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ゴキブリの嫌がる音で駆除できる?超音波の効果と対策法を解説!

公開日:2025.4.9
ゴキブリの嫌がる音で駆除できる?超音波の効果と対策法を解説!

「ゴキブリは音で撃退できる」という噂を耳にしたことはありませんか?中でも、超音波を使った駆除グッズは手軽な対策として注目されています。しかし、本当にゴキブリに効果があるのでしょうか。

この記事では、ゴキブリが嫌がるとされる音や超音波の効果について解説するとともに、音以外でできる日常的なゴキブリ対策のポイントもご紹介します。確実な駆除方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1.ゴキブリが嫌がる音とは?

ゴキブリが特定の音を嫌がるという裏付けはない

嫌がるゴキブリのイラスト

「ゴキブリが特定の音を嫌う」という話を耳にしたことがあるかもしれませんが、実は、その説には科学的な根拠は確認されていません。

ゴキブリには少し変わった特性があります。
お腹のあたりには、「尾葉(びよう)」と呼ばれる、空気の動きを感じ取るセンサーのような器官があるのをご存じでしょうか。尾葉には2本の突起があり、表面には細かい毛が生えています。この毛が空気の振動に反応して動くことで、周囲の危険を察知する仕組みになっています。

ゴキブリは人間のように音を聞くことはできませんが、この尾葉によって空気の振動を感じ取り、危険を察知することができます。
そのため、人間や天敵となる動物・昆虫などが動いたときに生じる空気のわずかな振動にも敏感に反応し、素早く逃げるのです。

こうしたゴキブリの習性を利用して、超音波で空気の振動を発生させてゴキブリを遠ざけるという駆除グッズも市販されています。
ただし、これらの商品の効果については、現時点で十分な科学的証拠があるとはいえません。実際に効果があるのかどうかは、次の章で詳しくご紹介します。

2.超音波でゴキブリ退治は可能?

ゴキブリ対策に超音波は効かない

超音波発生装置のイラストレーション

ゴキブリは、人間には聞き取れない2万ヘルツ以上の高周波音を発するといわれている昆虫です。このため、ゴキブリにしか聞こえない超音波を使えば、駆除できるのではないかと考えられることがあります。

しかし、ゴキブリは非常に俊敏で、1秒間に約1.5メートルもの速さで壁や床を素早く移動するため、超音波を的確に当て続けるのは現実的に難しいといえるでしょう。

そもそも、超音波によってゴキブリの駆除が本当に可能なのかという点については、科学的な検証も行われています。アメリカ・ルイジアナ州立大学では、実際に超音波装置を用いたゴキブリの駆除実験が行われました。実験では3種類の超音波装置を使用しましたが、いずれもゴキブリに対する明確な効果は確認されなかったと報告されています。

こうした実験結果やゴキブリの行動特性を踏まえると、超音波による駆除は効果が乏しく、現時点では現実的な対策とは言い難いでしょう。

3.音以外にゴキブリが嫌うものとは?

ゴキブリが苦手とするにおいがある

ミントとアロマオイルの瓶の写真

ゴキブリが嫌がる「音」ははっきりとは確認されていませんが、苦手とされる「におい」はいくつか存在しており、それを活用した対策が可能です。

ゴキブリは、レモンなどの柑橘系のにおいハッカ油などのミント系のにおいクローブやローズマリーなどのスパイス系のにおいを嫌う傾向があります。さらに、ヒノキやベチバーといった樹木系のにおいも避けるといわれています。

これらのにおいには防虫効果のある成分が含まれており、ゴキブリは本能的に近づかないとされています。たとえば、柑橘系のにおいに含まれる「d-リモネン」は、夏に活発になる蚊への対策にも効果的です。また、ミント系に含まれるラベンダーには防虫効果が期待でき、クローゼットやタンスの引き出しに入れて使うのにも適しています。

上記の4種類の香りは、アロマオイルとしても一般的です。ハンカチやコットンにアロマオイルを染み込ませて気になる場所に置いたり、ディフューザーで焚いて室内に香りを広げたりする方法もおすすめです。アロマオイルを使えば、ゴキブリ対策だけでなく、リラックス効果も期待でき、気分転換にもつながります。

これらの香りはすべて天然由来のため、小さなお子さんがいる家庭でも取り入れやすいのが魅力です。たとえば、食べ終えた柑橘系の果物の皮を乾燥させて置いたり、ハッカ油をスプレーとして使用したりと、日常的に実践しやすい点もポイントです。柑橘類はスーパーで、ハッカ油はドラッグストアなどで手軽に購入できます。

