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据置タイプの給湯器とは?

公開日:2022.1.31 更新日:2024.4.9
据置タイプの給湯器とは?

一般家庭にある給湯器の設置タイプには、大きく分けて4つあります。給湯器には、ガス・電気・石油を燃料とする一般的なものから、近年注目されつつあるエコ給湯器など、実にさまざまな種類があります。その中でも壁掛けタイプと据置きタイプ、浴槽隣接タイプがあり、据え置きタイプは、主に一戸建て住宅向けのガス給湯器で、屋外に設置するタイプになります。地面やブロックの上に置かれている場合と、据置架台の上に設置されている場合があります。一戸建て住宅に設置されているガス給湯器のほとんどは、この屋外据置形です。

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1. 据置タイプ給湯器の特徴

戸建てにみられる給湯器で、屋外の床に設置されているタイプです。

据置タイプの給湯器から水漏れしている写真

据置タイプの特徴は、配管が給湯器の側面から出ていることです。さらに、屋外据置タイプの場合は、お風呂の浴槽にお湯が通る穴が1つだけあるのも大きな特徴です。

据置設置の給湯器には据置タイプと浴槽隣接タイプの2種類があり、違いは給湯器本体から出ている配管の状況と、浴槽に開いている穴の数から確認ができます。

据置タイプは、給湯器側面からのみ配管が出ており、浴槽にある穴が1つのみのタイプです。浴槽隣接タイプは、給湯器本体が浴槽と直結しているため、給湯器側面と給湯器背面から配管が出ています。

浴槽には穴が2つあります。現在販売されている据置きタイプの主流は、1つ穴のタイプとなります。また、壁掛型でも据置型でも設置形態が違うだけで機能に違いはありません。

通常は、壁掛形を設置することが多いのですが、壁の強度が足りないや壁面へのネジ固定などに抵抗がある場合は、据置形を設置します。もし、現在の給湯器が壁掛型なら、新しい給湯器も壁掛型に。現在の給湯器が据置形なら、新しい給湯器も据置形になさるのが通常です。また、壁掛型の給湯器でも別売の据置台を利用することにより、据置型の機器のように地面に立てて設置することができる機種があります。

2. 据置タイプ給湯器のメリット

据置タイプのメリットは壁掛けタイプに比べるとほとんどありません。

据置タイプの給湯器の管を修理している写真

ハッキリ言って、据え置きタイプにはほとんどメリットが無いように思えます。しかし、据置タイプの物を壁掛けタイプに変更するという場合は、設置状況によっては手間などが発生して、スムーズにいかない場合もあります。このようなケースであれば、据え置きタイプから据え置きタイプへの変更はメリットだらけです。

そして、石油給湯器のセミ貯湯タイプを選択する場合は、最初から据え置きタイプしか選択肢がありません。これは壁掛けタイプのセミ貯湯式給湯器がないからです。

セミ貯湯式の給湯器は、井戸水ユーザーからは非常に人気が高く、耐久性に優れている給湯器です。これを使いたいという場合は、据え置きタイプ一択となるでしょう。セミ貯湯式石油給湯器は丈夫で安価なのが大きなメリットになります。

セミ貯湯式は、直圧式に比べると商品価格が安く設定されているため、両者を比べると金額としてはかなり安いです。燃焼能力などにもよりますが、同じ能力ならセミ貯湯式の方が大幅に安いです。

たまに給湯器の広告やチラシ等で、有り得ないくらい安い金額が書かれている給湯器が載っていることがありますが、そこにはセミ貯湯式の給湯器が掲載されている可能性もあるため注意が必要です。

3. 据置タイプ給湯器のデメリット

壁掛けタイプのメリットが全て据置タイプのデメリットになります。

水圧が弱い蛇口の写真

据え置きタイプが壁掛けタイプに勝っている項目は、ほとんど無いように思えます。価格的にも壁掛けタイプと変わりませんし、故障のしやすさについての差もほとんどありません。

つまり壁掛けタイプのメリットが、全て床置きタイプのデメリットになるということが言えます。なので、スペースを有効活用できない、燃焼音が大きいといった点がデメリットとしてあげられます。

また、据置タイプで一番丈夫で安価なセミ貯湯式の給湯器ですが、特性上、減圧弁・安全弁を必要とします。これが無ければ熱交換器が急激な圧力変化に耐えられず、時には変形したり破裂してしまうこともあるため、絶対に取り付けなければなりません。

つまりセミ貯湯式の給湯器を使っている家庭では、水を全開にした時の水圧よりもお湯を全開にした時の水圧が圧倒的に弱いです。

セミ貯湯式の給湯器の多くは、40℃なら40℃というように細かい温度を設定することができ^ません。多くのセミ貯湯式給湯器では、1~7までの数字でアバウトに温度設定を行いますが、7ともなると火傷するくらい熱いお湯になります。通常はこれに水を混ぜて使用しますが、最もメジャーな方法でしょう。

4. 据置タイプ給湯器の相場はいくら?

給湯器は設置場所や種類、機能やサイズによって、価格に差があります。

費用相場のイメージ写真

給湯器は設置場所や種類、機能やサイズによって、価格に差がある住宅設備機器です。設置場所の状況によって機種の選択が決まりますが、お湯を出すための機能や能力、エコ機能などによって価格が変わります。

まず給湯器本体の価格というのは、実際には、リモコンの本体料金も必要になることが多いです。よくある例で言えば、20号の屋外据え置き型のガス式機器にした場合、一般的な給湯器なら本体+リモコンで約15万円、風呂給湯器なら本体+リモコンで約32万円です。

号数・サイズが大きいもの、高機能のタイプなら、さらに金額がアップしていきます。実際には、メーカー希望小売価格よりも30~60%割引、在庫状態によっては80%引で提供してくれる業者が多い様です。

まったく同じ給湯器であっても、業者によって割引金額が異なります。エコジョーズがお得、ノーリツの製品なら仕入れ価格が安いなど、会社によって得意な機器が違うため、安く抑えたい場合には、複数社に見積もり依頼をし、比較してみるのが確実です。

また、給湯箇所を増やす場合や、給湯器の種類を変更する場合、設置の仕方を壁掛け式から据え置き式に変える場合などには、別料金が1、2万円ほど発生しやすいので注意しましょう。

5. まとめ

給湯器には、色々な種類やサイズがあります。ご家庭にあった物を使いましょう。

給湯器のパネルを操作している写真

給湯器を選ぶ前に、今使っている給湯器はご家庭内のどこに設置されているのかをチェックしておきましょう。庭やベランダに置いてある場合もあれば、外壁にかけてあることもあります。

今の給湯器の設置場所に合う商品を選び、もし異なる場所に設置したい場合には、移動したい箇所に合った給湯器を選択しましょう。ガス式の給湯器から電気式の給湯器に変える場合、電気式のほうがサイズが大きくなるので、気をつけて下さい。

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