本文へ移動

断熱リフォームにはどれくらい費用がかかるのか?補助金についても紹介

公開日:2023.11.17 更新日:2024.4.22
断熱リフォームにはどれくらい費用がかかるのか?補助金についても紹介

住居をより快適にするために、断熱リフォームを検討している人もいるでしょう。しかし、いくら費用がかかるか分からなければ不安ですよね。

今回は断熱リフォームにかかる費用や活用できる補助金について紹介します。

※2023年11月時点の情報です。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

総合リフォームのROY株式会社

1.床の断熱リフォーム

相場は30~80万円

断熱リフォームを行っている床の写真

断熱リフォームのなかでも代表的なのが床の断熱リフォームです。床の断熱リフォームは以下の2種類に大別されます。

・充填断熱工法
フローリングを剥がし、そこに断熱材を敷き込むリフォーム方法です。充填断熱工法は、6畳間であれば30万円ほどの費用から可能となります。

しかし、家の状態や断熱材の厚みなどによって、大引きという床下の構造材を下げる必要がある場合があります。その場合は、70万円程度の費用がかかることもあります。

また、無垢材やコルクなどの床材にする場合はプラス10万円程度の費用が必要になる場合があります。

床の広さなどによって変動しますが、工期は4日〜1週間程度の場合が多いです。

・吹込み工法
吹込み工法というのは、床下に発泡プラスチック系の断熱材を吹きつけるリフォーム方法です。この方法はシロアリ対策が難しく、あまりおすす出来ません。

シロアリは住宅に致命的な損害を与えることもあるので、吹込み工法ではなく充填断熱工法を選んだ方が賢明でしょう。

2.壁の断熱リフォーム

相場は30~40万円

断熱リフォームを行っている壁の写真

壁の断熱リフォームは以下の2つに大別されます。

・充填断熱工法
充填断熱工法は、壁を剥がして断熱材を敷き詰める方法です。6畳間の壁を断熱する想定なら、充填断熱工法なら30万円程度の費用が必要になる場合が多いです。

・断熱パネルの設置
壁の断熱リフォームの中には、壁を剥がさず、既存の壁の上に高断熱性のパネルを貼る方法もあります。断熱パネルを設置する場合は、おおよそ40円程度の費用が必要になります。

断熱性能は充填断熱工法よりも断熱パネルのほうが優れているのですが、断熱パネル自体が高価であるため、リフォーム費用も高くなります。

3.窓の断熱リフォーム

相場は5~20万円

断熱リフォームが行われた窓の写真

窓の断熱リフォームの方法には、以下の3種類があります。
どのような方法を選択するかによって費用は変わってきますが、1ヶ所につき5~20万円が相場となります。

・内窓の設置
内窓の設置というのは、既存の窓の内側に、もう1つ窓を取り付ける方法です。「インナーサッシ」や「二重窓」と呼ぶこともあります。
断熱性能が高く、それでいて費用を抑えやすいリフォーム方法となります。

窓が二重になることによって気密性が高まり、窓と窓の間に空気の層が出来るので断熱性を発揮します。
施工も3時間程度で完了するため、工事の手間がかかりません。

・ガラスの交換
文字通り、既存の窓のシングルガラスをペアガラスなどに交換するリフォーム方法です。
3つのリフォーム方法の中で最も費用がかかりませんが、高い断熱効果が期待出来るものではありません。
また、ペアガラスは重量があるため、既存のレールが耐えられない場合もあります。

・窓の交換
断熱のために、窓をサッシごとすべて交換してしまうというやり方もあります。
高い断熱効果を期待することが出来ますが、内窓を設置する場合に比べて2〜3倍の費用が必要になる場合があります。
しかし、内窓と違って窓が二重になることはありませんから、窓の開け閉めが面倒に感じるということはないはずです。

4.天井の断熱リフォーム

相場は15~25万円

断熱リフォームを行っている天井の写真

天井の断熱リフォームは以下の2種類に大別されます。

・充填断熱工法
充填断熱工法は、綿状に成形した繊維系の断熱材を敷き詰めるリフォーム方法です。「敷き込み工法」と呼ぶこともあります。

・吹込み工法
吹込み工法は、発泡プラスチック系の断熱材を機械で吹きつける方法です。
デメリットとして、障害物があると隅々まで吹き込むのが難しいという点が挙げられます。
そのため天井のリフォームでは、吹込み工法ではなく充填断熱工法が採用される場合が多いです。

6畳1部屋の天井裏にたいして充填断熱工法によるリフォームを行った場合、費用相場は15万円程度となります。
そこに防湿フィルムの施工を加えた場合、トータルで25万円程度が相場となります。

5.断熱リフォームに活用できる補助金とは?

2023年11月現在、断熱リフォームで使える補助金はぜんぶで3種類

補助金のイメージ写真

断熱リフォームにはある程度の費用が必要になります。
リフォームの範囲が広くなればなるほど、より多くの費用がかかってしまいます。

しかし、国や自治体の補助金を上手く活用すれば、断熱リフォームの費用を安くすることが可能です。
2023年11月現在、断熱リフォームに活用することが出来る補助金には以下の3種類があります。

1.既存住宅における断熱リフォーム支援事業
補助の対象となるのは、以下の断熱リフォームです。

15%以上の省エネ効果が見込まれる改修率を満たす高性能建材(断熱材、窓、ガラス)を使用した既存住宅のトータル断熱リフォーム。

居間(生活する時間が最も長い居室)に高性能建材(窓)を用いた断熱リフォーム。

戸建住宅の場合、1住戸あたり120万円を上限額とし、補助対象費用の3分の1以内が補助されます。
集合住宅の場合、1住戸あたり15万円を上限額とし、補助対象費用の3分の1以内が補助されます。

2.長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、良質な住宅ストックの形成や、子育てしやすい生活環境を整備するために、既存住宅の長寿命化や省エネ化などに役立つ性能向上リフォームや、子育て世帯向けに改修するリフォームを支援する事業です。

「長期優良住宅化リフォーム工事に要する費用」が補助対象なのですが、その中には断熱リフォームが含まれています。

3.先進的窓リノベ事業
先進的窓リノベ事業は、既存住宅の断熱性能を高めるために、窓のリフォームに対して補助金を支給する事業です。
1戸あたりの補助上限額は、200万円となっています。

ガラス交換の場合、1ヶ所当たりの補助金上限額は48,000円となります。
内窓設置の場合、1ヶ所当たりの補助金上限額は124,000円となります。

外窓交換(カバー工法)の場合、1ヶ所当たりの補助金上限額は221,000円となります。外窓交換(はつり工法)の場合、1ヶ所当たりの補助金上限額は221,000円となります。

費用を抑えて断熱リフォームをするためにも補助金はぜひ活用したいところですが、条件などが分かりにくい場合もあります。
まずは信頼出来る専門業者に補助金を活用した断熱リフォームについて相談してみましょう。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

総合リフォームのROY株式会社

お家の修理・リフォームの新着記事

おすすめ記事