ペアガラスとはどんなガラス？特徴や交換にかかる費用相場などを解説

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1. ペアガラスの特徴

ペアガラスとはいったいどんなガラス？その特徴についてご紹介します。

ペアガラスは、ガラスとガラスの間に密閉された 中間層を持ち光の透過性を保ちながらも断熱効果が得られるガラスです。複層ガラス、二重ガラスなどと呼ばれる場合もあります。

一般的な断熱材と同じ原理から作られており、対流が起こらない状態の空気は断熱性能が高いという特性を利用しています。また、断熱性をより高めるために中間層の幅を広げたり、アルゴンガスを封入したものもあります。

ペアガラスは、主に2枚のガラスで構成されますが、中間層にガラスを追加したトリプルガラスの製品もあります。

ペアガラスが持つ特徴としては、結露防止･断熱効果に役立つ点があげられます。一般的な単層ガラスと比べ、ペアガラスの断熱効果は約1.7倍とされています。
また、アルゴンガスが封入されたタイプのものは単層ガラスに比べ約4.0倍の断熱効果があります。

2. ペアガラスへの交換にかかる費用相場

ペアガラスの交換にかかる費用相場についてご紹介します。

ペアガラスに交換する際に、今まで単層ガラスを使っていた場合には、ガラスの厚みが異なるためサッシごと交換する必要があります。
以下は「工事費用相場」です。

サッシごと交換する場合の費用相場:約10万円

障子(ガラス周りのフレーム) 部分のみの場合:約4万円
簡単なアタッチメントを取り付けること で、既存のサッシでもガラスを取り付けることが可能です。

ガラスのみ交換:約8千円
上記の工事費用に加え、「ガラス本体」の価格がかかります。

大手三社の比較で平方メートル当たりの価格平均が約3万円となっており、以下が全て合算した価格となっています。

サッシごと交換の場合:約16万円
障子だけ交換する場合:約10万円
ガラスだけ交換の場合:約6万円

作業内容によってかかる金額は変わってきます。どこを修理したいのか、交換したいのかを必ず考えてきましょう。そして事前にどれくらいかかるのか調べておくことで、準備もしやすくなります。

3. ペアガラスへ交換するには？

ペアガラスの設置方法をご紹介します。

窓枠ごと交換する場合やアタッチメント金具を使って設置する場合、既存のサッシにガラスを納めることになります。

まず、ガラス戸を取り外します。現在使用しているガラスのアルミ枠にあるビスを緩めて、ガラスからアルミ枠を取り外します。続いてアタッチメント付きのペアガラスをアルミ枠にはめ込み、四方をネジで固定します。組み立てたガラスを元に戻せば完成です。

ペアガラスの場合、厚みが通常のガラスの2倍ほどある場合がほとんどのため、ガラスの専門知識がない場合には専門業者に依頼することをおすすめします。窓枠にガラスがハマらない場合には、窓枠の工事をする必要があるため、通常の交換よりも時間がかかります。
また、その場合は工事費用がプラスでかかってきてしまいます。

設置する際には、業者と相談して、より安く短期間で交換出来る方法で交換するのが良いでしょう。

4. ガラスの種類をペアガラスに！交換を業者に依頼した場合にかかる費用相場

ペアガラスの交換を交換業者に依頼した際の費用相場についてご紹介します。

ガラス本体を除く諸費用については、

A社:工事費用24,000円、現在使用中のガラス処理費用8,000円、コーキング代20,000円、運搬費3,000円の合計55,000円
Ｂ社:工事費用15,000円、ガラス処分費無料、特殊工事費なし、交通費 4,000円の合計19,000円
Ｃ社:工事費用20,000円、現在使用中のガラス処分費用5,000円、特殊工事費無料、運搬･交通費用3,000円の合計 28,000円

以上3社の比較から、同じ工事であっても依頼する会社によって料金は1.5～2.0倍程差が出る場合があります。特にガラスの処分費用、交通費の部分は会社によってかなり差があるようです。依頼する際には、何社か比較後に依頼するといいでしょう。

5. まとめ

ここまでご紹介したペアガラスに関する情報をまとめてご紹介します。

ペアガラスにはいくつかの種類があります。

一般的なペアガラスは2枚のガラスの間に密閉かつ乾燥した空間があり、断熱や結露防止といった効果があります。それに加え、中間層にアルゴンガスが注入されたものもあり、こちらは断熱効果が普通のものよりも高くなっています。

ガラス交換の際にかかる諸費用に関しては依頼する会社によってかなり差があるため、何社か見積もりを出した後に頼むといいでしょう。目安としては平均25,000円程度でしょう。
また、交換は自分で行うことも可能ですが、作業に不安のある場合は専門業者へ依頼することをおすすめします。

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