【バッタ退治】習性や被害事例、駆除費用などの情報をご紹介!
公開日:2022.4.15 更新日:2024.4.11
バッタの習性や被害事例、駆除費用について解説します。
バッタはイネや野菜、ハーブを食べるため、農家にとっては天敵とも呼べる存在です。しかし、実際にどのような被害があるのか、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
この記事を参考に大切な農作物をバッタから守りましょう。
バッタの習性や被害事例、駆除費用について解説します。
バッタはイネや野菜、ハーブを食べるため、農家にとっては天敵とも呼べる存在です。しかし、実際にどのような被害があるのか、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
この記事を参考に大切な農作物をバッタから守りましょう。
日本で発生することが多いのがオンブバッタやショウリョウバッタという種類です。オンブバッタの場合は発生時期が5~10月、ショウリョウバッタの場合は6~11月に活動をしています。
バッタは人に直接実害を与える虫ではないため、それほど嫌いではない人も多いかもしれません。しかし、農作物を育てる農家や園芸をしている人にとっては紛れもない害虫です。バッタはこれらの野菜やハーブを食べてしまうだけではなく、鉢に産卵されることもあります。そのため、バッタの痕跡を放置したままでいると、農作物に壊滅的な被害が及ぶかもしれません。
ただし、バッタの植生は種類ごとに違いが大きいことが特徴です。オンブバッタの場合はハーブなどを好んで食べますし、トノサマバッタやショウリョウバッタはイネを好んで食べます。
バッタの対策としては天敵であるカマキリを入れる、防虫ネットを張り巡らせるなどの方法があるでしょう。これらの方法を利用することで、バッタの被害を抑えられます。
また、苦手でなければ、直接バッタを駆除することも効果的です。バッタに産卵されている場合、卵までしっかりと駆除しなければ、被害が再発してしまいます。
バッタの被害事例として挙げられるのは大量発生です。バッタは2020年コロナと同時期にアフリカで大量発生し、農作物に甚大な被害を与えています。
ここ何年かでは最大規模とも言われているサバクトビバッタの大量発生によって、何千万匹ものバッタが様々な食べ物を食い尽くしました。
牧草を食べるため、家畜への影響がある他、水質にも悪影響を与え、その後の影響も小さくありません。この結果食糧危機に陥っている地域もあります。アフリカだけではなく、南米、ユーラシアにも影響が及んでいるそうです。
この被害に対処するために、ドローンを使い殺虫剤をばら撒くなどの対処が行われています。コロナウイルスの影響によって輸出や輸送にも問題が出ている中、バッタによる被害は到底無視できるものではないでしょう。
日本ではバッタの大量発生こそありませんが、その影響は少なからず出ています。作物などを輸入に頼っていることが多い日本ではこれらの農産物の価格の影響を大きく受けてしまうでしょう。今後どのような影響を及ぼすのか、注意が必要です。
日本でバッタが悪影響を及ぼすのは農作物への被害です。
オンブバッタと呼ばれるバッタは野菜を食べるため、実害が小さくないでしょう。シソやコリウス、キク、ハーブなどを食べる性質があるため、これらの食物を育てている場合はオンブバッタの襲来に注意が必要です。
トノサマバッタやショウリョウバッタの場合はイネを食べる性質があります。バッタは種類ごとに食性が大きく変わるため、バッタの種類に合わせた対処方法を取りましょう。
バッタは身体が大きい虫のため、防虫ネットで覆ってしまうのが効果的です。プランターで育てている場合など、規模がそれほどでもなければ、これらの対策が効果を発揮するでしょう。
そのほかにも、カマキリなどの天敵を入れる方法もあります。とはいえ、規模が大きい場合、これらの対策では十分な効果を発揮しないでしょう。その場合は農薬を使うことも選択肢になります。また、できるのであれば、個人で見つけ次第駆除することも効果が期待できます。
バッタの被害を放置しておくと農作物がほぼ食い尽くされてしまうため、放置できるものではありません。規模が大きくない場合は対策もそれほど難しくないため、早めに対処しておきましょう。大量発生してしまうと、個人ではどうにも対処しきれないこともあります。
バッタは農業をやっている人や園芸をやっている人にとっての害虫です。
そのため、個人での対処が基本となります。どのようなやり方をするのか、規模はどのくらいなのかでかかる費用は大きく変わります。家庭菜園レベルであれば、それほど費用がかかることはないでしょう。
防虫ネットを張り巡らせて、高くても数千円で抑えられるのではないでしょうか。ただし防虫ネットを農地に張り巡らせるためにはそれなりの手間がかかります。支柱を50cmほどの間隔で立てていく必要があり、間隔が広い場合は風の影響で倒れてしまう可能性があるため、注意が必要です。
防虫ネットで全体をカバーしていれば、バッタだけではなく、アブラムシなどの害虫やカラスなどの鳥からも作物を守れるでしょう。
規模が大きく、防虫ネットでカバーするのが難しい場合は農薬での対処をおすすめします。農薬での対処であれば、作物や規模にもよりますが、こちらも数千円レベルで対処できることが多いでしょう。
農薬を撒く場合はそれ以降の工程に悪影響がないか、よく検討してから行ってください。
この記事ではバッタの習性や被害事例、駆除費用について解説しました。
バッタは農業には重大な影響を与えますが、よほど大規模な数でなければ、個人での対処が十分に可能です。この記事を参考にバッタを効果的に駆除し、大切な農作物をバッタから守りましょう。