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砂壁にカビが生えたらどうする?DIYでできる対処法とリフォームの判断基準

公開日:2026.3.6
砂壁にカビが生えたらどうする?DIYでできる対処法とリフォームの判断基準

ご自宅の砂壁に黒い斑点や広がる汚れを見つけると、「このままで大丈夫なのか」「自分で直せるのか」と不安になるものです。砂壁は湿気を吸いやすい素材のため、一度汚れが広がると見た目が悪くなるだけでなく、部屋の空気環境にも影響が出ることがあります。

また、砂壁に発生したカビは表面だけを拭いても再発することが多く、塗り替えや下地処理などの対応が必要になる場合もあります。方法を誤ると、壁材を傷めたり、再びカビが広がったりするため、対処の判断に迷いやすいのも特徴です。
砂壁にカビが広がっている場合は、表面清掃ではなくDIYによるリフォームを検討することで、原因から対処できるケースがあります。

この記事では、砂壁に発生したカビへの対処として、自分で行うリフォームの基本的な手順と注意点を分かりやすく解説します。

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1.砂壁にカビが生える原因

漏水、結露などが考えられる

窓に発生した結露の写真

砂壁は想像以上にカビが生えやすく、カビの除去も簡単ではありません。見た目が悪くなるだけでなく、湿気が多い状態が続くとカビが広がりやすくなるため、原因を理解して対処することが大切です。

砂壁は調湿効果があるといわれていますが、実際には塗り厚が1ミリ程度と薄いため、湿気が多い環境では吸収した水分を十分に放出できないことがあります。住宅の立地条件によって差はありますが、湿度が高い場所では湿気が溜まりやすくなります。湿気が壁の中に溜まり続けると、砂壁の内部でカビが発生しやすい状態になります。

砂壁にカビが生えてしまう原因として多いのは、漏水や結露です。特に漏水が起きている場合は壁が常に濡れている状態になるため、カビが繁殖しやすくなります。また、漏水が原因の場合はカビを除去しても、根本的な問題が解決されない限り再発する可能性があります。

また、カビの中でも黒・紫・赤色のカビは水分の多い場所で繁殖しやすい特徴があります。これらのカビが発生している場合は、以下のような問題が起きている可能性があります。

・寒暖差が激しく結露が発生
壁と室内の温度差が大きいと結露が発生し、壁の表面に水分が残ることでカビが生えやすくなります。

・湿度が85%以上の状態
湿度が高い状態が続くと、砂壁が湿気を吸収し続けて乾きにくくなり、カビが発生しやすくなります。

・水道管の破損による漏水
壁の内部で水道管が破損すると水分が壁に染み込み、気づかないうちにカビが広がることがあります。

上記のような問題が発生している場合は、状況に応じた対策を取りましょう。

結露が原因の場合は、こまめに換気を行ったりサーキュレーターで空気を循環させることで、湿気がこもりにくい環境を作ることができます。湿度が高い場合は、除湿器を活用して室内の湿度を下げることも有効です。

また、水道管が破損している場合は自分で修理するのが難しいため、専門業者に依頼する必要があります。破損した水道管を放置すると漏水によって住宅や家具に大きな被害が出る可能性があるため、早めに対応することが重要です。

青色や茶色のカビが発生しやすいのは、日当たりが悪い部屋です。これらのカビはジメジメした環境を好み、湿度60%以上で温度20〜30℃ほどの環境で発生しやすくなります。
さらに、家具の配置によって壁際の風通しが悪くなっている場合も、湿気が溜まりやすくなりカビが発生しやすくなります。

2.カビがひどくなければDIYでリフォームすることも可能

砂壁のカビ取りは簡単ではない

DIYのイメージ写真

DIYが流行していることもあり、砂壁のカビ取りを自分で解決したいと思う方もいるはずです。自分で直せれば費用を抑えられるため、まずはDIYで対応できないか検討するケースも少なくありません。

