自宅で起こる電気工事の種類や内容について紹介しますvol.2
公開日:2022.4.28 更新日:2024.4.5
前回(「自宅で起こる電気工事の種類や内容について紹介しますvol.1」)に引き続き、建築電気工事の中でも自宅で起こりうる電気工事の種類や内容をご紹介します。
新しく自宅にインターホンや防犯カメラなどの取り付け、LAN配線工事、アース工事をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
前回(「自宅で起こる電気工事の種類や内容について紹介しますvol.1」)に引き続き、建築電気工事の中でも自宅で起こりうる電気工事の種類や内容をご紹介します。
新しく自宅にインターホンや防犯カメラなどの取り付け、LAN配線工事、アース工事をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
インターホン工事には、新設・修理・交換の3種類があります。それぞれ工事費用が違うため、状況に合わせて選択する必要があります。
また、コストを抑えるためには相場を知ることも大切です。新規にインターホンを取り付ける場合、新しく配線を引く必要があります。配線工事は資格が必要なため素人ではできず、業者に頼むことが一般的です。屋外配線と家の中の壁内配線を引く必要があるので、家の壁にも穴を開けることになってしまいます。
屋外配線をブロック塀の内部に行いたい場合は、外部に傷が残ってしまいます。そのため新規でインターホンを付ける場合は、なるべく傷のつかない場所を選ぶことで、外観を損なわずインターホンの設置をすることができます。
インターホンの修理にも電気工事士の資格が必要です。精密機械であるインターホンの修理は、業者に依頼してしっかり直してもらいましょう。下手に触ると修理ができなくなってしまう恐れがあります。
自分での取り替えが可能なタイプでしたら取り替えは可能です。しかしそれ以外の配線工事が必要なものについては、その作業を自分でおこなうのは非常に危険ですし、作業には電気工事士の資格が必要です。資格をもっていない人が安易にDIYをしてしまうと、危険なうえに法律違反にもなります。もともとインターホンが付いている場合の交換は、配線がそのまま使えるので簡単な電気工事で終わります。
LAN配線工事とは、LANケーブルを使ってパソコンやルーターなどの電子機器を結ぶことです。コンピューターのネットワークを自宅や施設でつなげることができます。
LANには有線と無線があり、有線LANは物理的なケーブルでつなげるネットワークで、無線LANは有線を使わずにネットワークをつなぐものです。
工事内容はケーブルを天井に通す、コンセント部分にケーブルを出す、といったもので、一目見ると簡単そうに感じるかもしれませんが、さまざまなリスクがあります。天井にケーブルを通すためには、高い場所で作業しなくてはなりませんので、落下してしまう危険性もありますし、体にも負担がかかります。
また、コンセント口がすでに埋まっている場合は、ケーブルの出口を作らなくてはなりません。状況に応じて対応しなければならないので、知識のないものが行うのは困難でしょう。
LANの配線工事に発生する費用は、主に人件費や材料費です。料金設定は業者によって異なるので、自分で費用を明確にすることは難しいかもしれません。明確な費用を知りたい方は、業者に見積もりや現地調査を依頼することをおすすめします。複数の業者に依頼して比較してみることで、条件のいい業者を見極めることもできます。
暮らしの中にはたくさんの危険が隠れています。地震や台風などの自然災害、火事、空き巣など種類は様々あります。そういった危険から身を守るために行うのがこの防犯工事になります。
火事が発生した際はスプリンクラーや火災報知器を取り付けたりする作業が例としてあげられます。また、空き巣対策などの場合はセコムなどの警報機や、ガラスを割って入られる危険性があるため、防犯ガラスなどに取り替えるなどの作業が例としてあげられます。
このように防犯工事にも様々な種類のものが存在し、その工事内容によって作業内容やかかる費用、時間が大きく異なってきます。そのため、工事を依頼する際は必ず余裕を持ち、事前に情報を下調べしておくことをおすすめします。
また、作業を依頼する会社はたくさん存在し、会社ごとに評価などがあります。そういったものを見て参考にし、依頼する会社を選ぶようにしましょう。しっかりと会社を選ばないと後からトラブルにつながる危険性もあるため注意しましょう。
水気や湿気のある場所で使用することの多い洗濯機や電子レンジ、エアコンなどの電気器具は、漏電する危険性があります。そのため、アースを取り付けることで、電気を大地に逃し、感電や火災の危険を防ぐことにつながります。
水気や湿気のある場所で電気器具を使用する場合は、法令によってアースを取り付けなくてはいけないというのが義務になっています。洗濯機、衣類乾燥機、電子レンジ、エアコン、冷蔵庫など、水気や湿気のある場所で使用することの多いこれらの電気器具には、アースの取り付けが必要ということになります。
アースは注意事項を守れば、誰でも取り付けを簡単に行うことができます。アース端子付コンセントの場合は、アース線を電源コードより約20cm長いところで切断し、先端を約1.5cm皮むきしてアース端子に固定するだけで取り付けることができます。
作業を行う時は必ず時間に余裕をもって依頼するようにしましょう。もし、時間が決められた中での作業になってしまうと、作業が雑になってしまったり、そのほかのトラブルに繋がってしまう危険性も出てきてしまいます。
電気工事にも様々な種類のものものがあり、目的、内容によって大きく作業方法などが変わってくることがわかっていただけたと思います。
さらに、工事内容によって注意点は大きく変わるため、しっかりとあらかじめ調べ準備しておくことが大切になってきます。
また、工事ごとに費用も異なり、工事には大きな額の費用がかかる場合もあるため、お金の準備もしっかりと行っておくとスムーズに作業を行い、依頼することができます。ご紹介した情報を是非参考にしていただけたら嬉しいです。