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毛虫の対策は早期発見がカギ!駆除や予防方法について詳しく解説

公開日:2023.8.22 更新日:2024.4.22
毛虫の対策は早期発見がカギ!駆除や予防方法について詳しく解説

自宅の庭や外壁などに発生する毛虫は安易に近寄ると大変危険です。触らなければ大丈夫と思っていても、風に乗ってきた毒針にいつの間にか刺されてしまうこともあります。

今回は毛虫の対策方法を徹底解説します。
万が一刺された時の対処法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.毛虫の生態とは?

毛虫の対策をする前に生態を知ろう!

葉っぱを食べている毛虫の絵

一口に毛虫と言っても種類はさまざまで、基本的には春や秋に発生します。
毛虫が好む植物にも特徴があり、毒の有無には特に注意しておかなければなりません。

毛虫によっては直接触っていなくても、風に乗った毒針毛が洗濯物に付着し、皮膚炎を引き起こすこともあります。

毛虫はゴキブリなどに比べ動きが遅いからと安易に駆除しようとして刺されると大変です。
そのため、まずは対策を練る前に敵を知り、ピークが訪れる前に駆除するのがよいでしょう。

毒のある代表的な毛虫は以下の3種類です。

・チャドクガ
2.5センチほどで黒褐色にオレンジの模様がある毛虫です。
冬を卵の状態で過ごし、幼虫(毛虫)は4~6月と6~9月の2回発生します。
卵の時からすでに毒針毛があるので注意が必要です。

サザンカなどのツバキ科を好みます。

・ドクガ
色は黒褐色で、チャドクガに似ていますが約4センチまで成長します。
夏に産み付けられる卵は一か所に200~700個ほどのため、繁殖力が非常に高いです。
そのまま冬を越し、5~6月に孵化します。

カキ・ウメ・サクラ・バラなどさまざまな木に発生します。

・イラガ
約2.5センチの黄色を主体とした毛虫で、見分けやすい種類です。
発生時期は、4~7月と8~9月の2回です。

サクラ・カキ・カエデなどを好みます。

2.毛虫に刺されたらどうする?

甘く見ていると大変な事態に…あらかじめ刺されたときの症状や対策を知っておこう!

毛虫に刺されて赤くなった腕の絵

毛虫対策を行う前に、毛虫に刺された時どうするのかを考えておきましょう。
一度毛虫に刺されたことがある方はアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。心当たりがある場合は自分で駆除しないようにしてください。

■毛虫に刺された時の症状
痛み・かゆみを伴い、赤くなったり蕁麻疹が出たりします。

服でカバーされていない首などに症状が現れた場合は毛虫によるものではないか疑ってください。
基本的には刺されてすぐに症状が出ることは少なく、数時間後に異変を感じます。
ドクガ類については刺されてすぐ症状が出る場合と、翌日~翌々日に出る場合があるので注意が必要です。

■もし刺されてしまったら
かゆみを感じても、絶対にかきむしってはいけません。
毒針毛がまだ残っていた場合、かきむしることで他の範囲に症状が広がってしまう恐れがあります。

刺されたときの対策としては、まずは患部に粘着テープを使用して毒針毛を取り除いてください。
その後流水で洗うとさらによいでしょう。

最後に市販のステロイド外用剤を塗って様子を見てください。もし5~6日経っても症状が改善しない場合は皮膚科を受診することをおすすめします。

■毛虫に刺されないためには
駆除の際は、長袖・長ズボンを必ず着用してください。さらに、軍手・スカーフ・帽子などを組み合わせると効果的です。
毛虫を除去する際には素手で行わず、トングや割りばしなどを使用しましょう。

3.毛虫が発生したときに自分でできる毛虫の対策方法

毒のある毛虫の場合は、毒針毛固着剤を用意する

殺虫剤で退治された毛虫の絵

毛虫は卵の段階で対策するのが一番安全ですが、孵化してしまってから気づくことがほとんどでしょう。
まずは被害が広がる前に、孵化してしまった毛虫を迅速に駆除する必要があります。