ただし、ハッカ油やミント、柑橘系のにおいは、犬や猫、一部の小動物にとって刺激が強く、中毒を引き起こす可能性があります。ペットがいるご家庭では、使用を控えるか、十分に注意して取り扱うことが必要です。

このように、においを活用したゴキブリ対策は、手軽かつ実践的な方法のひとつです。生活環境や好みに合った香りを選び、無理なく続けられる対策を取り入れてみましょう。もちろん、心地よく過ごすために、香りの好みを大切にすることもポイントです。

4.ゴキブリを見かけたら専門の駆除事業者に相談しよう

自分で行うよりも確実に駆除してくれる

害虫駆除業者の写真

ゴキブリを見つけた場合、自力で駆除するのが難しいこともあります。そんなときに頼りたいのが、専門の害虫駆除業者です。プロは豊富な知識と確かな技術を持っているため、スムーズに駆除してもらえます。

プロに依頼すると費用はかかりますが、自分で駆除する手間やストレスを軽減できるうえ、家全体の害虫対策ができる点がメリットといえるでしょう。駆除業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目してみてください。

ゴキブリ駆除には、専門的な知識と高度な技術が求められます。そのため、過去に多数の駆除実績があり、口コミで高評価を得ている業者は、信頼性が高いと判断できます。

また、一般の住宅だけでなく、駆除が難しいとされる飲食店などでの対応実績があるかも確認しておきたいポイントです。業者によっては、ゴキブリに特化したサービスを提供している場合もあります。専門性の高い対応を希望するなら、どの害虫に特化しているかもチェックしてみましょう。

さらに、どんな薬剤を使用するのか、どのような方法で駆除を行うのかといった、実際の作業内容について詳しく説明してくれるかどうかも重要です。自身の生活スタイルや希望に合っているかどうかを事前に把握することができます。また、丁寧な説明をしてくれる業者は、作業においても丁寧な対応が期待できるため、選ぶ際の目安になります。

料金についても、事前にしっかり確認しておきましょう。すぐに契約するのではなく、まずは見積もりを取り、内容を十分に比較・検討してから正式に依頼するのが基本です。作業ごとの費用の内訳や、追加料金の有無も忘れずチェックしてください。

さらに、アフターフォローの内容も確認しておくことが大切です。せっかく駆除を依頼しても、すぐに再発してしまっては意味がありません。万が一再発した場合でも、迅速に対応してくれる業者を選ぶと安心です。

5.日頃からできるゴキブリ対策

家の中を清潔に保つ

台所掃除をする女性の手元の写真

せっかくプロに依頼して駆除を行っても、日頃の対策が不十分だと、ゴキブリが再び発生する可能性があります。ゴキブリを駆除するだけでなく、再発を防ぐためには、家の中を常に清潔に保つことが重要です。

家を清潔に保つための基本は、やはり日々の掃除です。特に、油汚れがたまりやすいコンロ周辺や、食べかすが集まりやすいキッチンの排水口、髪の毛が溜まりやすいバスルームの排水口などは、重点的に掃除しておきましょう。

また、飲み残しのペットボトルや食べ残しの入った弁当をそのままゴミ箱に捨てるのも危険です。ゴキブリの餌になる恐れがあります。中身を洗ってから処分する、蓋付きのゴミ箱を使うといった対策も効果的です。

さらに、ゴキブリが出没しやすい場所として、冷蔵庫などの大型家電の裏側や、シンク・洗面台の下、押し入れ、クローゼットなどにも注意を払いましょう。これらの場所はほこりが溜まりやすく目につきにくいため、意識的に掃除を行うのがおすすめです。加えて、見えにくい場所にゴキブリが嫌うにおいをつけておくのも良い対策になります。

観葉植物や鉢植えを室内に置いている場合にも注意が必要です。湿気がこもりやすく、土や落ちた葉などゴキブリの餌も豊富なため、格好のすみかになり得ます。鉢植えを置く際は、定期的に配置場所を変えたり、こまめに掃除したりしましょう。

掃除とあわせて、ゴキブリの侵入を防ぐ工夫も取り入れてください。壁の穴やひび割れ、すき間などがある場合には、コーキング剤などでしっかり塞ぎましょう。また、玄関やベランダ周辺など外とつながる場所は侵入経路になりやすいため、防虫剤の設置やゴキブリの嫌うにおいを使った対策を行うことも効果的です。

このような日常的な対策を徹底しつつ、実際にゴキブリを発見した場合や不安があるときは、専門の駆除業者に依頼するのが安心です。業者を選ぶ際は、本文でご紹介した選び方のポイントを参考に、複数の業者から相見積もりを取って比較しましょう。適正な料金で、納得のいく駆除を依頼することが大切です。

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