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オオスズメバチの巣はどこに作られやすい?特徴や駆除方法について解説

公開日:2023.7.11 更新日:2024.4.22
オオスズメバチの巣はどこに作られやすい?特徴や駆除方法について解説

スズメバチのなかでも特に攻撃性が高いといわれるオオスズメバチ。
そんなオオスズメバチが家のまわりを飛んでいたら、とても不安になるのではないでしょうか。
オオスズメバチの巣は比較的見つかりにくい場所にあるため、素人の目では簡単に見つけることができません。

そこで今回は、オオスズメバチの巣がどこに作られやすいのかについて解説します。
特徴や駆除方法についても触れますのでぜひ参考にしてください。

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1.オオスズメバチの生態を解説

大きさ・外見と活動時期について

飛んでいるオオスズメバチの絵

オオスズメバチがどのようなハチなのか、はっきりわかる方は少ないのではないでしょうか?
ここでは、オオスズメバチの特徴を紹介します。

・外見と大きさ
オオスズメバチの外見の特徴としては、頭はオレンジ色をしており、胴体は真っ黒です。胴体から下の部分は、オレンジと黒の縞模様になっています。

オオスズメバチは、働きバチで2.7~3.8センチメートルほどの大きさがあります。
女王バチなら4~4.5センチメートルほどと、働きバチと比べて一回り以上大きくなります。

オオスズメバチは、スズメバチのなかで最も大きいハチです。時には5センチメートルを超えるサイズの女王バチも発見されています。

・活動時期
オオスズメバチの活動時期は4~11月頃です。
4~5月になると巣作りがはじまります。この時期ですと、巣にいるのはまだ女王バチだけなので、被害報告が少ない特徴があります。

刺される被害が増加するのは7~11月です。
なぜなら6~8月にかけて働きバチが羽化し、巣が大きくなるためです。9~10月になると働きバチの数と巣の大きさがピークを迎えます。
それとともに危険性も最大となるため注意しましょう。

11月には新しい女王バチと雄バチが誕生します。女王バチだけが冬を越し、また新たな季節が巡ってくるのです。

2.オオスズメバチの巣はどのような形をしている?

形状や大きさを解説

巣の周りを飛んでいるオオスズメバチの絵

スズメバチの巣は、ミツバチのように穴がたくさん開いている巣ではなく、ボール型や釣り鐘型をしていることが特徴です。
オオスズメバチの巣も同じく釣り鐘型で、茶色のマーブル模様をしています。

ほかのスズメバチの巣よりも大きいのが特徴で、放置しておくと80センチメートルを超える大きさになるほどです。

オオスズメバチの巣は閉鎖的なところにつくられます。パッと見てわかるようなところにはないため、巣の存在を知らずに生活していることもあるでしょう。

オオスズメバチの印象や巣の大きさから、一見巣も頑丈なのかと思われがちですが、巣の素材は朽ち木や樹木の皮です。
見た目よりももろいため、地中につくられた巣を知らずに踏んでしまい、オオスズメバチに襲われるといったケースも実際発生しています。

やっかいなのは、オオスズメバチは土の中に巣をつくることが多いことです。
地面の近くでオオスズメバチが飛んでいたら、その付近に巣がある可能性が高いでしょう。

自分の生活圏内でオオスズメバチを見かけるようになったら、いつもどのあたりを飛んでいるのか注意深く観察することが必要です。
この時、くれぐれも近づいたり大きな音を立てたり、刺激となるような行動はしないようにしてください。

3.オオスズメバチの巣はどこに作られやすい?