ただし、カビの程度によってはDIYで解決できる場合もありますが、一般的に砂壁のカビ取りは簡単ではありません。
その理由は、砂壁の表面が凸凹していること、触れるとポロポロと崩れやすいこと、さらに液剤を使用したときに垂れ跡が残りやすいことにあります。
このような性質があるため、砂壁のカビ取りは状況によってDIYでは対応が難しい場合があります。

どうしても自分で砂壁のカビ取りをしたいという場合は、下記の条件に当てはまるかどうかを確認してみましょう。

・カビの発生場所が狭いところや高いところではない
作業がしやすい場所であれば、壁材を傷めるリスクを抑えながら作業できます。

・カビの色素が取れなくてもよい(見た目のきれいさにはそこまでこだわらない)
砂壁は素材の性質上、カビの色が完全に消えないこともあります。

・砂壁に発生しているカビの範囲が狭い
カビが局所的であれば、部分的な対処で済む可能性があります。

カビが生えて間もない場合は範囲が狭いことも多く、DIYで取り除ける可能性があります。
しかし、カビは少しの間放置するだけでも一気に広がることがあるため、広範囲に広がっている場合はDIYによる解決は難しいと考えた方がよいでしょう。
また、無理に薬剤を使って作業すると砂壁そのものを傷めたり、液だれによって以前の状態より見た目が悪くなったりすることもあります。

3.砂壁のカビを取り除く方法

市販のカビ取り剤は使用不可

スプレー洗剤と雑巾の写真

砂壁のカビ取りをする際には、市販のカビ取り剤を使わないようにしてください。お風呂のカビ取りに使われる薬剤や漂白剤には、次亜塩素酸ナトリウムが含まれていることが多く、砂壁に使用すると素材を傷める可能性があります。薬剤ボトルの成分表示を見ると記載されているので、使用前に確認しておくと安心です。砂壁のカビ取りでは、次亜塩素酸ナトリウムではなく次亜塩素酸水を使用する方法が推奨されています。

もし市販のものを使ってカビ取りをするのであれば、次亜塩素酸水を使用しましょう。次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は名前が似ていますが、性質が異なるため別のものとして扱う必要があります。

■カビ取りの方法
≪用意するもの≫
・400ppm以上の次亜塩素酸水
カビに直接吹きかけて除菌するために使用します。

・マスク
カビや薬剤を吸い込まないようにするために着用します。

・ゴム手袋
薬剤が手に触れるのを防ぐために使用します。

・スプレーボトル
次亜塩素酸水を霧状にして吹きかけるために使います。

・ゴーグル(あればなお良し)
薬剤やカビの飛散から目を守るために役立ちます。

・長袖の衣類(あればなお良し)
皮膚への付着を防ぐために着用しておくと安心です。

カビ取りを行う際には、マスクとゴム手袋は必ず使用してください。カビ取りの作業では薬剤の臭いを吸い込んだり、手に触れたりすることで体調に影響が出る可能性があります。できればゴーグルや長袖も着用し、肌の露出を減らして作業することが望ましいです。

≪カビ取りの手順≫
①作業前に窓を開け、換気扇を回すなどして十分に換気を行い、マスクとゴム手袋、ゴーグルを着用します。

②スプレーボトルに400ppmに薄めた次亜塩素酸水を入れます。

③カビが発生している場所に、下の方からたっぷりと吹きかけます。

④そのまま乾燥させます。

次亜塩素酸水には漂白効果がないため、カビの色素までは完全に落とせない場合があります。また、漂白成分がないため液だれしても跡が残りにくいですが、上から吹きかけると汚れが垂れて跡になる可能性があります。そのため、薬剤は下から吹きかける方法が推奨されています。

4.砂壁のカビがひどければ専門業者に依頼するのがおすすめ

広い範囲をDIYリフォームで対応するのは困難

クリーニングの専門事業者の絵

砂壁のカビは繰り返し発生しやすいことからも分かるように、個人で行う対策には限界があります。とはいえ、DIYで対応すれば費用をあまりかけずに済むというメリットもあります。

