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もしかして給湯器のリモコンの故障かも!故障事例や原因、対処法について解説します

公開日:2022.1.31 更新日:2024.4.5
もしかして給湯器のリモコンの故障かも!故障事例や原因、対処法について解説します

給湯器のリモコンの故障に関する情報を分かりやすく紹介します。多くの家では浴室やキッチンには給湯器を操作するためのパネルが取り付けられています。実は給湯器のトラブルで意外に多いのがリモコンの故障。エラーコードが表示され操作が不能になったり、数字が表示されなくなることがあります。給湯器はエアコンと同じで、リモコンが無いと温度を調節したり電源のオンオフが出来なくなります。今回は給湯器のリモコンが故障する原因や対策などの情報を紹介しますので、参考にして下さい。

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1. 給湯器のリモコンの故障はどんな症状?

リモコントラブルで多い症状はエラーコードと非表示になることです

給湯器のリモコンを操作している写真

ここでの症状で代表的なものをいくつか紹介します。

まず多いのがエラーコードが表示され操作不能になることです。給湯器メーカーにより若干の違いがあるのですが、普段は温度を表示している部分に「E〇〇」と表示されます。この〇〇の部分に入っている数字によって、給湯器の不完全燃焼であったり点火不良、温度センサーの異常など原因が分かるようになっています。エラーコードに関しては取扱説明書かメーカーの公式HPをご覧ください。

次に紹介するのは温度の上下ボタンなどが操作できなくなる症状です。長い間使用していたり、強い力でボタンを押し続けていると、内部のシリコンゴムが破損して接触不良となり操作できなくなることがあります。操作できたとしてもお湯はりや追い焚きだけ出来ていないという症状もあります。何らかの原因で内部の基盤が損傷したり配線が切れている時は、表示自体が消えることがあります。

このトラブルが起きてしまうと給湯器はただの金属の箱でしかありません。少しでも症状が出た場合や何かおかしいなと感じたら、早めにメーカーや販売店、修理業者に連絡をとり修理や点検に出して下さい。ただし古いタイプのリモコンでしたら、単純に電池の残量がないだけのこともありますので、あらかじめ交換方法を身につけておくといざという時に慌てることがありません。

2. 給湯器のリモコンの故障の原因

給湯器のリモコントラブルの原因は経年劣化や本体の故障などさまざまです

電源がつかない給湯器のリモコンの写真

ここでのトラブル原因はいろいろありますので、個別に紹介します。

まず紹介する原因はエラーコードが表示された場合です。この状態になるとリモコンが操作不能になってしまいます。エラーコードが表示される原因としては、給湯器にガスや水が供給されていない、浴室の給湯ポンプの故障など多岐に渡ります。

次に紹介する原因は基盤や配線の破損です。経年劣化や腐食などでリモコン内の基盤や配線が故障することでトラブルの原因となります。接続不良が原因かどうか調べるには結線図と電圧測定器が必要となります。あくまで目安ですが、浴室のリモコンは正常なのにキッチンのリモコンだけ操作できないといった場合は接続不良が原因と考えられます。

新築やリフォームの直後にリモコンが操作できない場合でしたら、施工不良の可能性も考えられます。災害時などで急激に水圧が低下した場合も給湯器が異常を感知してリモコンからの操作を制限することがあります。

ここまで紹介してきたようにこのトラブルの原因は大きく分けて給湯器本体の故障、リモコンの故障、接続不良、安全のための4つです。中には節電モードになっている状態でリモコンが操作できなくなり、故障したと勘違いしてしまう方もいらっしゃいます。どの給湯器にも説明書が必ずありますので、それを見ながらひとつひとつ確認することがトラブル原因を把握する一番の近道です。

3. 給湯器のリモコンの故障の解決方法

給湯器のリモコントラブルを解決する方法。必要工具も含めて紹介します

接続不良の給湯器のリモコンの写真

このトラブルの解決方法は、自分でできるものとプロに依頼すべきものがありますので、個別に紹介します。

まずエラーコードが表示されたり、ボタンを押しても無反応の場合は一度電源ボタンを切って下さい。再度入れたら復活することがあります。

近くで落雷や停電があり、リモコントラブルが起こった時は、給湯器の中にあるリセットボタンを押してみましょう。給湯器に繋がっているコンセントを一度抜いてみるのも一つの方法です。

電池式のリモコンをお使いの場合には電池が残っているか確かめて下さい。必要になる電池残量チェッカーはホームセンターなどで100円くらいで販売されています。

断線や接続不良を解決する方法は不良部分を交換する必要があります。検電器で断線場所を特定し、新しいコードや部品に交換して下さい。検電器は安いものだと1,000円程度、高いものだと30,000円前後でホームセンターやネットショップで手に入れることが出来ます。

ここまでの解決方法は、中学生程度の電気の知識と必要な工具さえあればどなたでも作業することが出来ます。一方で基盤の故障、不完全燃焼、水漏れなどがリモコンの故障の原因の場合は自分で対処することが出来ませんので、速やかに業者に相談して下さい。

4. 給湯器のリモコンの故障を防止するには

給湯器のリモコントラブルを防止する方法は定期的なメンテナンス

給湯器の取扱説明書の写真

ここでのトラブルを防ぐにはいくつか方法がありますので個別に紹介します。

まず初めに紹介する方法は定期的なメンテナンス。一般的な給湯器の耐用年数は10年とされていますが、7~8年を過ぎたあたりから、トラブル件数が増加しています。運が悪いと1年目からトラブルが起こることも。

日ごろからリモコン周りや給湯器を掃除したりしておくことで、ホコリや水分の侵入を防ぐことが出来ますし、故障のリスクを少なくすることも出来ます。

次に紹介するトラブル防止法は使用する前に取扱説明書を熟読しておくことです。簡単な操作方法だけ聞いて取扱説明書を読まない方が多数いらっしゃいますが、給湯器リモコンの故障原因のひとつとして誤った操作が挙げられていますので、必ず読んでから使用するようにして下さい。また取扱説明書をきちんと読んでおけば、リモコントラブルが起きたときでもすぐに対応することが出来ます。

ここでのトラブル防止法として最後に紹介するのは、少しでも異常を感じたら使用しないことです。リモコントラブルは給湯器本体が故障しても起こることがあります。異音や異臭がしているにもかかわらず使用し続けている方が非常に多いので、少しの異常を感じた時点で使用を止めればリモコンのトラブルにまで発展しない可能性があります。給湯器を操作するのにリモコンは絶対必要なものですので、日ごろからトラブルを起こさないように気を付けましょう。

5. 給湯器のリモコンの故障についての情報まとめ

給湯器のリモコントラブルに関する情報のおさらいとポイントのまとめ

電源のついている給湯器のリモコンの写真

このトラブルにまつわる様々な情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず、リモコントラブルを防止するには定期的なメンテナンスが重要です。仮にトラブルが起きても自分で解決できることがありますので、取扱説明書には必ず目を通しておきましょう。

もし自分で対処できない時は、給湯器メーカー、ガス会社、修理専門業者のいずれかに相談して下さい。

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