基本的には人目に付かない場所がほとんど

木に作られたオオスズメバチの巣の写真

オオスズメバチが巣を作りやすい場所はどこなのでしょうか。

基本的には人目に付かない場所につくられます。
例えば、地中や木にできた穴、床下、剪定した枝のなか、屋根裏などがあげられます。
そこに共通していえることは、身を隠せて雨風がしのげる閉鎖的な空間だということです。
これらを考慮すると、以下のような場所につくられやすいといえるでしょう。

・山や森林
・山や森林の近く
・公園
・剪定した枝をそのまま放置している畑
・空き地
・空き家

山や森林、畑、公園は、自然が身近にある場所です。
地面も土なのでヘビやネズミが使わなくなった巣穴なども多く、オオスズメバチが巣をつくりやすい環境が整っています。
山中での仕事をするとき、ハイキングをするとき、山に近い公園で遊ぶときなどは、特に気を付けましょう。

また、空き家は人が近づくことが滅多にないため、家の中を自由に使うことができます。空き地なら踏み荒らされることもありません。

ただし、外敵から身を守り雨風をしのげるという条件がそろえば、人が住んでいる屋根裏や床下に巣をつくることもあります。
屋根裏や床下に巣をつくられた場合、暗くて駆除するのが大変です。早期発見ができるよう、日ごろから気を付けて見ておきましょう。

4.オオスズメバチの巣は自分で駆除できる?

初期の巣であれば駆除できる可能性はある

防護服を着てオオスズメバチを駆除しようとしている男性の絵

もしもオオスズメバチの巣が自分の生活圏内にできてしまったら、気が気ではないでしょう。

「子供が刺されたらどうしよう」「どこに巣があるんだろう」など、心配する気持ちは増すばかりです。

そのため、巣を発見できたら駆除することを選ぶ人がほとんどでしょう。
では、オオスズメバチの巣は自分で駆除できるのでしょうか。

前述したとおり、女王バチは4~5月頃に巣をつくりはじめます。そのため、この時期であればまだ初期なので自力で駆除することは可能です。

しかし、オオスズメバチの巣は人目に付く場所につくられないため、初期の巣を見つけることは難しいでしょう。
さらに、見つけたとしても女王バチがいることは確実です。体長4~5センチメートルもあるオオスズメバチに、攻撃される可能性があるということを忘れてはいけません。

また、6月以降に巣を発見した場合は、安易に駆除しようとすると危険です。
すでに働きバチが産まれているので、刺激を加えると集団で攻撃されてしまいます。また、自分自身は万全の対策をしていても、隣家や通りすがりの人に被害が及ぶ可能性もあるため気を付けましょう。

初期の状態をすぎた巣であれば、業者に依頼するのがおすすめです。

5.オオスズメバチの巣の駆除はプロに任せたほうが安心

プロに依頼するといくらかかる?

オオスズメバチの駆除事業者に依頼する女性の絵

オオスズメバチの巣を発見したら、業者に頼むのが良いでしょう。

では、プロに依頼をするといくらかかるのでしょうか?

オオスズメバチ駆除の基本料金は約26,500円が相場です。
スズメバチ駆除の基本料金の相場は全国平均で15,000円程度ですが、オオスズメバチはほかのスズメバチよりも攻撃性が高く危険なため、駆除料金が高くなる傾向にあります。

基本料金とは、巣がどのような場所にあるのか、どれくらいの大きさなのかに関わらず、必ずかかる料金です。
そこに巣の大きさや場所によって変動する追加料金がプラスされます。

例えば、20~30センチメートルの巣の追加料金が約8,500円かかるとすると、40センチメートルの巣の場合は15,000円ほどかかります。

また、土の中にある巣の場合は追加で約2,500~5,000円、床下や屋根裏にある巣の場合は約7,000円の追加料金がかかります。

そのほか、9~10月は最もハチの数が多く攻撃性が高まるため、時期によっても追加料金がかかります。

このように、大きさや場所などの要素によって料金の差があるため、一概にいくらかかると断定するのは難しいです。

そのため、オオスズメバチの巣の駆除を依頼する際は、まずは無料の現地調査を依頼して見積もりを出してもらい、それを元に複数の業者と相見積もりを行い、その中からお得な業者を見つけて依頼することをおすすめします。

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