駆除の手順は以下の通りです。

1.殺虫剤を用意する
毛虫用の殺虫剤を用意します。毒の無い毛虫であればそのままスプレーすれば大丈夫です。

しかし、毒のある毛虫の場合はそのスプレーの勢いで毒針毛が飛散する恐れがあります。なるべく毒針毛固着剤を用意するようにしてください。
また、同じ理由で風が強い日の駆除は避けましょう。

2.固着剤・殺虫剤を吹きかける
まずは固着剤を使用し毛虫を固めてください。
そして毒針毛が飛び散る可能性が低くなったところで殺虫剤を使用し、駆除します。

3.駆除した毛虫を処分する
枝に固められている毛虫は無理にはがさず、袋をかぶせて枝ごと切り落としてください。
地面に落ちている毛虫についても、必ず割りばしやトングなどを使用し、二重にした袋に入れてください。

全て除去し終わったら仕上げにもう一度殺虫剤を噴霧しておきましょう。

■もし繭を発見したら
毛虫を駆除した後、葉の裏側を確認してください。繭が張り付いている可能性があります。
植物によく似た色をしているので見つけにくいですが、駆除しておけば来年の毛虫を減らすことができます。

もし発見したらヘラなどの薄い板を使用してこそぎ取り、燃えるゴミとして処分しましょう。

4.今後毛虫に悩まされないための対策

毛虫が寄り付かないようにするためには

逃げている毛虫の絵

毛虫がいなくなった植物も、またシーズンを迎えれば同じ状態になってしまう可能性があります。
そのため、駆除の後は必ず予防するようにしてください。ご自身でできる対策は以下の通りです。

・定期的に剪定を行う
葉が密集していると毛虫を見つけづらく、忌避剤を使用してもまんべんなく行き渡らせるのが難しくなります。
また、こまめに剪定すれば毛虫対策はもちろん、植物にとっても日光が届きやすいのでいいことずくめです。

冬から春にかけてはより丁寧に剪定を行い、卵の状態のうちに枝を切り落として駆除しておきましょう。

・市販の忌避剤を使用する
忌避剤はドラッグストアやホームセンターで比較的簡単に手に入れることができます。使用する場所や植物の種類によってバリエーションもさまざまなので、用途に合ったものを選んでください。

中でも粉末タイプは周囲に撒くだけで害虫の侵入を防ぎ、植物に薬剤をかけずに済みます。
しかし、植物の根元に撒くと悪影響を与えてしまうので、一定の間隔を開けるよう気をつけてください。

・木酢液や酢を忌避剤として利用する
木酢液は500~1000倍、お酢は4倍に水で薄めることで忌避剤になります。これは毛虫が苦手とする匂いで、植物に直接スプレーが可能です。
ただし、市販の忌避剤に比べると効果は弱く、1~2週間ごとに散布が必要です。

また、雨が降ると流されてしまうので、雨上がりの日は注意しましょう。

5.毛虫対策は専門の駆除業者に相談しよう

毛虫はプロに対策してもらうのが安全

毛虫の駆除を行う事業者の絵

ここまで毛虫が発生した時の対策や予防策をご紹介しました。

しかし、この方法は毛虫の数が少ない時にのみ行ってください。
毛虫に直接触らなければ大丈夫だと安易に対策をしてしまうと大変危険です。症状が重篤になると、失神や呼吸困難などを引き起こす可能性があります。

ご自身での対策に限界を感じる前に、まずは業者に相談するのもひとつの方法です。
メリットや気になる駆除相場については、以下をご覧ください。

■毛虫の対策を業者に任せるメリット
害虫退治のプロなので、知識と経験が非常に豊富です。実際の状況を確認し、最適な方法で毛虫を駆除してくれます。

また、毒針毛の飛散についても対策をしてくれる業者が多いです。
小さなお子さんがいる場合は、庭で遊ぶこともあるでしょう。毛虫がいなくなったからと油断していると、残った毒針毛で皮膚炎になる可能性があります。
複数の業者で迷ったら、この点も判断材料のひとつにしてみてください。

■業者に任せた際の相場
毛虫駆除にかかる費用は、大体は10,000円前後の相場となっています。
しかし毛虫の量・被害を受けている木の本数・木の大きさなどによって価格は大きく変動します。
まずは無料で見積もりをしてもらえる業者に相談しましょう。

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