ベランダの鳥対策をするには?具体的な対処法や業者の選び方を解説
公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.16
自宅のベランダにはハトやカラスなどさまざまな鳥たちがやってきます。
実際にフンの被害に悩まれている方も多いと思います。
そこで今回はベランダ周りにやって来る鳥たちを撃退する方法をご紹介します。
害鳥対策をやってくれる業者の選び方についても解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
自宅のベランダにはハトやカラスなどさまざまな鳥たちがやってきます。
実際にフンの被害に悩まれている方も多いと思います。
そこで今回はベランダ周りにやって来る鳥たちを撃退する方法をご紹介します。
害鳥対策をやってくれる業者の選び方についても解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
自宅のベランダには知らない間にさまざまな鳥がやって来ることがあります。
ここではそんな鳥たちの種類について解説していきます。
・ハト
外でよく見かけるハトは、代表的な害鳥のうちのひとつです。
夏以外の時期が繫殖期であり、春から初夏にかけてピークを迎えます。
また、雑食性の生き物であり、人を見てもあまり怖がらないので都市部でよく見かけます。
・カラス
ハトと同様、代表的な害鳥として知られるカラス。
人口の多い都市部で見かけるカラスはハシブトガラスという種類です。
繫殖期は春から初夏までの時期となります。
都市部はカラスのエサが多くあることから、個体数が増えてきています。
運動神経に優れていることに加え、記憶力が高く情報伝達力もあるため、非常に厄介な害鳥としてみなされています。
・ムクドリ
田畑が広がる農村部にいるイメージが強いムクドリですが、近年では駅前の街路樹をはじめ都市部でも出没するようになりました。
繫殖期は3月から7月にかけて。
数十羽の集団で活動していて、夕暮れ時には大きな鳴き声を出します。
・スズメ
猛禽類や猫などの天敵が人間を苦手とすることから、人の生活圏をすみかにすることがあります。
繫殖期は3月から8月にかけてで、 普段は集団で活動しています。
自宅のベランダに鳥がやってくることでさまざまな被害が引き起こされます。
主な被害は次の通り。
・フン害
鳥がやってくることによる被害で一番多いのがフン害。
外干しをしていた洗濯物を汚されたり、建物の表面を腐食させたりします。
また、そのにおいもきついことがあります。
さらに鳥の糞にはカビや菌が大量に含まれています。
例えばハトの糞はクリプトコッカス感染と呼ばれる症状を引き起こし、吸い込むだけでも発熱や胸痛などを引き起こす可能性があります。
・ゴミ荒らし
主にカラスによってもたらさせる被害です。
雑食性の生き物であるため、人間が捨てたゴミをエサにすることがあります。
特に人通りの多い繁華街はその被害が良く見受けられます。
また、カラスは洗濯物を干すのに使うハンガーを巣作りに利用することがあり、知らない間にベランダのハンガーが無くなっていたということもあります。
・鳴き声
鳥は集団で生活しているため、鳴き声がうるさく感じられます。
カラスやムクドリなどは集会を行うため、近くの電線や建物に集まってはよく鳴き声を出し合います。
・巣作り
ハトなどはベランダで巣を形成することがあります。
高層階であれば巣から糞が落下して周辺に被害を拡大させてしまうおそれがあります。
鳥による被害を出さないためにはしっかりとした対策をしていく必要があります。
ここでは個人でも実践しやすい対策をご紹介。
・掃除をする
手っ取り早い対策が掃除をすること。
ベランダ周りに糞や羽毛が落ちていれば、それを見た鳥が住みやすそうな場所だと思い込み、やってきます。
鳥たちを寄せ付けないためにも、ベランダ周りをきちんときれいにし、鳥がいた痕跡を残さないようにすることが大切です。
なお掃除をする際にはカビや細菌を吸い込まないように、マスクと手袋をきちんと着けるようにしましょう。
掃除機やほうきを使いたい方もいらっしゃるかと思いますが、菌が舞い上がるため使用は厳禁です。
鳥の糞が固まっている場合は、ぬるま湯をかけると落としやすくなります。
消毒用アルコールを吹きかけた上で、新聞紙を使って糞の汚れを取り除きます。
汚れを落としたら、汚れていた場所に漂白剤をかけ、ぬるま湯で濡らした新聞紙を使って拭いていきます。
・防鳥ネットを張る
これも基本的な対策ですが、防鳥ネットも抑止力があります。
透明なベランダネットが市販されているため、これをかけるだけでも大部違います。
ただしベランダの構造によってはネットを使用できない場合がありますので、購入される前に商品を確認しておきましょう。
前述の通り、鳥害対策としては防鳥ネットが役に立ちますが、それ以外にもおすすめの対策グッズがあります。
以下のグッズはホームセンターやインターネット通販などで気軽に購入することができます。
・木酢液
有機栽培や減農薬栽培にて利用されているもの。
鳥は木が焦げたにおいを嫌う性質があるため、予防策としては効果的です。
また、人間に対する健康被害も少なく、とても使いやすいです。
ただし撒いてから1日で効果がなくなってしまうことが多く、継続的に使用していく必要があります。
・剣山、プロテクタ
ベランダの手すりなど鳥が止まることが多い場所に設置します。
壁や周囲の色と同じものを選ぶと効果的です。 専用の金具を使って固定しておきます。
・超音波
人間には聞こえない音波でも、鳥たちによっては不快感を与える音だったりします。
その性質を利用したのが超音波。
最近では小型のものも出てきていて、とても使いやすくなりました。
使い方も簡単で、ベランダ周りに設置するだけ。
・風船カラス
カラスに似た風船があるとそれを見た鳥が天敵だと思い込み、近づかなくなります。
特にハトに対して効果があります。
ただしカラスを寄せ付ける可能性があるので注意です。
・粘着シート
ネズミと利用などの粘着シートをベランダの手すりなどに置いておくと、ベタベタするのを嫌がって鳥が寄り付かなくなります。
先ほどまで具体例な鳥害対策について解説していきましたが、個人だけでの対策には限界があるのが実情。
カラスのような賢い鳥ですと対策グッズによる罠を見破られますし、鳥退治には感染症の危険がつきまといます。
そんな時におすすめしたいのが鳥害対策の専門業者。
プロによる作業なので安全かつ確実です。業者選びの際には次のポイントを押さえておきましょう。
・専門知識があるかどうか確認する
鳥害対策の業者だと思っていたら営業代行の業者であり、鳥害対策が不十分だったという場合もあります。
電話やメールなどで相談してみて、担当業者に専門知識が備わっているどうか一度確認しておきましょう。
・実績が豊富である
優良業者として評価されているところは営業実績が豊富です。
業者のホームページにはこれまでの実績や施工事例掲載されていますので、目を通しましょう。
・口コミを確認する
100%真実とはいえないまでも、口コミは業者選びの際の判断材料となります。
気になる業者を見つけたら、インターネットで検索してみて依頼者による口コミを探してみることをおすすめします。
・アフター保証がある
鳥害対策は一度やって終わりではありません。対策してしばらくしないうちにハトやカラスが再びやってくる可能性があります。
事後点検や3年間保証などさまざまなアフターサービスがありますので、よく調べておきましょう。