本文へ移動

家庭菜園のカラス対策とは?具体的な撃退法や業者の選び方を解説

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.15
家庭菜園のカラス対策とは?具体的な撃退法や業者の選び方を解説

上空にいるカラスは常にエサを探し求めて飛び回っています。そのため、気が付かない間に家庭菜園で作った農作物が狙われてしまう危険性があります。

そこで今回は自分でできる家庭菜園のカラス対策について解説。また、専門業者の選び方についてもご紹介します。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害鳥駆除110番

1.カラスの生態

カラスの特性や知能について解説します!

餌を探しているカラスの写真

家庭菜園の野菜でのカラス対策はまず敵を知ることから。カラスの食性や知能、行動パターンを知ることで対処がしやすくなります。

・主なカラス
国内ではハシブトガラスとハシボソガラスという主に2種類のカラスが生息しています。

ハシブトガラスは太くて少し曲がったくちばしを持っているのが特徴で、ハシボソガラスは細くて真っ直ぐのくちばしをしているのが特徴です。
どちらも黒い色をしていて、本来は森林や草原といった環境で生活していました。しかし、近年では人間の生活圏が拡大したことに伴い、都市部でも数多く目撃されるようになりました。

・食性
基本的には雑食性の生き物であるため、樹木の種子や野菜、果物、昆虫などを食べています。他の鳥の卵やヒナを狙うこともあります。
また、都市部にいる個体では間が捨てている生ゴミも貴重な栄養源であるため、好んで食べます。

・知能
カラスの知能は鳥類の中でも特に高く、人間だと小学校低学年の児童に匹敵すると言われています。

・特性
とにかく好奇心が強い生き物であり、自分が気に入ったものを巣へと持ち帰る習性があります。

また、カラスにしかない特性として貯食があり、自分で選んだ場所に食べ物を保管しておき、後から取りに行くことがあります。

2.代表的なカラス対策

よく利用される対策

吊り下げられたCDの写真

このように厄介な行動特性を持っているカラスですが、農家ではそうしたカラスに対抗するためにさまざまな予防策を講じています。
代表的な予防策は次の通り。

・ハウスを設営する
多くの農家で利用されているのはハウス栽培。簡易的なものから本格的なものまで、さまざまなビニールハウスがあります。
カラス対策はもちろん、生育環境において重要な湿度を一定に保ったり、雨風から育てた野菜や果物を守ったりするのにも使われています。

・かかしを設置する
地方の畑ですと、田んぼにかかしを設置されている光景を見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かかしもカラス対策の一つであり、人間がいると思わせて農作物に近づけないようにさせます。

ただし、設置してから数日は効果があるものの、1週間以上経過するとカラスも学習するようになり全く効果がなくなるおそれがあります。

・CDをぶら下げる
これも代表的なカラス対策の一つ。農村部だけではなく、ベランダ周りにCDをぶら下げている光景が見られることがよくあります。
カラスは光るものを嫌う習性があるので、全く対策しないよりは多少の効果が期待できます。

ただし、設置方法については工夫する必要があり、複数のCDの間には間隔を開けておく必要があります。

3.家庭菜園での具体的なカラス対策

個人でもできる撃退法

ネットがかけられた畑の写真

先ほどまでは農村部などカラスの被害に遭いやすい場所で行われている対策についてご紹介していきました。
ここでは個人で家庭菜園をされている方もできるカラス対策を解説します。

・鳥よけネットを使う
ビニールハウスまでは手が出ないけれど、カラスから大切に育てた野菜や果物を守りたいという場合におすすめ。
使い方はいたって簡単で、地植えやプランターの植物の上に張っておくだけ。
カラスだけではなく、スズメやハトなど他の鳥たちからも農作物を守ることができます。

ビニールハウスと違い保湿性や雨風からの防御機能は期待できませんが、カラスから守るという1点だけでも購入する価値はあります。

・忌避剤を使用する
カラスは嗅覚がそこまで発達してないことから効果がないと思われるかもしれませんが、最近ではカラス対策に使える忌避剤も登場しています。
手軽に噴射して使えるスプレータイプや固形タイプなどが発売されています。効果の持続期間は約1カ月程度。

ただし、雨が降っている日ですと雨に濡れて効果がなくなってしまうおそれがあります。

・超音波を使う
人間にとつては何ともない音でも、カラスは超音波が苦手。基本的に置くだけで十分です。
カラスなら19.5KHz~23.5KHzの周波数が効果的とされています。

4.カラス対策の注意点

気を付けておきたいこと

カラスに食べられたスイカ畑の写真

家庭菜園でのカラス対策をすぐにでもやっておきたいという方も多いでしょう。実際にホームセンターではさまざまなカラス対策グッズが販売されているので、買ってきてすぐに作業を行うことができます。
ただし、カラス駆除にはいくつか注意点があります。

・鳥獣保護法で規制されている
都市部でも多く見かけるカラスは勝手に捕獲したり、駆除したりしていいわけではありません。
カラスは鳥獣保護法によって保護されている生き物であるため、むやみに駆除を行うのは禁止されています。
万が一これに違反した場合は、1年以下の懲役または 5 0 万円以下の罰金が課せられることになります。
駆除作業を始める前にお住まいの自治体の役所まで申請しに行かなければなりません。

・カラスに攻撃されるおそれがある
カラスは知能が高く、素人の仕掛けた罠に簡単に引っかかってはくれません。また記憶力に関しても優れているので、罠を仕掛けたり、自分に攻撃してきたりした人の顔を覚えています。
そうなると、再度作業しようとしたときにカラスから狙われる可能性があります。

・健康被害
野生動物ですので、カラスは伝染病や感染症などをもたらす病原菌を宿しています。そのため、むやみに触れてしまうと感染症にかかるおそれがあります。

5.家庭菜園のカラス対策は業者にお任せ

専門業者の選び方

柿を食べているカラスの写真

前述したように個人で家庭菜園をカラスから対策するのはとても困難。いくら必要な道具が全て揃えられるからと言っても、知識と経験がないとご自身の身に危険が及ぶこともあります。

そんな時に頼りになるのがカラス対策の専門業者。ただし、業者と言ってもいい業者とそうでない業者があります。
ここではいい業者の選び方についてご紹介します。

・専門資格の有無を確認する
カラスは鳥獣保護法によって保護されているので、原則的に狩猟免許がないと捕獲・駆除を行うことはできません。
業者に頼む前にあらかじめ免許の有無は確認しておきましょう。
もし業者のホームページを見ても確認できない場合は、お電話やメールで担当者に確認してみるといいでしょう。

・見積もりをとること
業者探しで大切なことは見積もりを活用すること。最近では多くの業者が無料見積もりを受け付けていますので、積極的に活用しましょう。
見積もりを取っておくことで、必要な作業が含まれているか、不要なオプションはつけられていないか、などを確認できます。

・アフター保証があるか確認する
カラス対策ではアフター保証も大切。一度駆除作業を終わらせたとしても、新たなカラスがやってくることも。
現場の事後点検や再度被害に見舞われた場合の無料対応など、さまざまなアフターサービスがあります。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害鳥駆除110番

害鳥駆除の新着記事

おすすめ記事