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蜂とはどんな害虫?繁殖方法や退治の仕方をご紹介!

公開日:2022.4.15 更新日:2024.4.1
蜂とはどんな害虫?繁殖方法や退治の仕方をご紹介!

ハチに関する豆知識。ハチは一度刺したら死ぬ、の真実など。ハチ、と聞くとスズメバチなどの人間にとって害のある種族のイメージが強い人が多いと思います。しかし、そうした種類のハチは世界には約6万種、日本では約3000種生息ハチの中ではごく一部です。今回はそんなハチに関する豆知識を紹介します。まず、ハチの特徴的な部位といえば針ですが、自分たちの巣を脅かす外敵に対しての武器として使っている種族は実は少なく、日本では約2%、世界を見渡しても5%程度しかいません。そのほかの種族にとっては針の部分は産卵管、またはそれが変形したものであることがほとんどです。なので、オスは針を持っていませんし刺すこともできません。そして、産卵管の役割を担っている種族のハチについては、針部分の強度があまり高くないため、人間を刺しにくることもありません。ちなみに、ハチに関する豆知識として、ハチは一度針で刺したら死んでしまうという説を耳にしたことがある人は多いと思います。しかしこれは実は世界にも9種しかいないミツバチ限定での話。しかも、人間のように柔らかな皮膚を持つ生物を刺した場合のみです。なお、1刺しで死んでしまうケースは、ミツバチだけが針に持っている逆棘と言われる部分が皮膚に引っかかった状態でミツバチが無理に針を引き抜こうとして起こる現象です。

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1. ハチの繁殖方法とは?

ハチの繁殖方法は年に一回の交尾のみ!失敗すると巣全体がなくなることも

幼虫が産み付けられたハチの巣の写真

ハチの繁殖方法は種類により若干異なるのですが、基本的には一匹の女王バチが卵を産み続けることで繁殖していきます。

ミツバチの場合、今いる女王バチが事故や老齢化などで産卵できなくなると新しい女王バチが誕生します。新女王バチは生まれて7日後に交尾のために巣から飛び立ちます。10数匹のオスのハチと交尾した後に女王バチは巣に戻り産卵に入ります。

ミツバチの女王バチは1日に約2000個の卵を約2年間生み続けます。スズメバチの繁殖方法はミツバチと違い秋に新しい女王バチが誕生し一匹のオスと交尾した後にそのまま越冬します。新しい女王バチは春になると目覚め、蜜などで栄養を蓄えた後に巣作りをはじめます。巣がある程度出来て、働きバチの数が増えてくると女王バチは繁殖活動に専念します。

ハチの繁殖方法を知ったうえで気を付けて頂きたいことは、繁殖の最盛期を迎えたハチは非常に攻撃的になるという事です。普段はおとなしい性格のアシナガバチでさえ、8月の後半は攻撃的になります。アシナガバチでさえ攻撃的になるのですから、普段から攻撃的なスズメバチはさらに危険です。スズメバチの巣で新女王バチが誕生する時期は9月中旬から下旬の間ですので、その時期は巣がありそうな場所には近づかないようにしましょう。

2. ハチが繁殖する原因

ハチが繁殖する原因は前年にあることも!昨年ハチの巣が出来た家は要注意

木に集まるミツバチの写真

ハチが繁殖する原因はいくつかあるので紹介していきます。

まず原因として考えられるのが、前年もハチの巣があったご家庭です。おもにアシナガバチに多いのですがハチは毎年同じ場所に巣を作りやすいです。これは習性もありますしハチにとって巣が作りやすい環境にあることが原因です。ハチの繁殖の原因として次に考えられるのが死角です。庭の木などの手入れを怠っていると、外から見えにくくなりハチが繁殖しやすい環境になります。

ハチが巣を作りやすい3月から5月の期間だけでも庭の木を短めに剪定しておきましょう。家の周りが散らかっている場合もハチが繁殖する原因になりますので整理整頓をしておきましょう。ゴミステーションがハチの繁殖の原因になる事もありますので、家の近くにある場合は、巣が出来ないように家の周りを定期的に点検することをお勧めします。

ハチの繁殖の原因は上記の他にも気候などがあります。ハチは気温が上がると活動が活発になりますので、その年の夏が猛暑の場合は繁殖しやすくなります。逆に梅雨時期にたくさん雨が降り冷夏の場合は、ハチの数は少なくなります。ただし、キイロスズメバチは長雨になると天敵であるオオスズメバチが減るので、繁殖活動が活発になります。ハチが繁殖する原因を知って早めに対処したいですね。

3. ハチの繁殖を防ぐ対策

ハチの繁殖を防ぐ対策は春先に行うと効果的。早期発見で賢く対処

木の枝に作られたハチの巣の写真

ハチの繁殖を防ぐ対策は巣を作らせないことですが、それにはハチの習性を知らなくてはいけません。

越冬した女王バチは3月くらいになり気温が上昇すると活動をはじめます。最初は働きバチもいませんので女王バチ一匹で巣作りをはじめます。スズメバチでさえこの時期は攻撃的ではありません。ハチの繁殖を防ぐ対策はこのような春先に行いましょう。

最初にすべき対策は点検です。家の周りでハチが巣を作りそうなところを重点的に見て回りましょう。具体的な場所は床下、軒先、天井裏、戸袋などです。床下や天井裏はハチが入り込まないように通風孔などの隙間にネットを設置しておきましょう。戸袋は定期的に開け閉めをして乾燥させておくことです。軒先はハチが一番巣を作りやすい場所ですので、巣が出来始めていないか毎日点検することをお勧めします。

ハチの繁殖対策で巣の点検の次に大切なのが、水を放置しないことです。家の外に捨ててある水槽やプランター、ベランダなどに溜まった水を放置しておくと、ハチの水飲み場になり、その近くに巣を作らせる原因になる可能性があります。水が溜まりそうな物が置いてある場合は、速やかに撤去しておくことでハチの繁殖対策になります。

4. ハチを退治するには?

ハチの退治は夕方から夜にかけて行うことで戻りバチを防ぐことが出来ます

防護服を着たハチ駆除事業者の男性の写真

ハチを退治する方法を紹介しますが、安全には十分に注意して自己責任でお願いします。少しでも身の危険を感じる場合はハチ駆除の専門業者に依頼しましょう。

ハチを退治するには日中よりは夕方から夜間(出来れば日没後2時間)にかけての作業をお勧めします。日中にハチ退治をすると巣の外にいる働きバチまで駆除することが出来ませんので、あとから戻ってきたハチに刺されるケースがままあります。その点日没後でしたら全てのハチが巣に戻っていますので一斉に退治することが可能です。

ハチの退治に必要な道具はジェット式の殺虫スプレー、軍手(出来れば革手)、防護服、ゴミ袋、長い棒、懐中電灯です。ハチ退治の手順ですが、まず巣に向かって殺虫スプレーを噴射し続けましょう。徐々に巣との距離を詰めて羽音が聞こえ無くなれば棒で巣を落とし、ゴミ袋に入れれば退治完了です。

ハチ退治を自分で行うかどうかは目安があります。ハチの種類はミツバチやアシナガバチでしたら、自分で退治することが出来ますが、高い攻撃性を持つスズメバチは専門業者に依頼しましょう。

ミツバチやアシナガバチでも巣の大きさが15㎝を超えるものは業者に連絡したほうが無難です。ハチを退治する際は整髪料や香水など匂いのするものは絶対につけないで下さい。目が見えていない状態でも匂いで攻撃対象になってしまいます。

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