策を行ってください。

5.まとめ

この記事では、ペットの火葬を行った後のご遺骨の供養方法についてご紹介しました。

耳の垂れた犬と茶トラの子猫が仲良く眠っている写真

ペットの供養を行う際は、飼い主様のお気持ちと生活スタイルに合わせた方法を選択することが一番です。

ペットのご遺骨の供養方法には、明確にこの日までにどうにかしないといけない等の決まりはありません。ですので焦らずにじっくり考えて、ご家族の皆さんが納得のいく最適な方法で弔ってあげましょう。

ただし、ご遺体の火葬はペットがお亡くなりになったあとできる限り早く行わないと行けません。
その後の供養を考えると、返骨をしてもらえる個別での火葬をペット葬儀社へ依頼することをおすすめします。

監修

訪問ペット火葬『プティセレモ』代表:阪爪 篤史

訪問ペット火葬『プティセレモ』代表:阪爪 篤史

2021年創業。 東京都世田谷区を中心に、首都圏エリアの訪問ペット火葬、ペット葬儀を行う。
ペットとの最期のお別れに向き合うご家族様が、不安や心配なく我が子を見送ることができるよう、ご家族様の想いを第一にサービスの提供に努める。
大型犬の飼い主様にも寄り添えるよう、火葬車に搭載出来る『最大規模の火葬炉』を保有している所が同社の強み。
また、地域猫、野良猫の火葬を保護活動支援価格にて実施し、動物葬儀を通じ保護猫活動の支援を行う。
<資格・著書・受賞歴など>

一般社団法人日本動物葬儀霊園協会 動物葬祭ディレクター1級

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