しかし、砂壁のカビが広範囲に広がっている場合や、何度も繰り返し発生している場合はリフォーム業者に依頼する方法を検討した方がよいでしょう。砂壁のカビが広範囲に広がっている、または再発を繰り返している場合は、DIYではなくリフォーム業者に依頼する判断が重要です。リフォーム業者に依頼すれば、下地の状態を確認したうえで適切な処置が行われるため、個人で対処するよりも再発する可能性を抑えやすくなります。

カビ取り作業にこれまで多くの時間を使ってきた方もいるでしょう。それでもカビが繰り返し発生すると、作業そのものに負担を感じてしまうことがあります。専門のリフォーム業者に依頼することでカビの再発を防ぐ対策を取りやすくなり、自分で何度もカビ取り作業を行う必要がなくなるため、日常生活の負担を減らすことにもつながります。

カビが生えていない状態を維持することは、清潔な住環境を保つうえでも重要です。カビは空気中にも存在していますが、砂壁などにカビが生えている場合は空気中に浮遊するカビの量も増えるといわれています。砂壁にカビが発生している状態は、室内のカビ量が増えているサインと考えられます。カビは人の身体に良いものではなく、感染症やアレルギー、中毒などを引き起こす可能性があります。

5.砂壁のカビ取りを専門業者に依頼するときの注意点

複数の業者に見積もりを出してもらうこと

注意点のイメージ写真

砂壁のカビ取りをリフォーム業者に依頼する際に気を付けたいのは、複数の業者に問い合わせを行い、見積もりをしてもらうことです。リフォーム業者はどこも同じと思っている方もいますが、そのようなことはありません。作業方法にも違いがありますし、費用にも差があります。
すぐに作業を依頼するのではなく、無料の見積もりを利用することで一度冷静に判断する時間を持つことができます。

複数の業者から見積もりを取ることで費用の相場や業者の対応を比較できるため、業者選びで失敗するリスクを減らすことができます。業者の対応を見ることもできるため、よい業者を探すためだけでなく、対応の悪い業者を避ける意味でも見積もり比較は重要です。

複数の業者に見積もりを依頼する手間は発生しますが、対応の良し悪しを確認できるというメリットがあります。見積もりの金額だけでなく、説明の分かりやすさや対応の丁寧さなどを比較することで、この業者には依頼したくないと判断できる場合もあります。

いきなり作業を依頼してしまい、複数の業者から見積もりを取らないままだと費用の相場が分かりにくくなります。その結果、業者の提示する金額をそのまま受け入れてしまい、必要以上に高い費用を支払うケースもあります。

最近では見積もりを無料で行っている業者も多いため、まずはオンラインや電話で見積もりを依頼し、内容を比較したうえで依頼先を決めるとよいでしょう。

6.砂壁のカビに悩んだときの対処まとめ

DIYとリフォーム業者の判断基準を理解して適切に対応しよう

砂壁は湿気を吸いやすい素材のため、一度カビが発生すると再発しやすい特徴があります。軽度のカビで範囲が狭い場合は、次亜塩素酸水などを使ってDIYで対処できるケースもあります。ただし、砂壁は表面が崩れやすく、薬剤の液だれや作業方法によって状態を悪化させてしまう可能性があるため、作業には注意が必要です。

カビが広範囲に広がっている場合や、何度も再発している場合はDIYではなくリフォーム業者に依頼する判断が重要です。専門業者に依頼すれば、原因の確認や下地処理を含めた対策ができるため、カビの再発リスクを抑えやすくなります。

業者に依頼する際は、いきなり作業を依頼するのではなく、複数の業者から見積もりを取り比較することが大切です。見積もりを比較することで費用の相場を把握できるだけでなく、説明の分かりやすさや対応の丁寧さなども確認できます。

砂壁のカビは見た目の問題だけでなく、室内の空気環境にも影響を与える可能性があります。早めに原因を把握し、DIYで対応するのか、リフォーム業者に依頼するのかを判断することで、住まいの環境を整えやすくなります。

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