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お風呂の給湯器が壊れる前兆とは?

公開日:2022.11.15 更新日:2024.4.3
お風呂の給湯器が壊れる前兆とは?

「お風呂の給湯器から変な音がする」「給湯器から煙が出てる…!」
など、お風呂の給湯器が完全に故障する前には、何らかの前兆があります。
給湯器が故障してしまうとお風呂に入れなくなったり、ボイラーの不完全燃焼による大きな事故につながったりするリスクがあるので、そういったトラブルを避けるためにも給湯器の故障の前兆を知っておくことをおすすめします。

この記事では、お風呂の給湯器が壊れる前兆として現れる様々な症状をご紹介します。

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1.お風呂の給湯器が壊れる前兆とは?その①

異音がしたら要注意!

給湯器を点検している修理事業者の男性の写真

お風呂の給湯器が壊れる前兆として最初に紹介する症状が異音です。
一般的なご家庭ではお風呂のそばに給湯器が設置してあることと思います。普通の状態でしたら、お風呂を沸かす際や追い炊きの時に湯を出そうとすると給湯器からチッチッという音がしてボッという点火音がします。

しかしお湯をずっと使い続けていると、ピーンという金属音やゴーという音が聞こえるなど、動作音が不安定になっている時にはファンの故障が疑われます。
ファンモーターが故障してしまうと、燃焼室に空気を送ることが出来なくなるため、不完全燃焼を起こしてしまい大変危険です。

また、カラカラと乾いた音が鳴っている時は中の金属部品が破損していることが考えられるため、運転を停止して点検してもらいましょう。

そのほか、カーンという金属のパイプをたたいたような音がする時は、給湯器とお風呂を繋いでいる配管が高圧になっていることが考えられます。

もし給湯器からボッという音が不定期で繰り返しなっている場合は、不完全燃焼の確率が高いので最大限の注意が必要です。
すぐに使用を停止してスイッチを切りましょう。点検が終わるまで絶対に再点火しないようにし、湯器には近づかないようにしてください。

給湯器に限らず機械が故障する時には高確率で異音がしますので、普段から気にするようにしておきましょう。

2.お風呂の給湯器が壊れる前兆とは?その②

ぬるま湯しか出なくなった場合は要点検

お風呂のシャワーヘッドの写真

風呂の給湯器が壊れる前の一つに、ぬるま湯しか出なくなるといった症状があります。

この場合は、まず台所や洗面台で熱いお湯が出るかどうか確認して下さい。それらが出るようであれば、給湯器とお風呂を繋いでいるパイプや浴室にある操作盤の故障原因だと分かります。

しかし他の場所でもぬるま湯しか出ない時は、給湯器自体が故障していると考えられます。特に、経年劣化(10年以上)が進むと燃焼効率が悪くなり、水からお湯にするのが難しくなります。
最近の給湯器には不具合が出ると自動停止し液晶にエラー番号が出る機種もありますので、メーカーのホームページで確認して下さい。なお、他の症状と同様に再点火だけは絶対にしないで下さい。

その他の原因としては、給湯器かお風呂の温度センサーが故障している可能性もあります。実際にはその温度に到達していないのに勘違いをして燃焼を止めてしまうのです。
このトラブルの場合は、制御盤や温度センサーの交換か給湯器自体を交換しなくてはいけません。そのまま使い続けていても爆発のような重大なトラブルに発展することは無いとは思いますが、「追い炊きも出来ない」「ぬるま湯しか出ない」ようではお風呂の意味がありませんからね。
早めに対処することで部品の交換だけで済むこともあります。

3.お風呂の給湯器が壊れる前兆とは?その③

煙と臭いは末期症状

黒い煙の写真

お風呂の給湯器が壊れる前兆として、煙や臭いの症状が出たらなるべく早くの交換が必要です。

煙が出るという事は給湯器のなかで何かが異常な熱を持っているという事です。ガス爆発にも発展する重大な症状ですので、家全体のガスの元栓を締めることを強くお勧めします。

臭いについても同様です。給湯器の寿命は一般的に10年から15年と言われています。毎日使用することにより給湯器内の部品が摩耗することもありますし、埃によって配線がショートすることもあります。煙や臭いはそのような時に発生します。

また、爆発だけでなく放っておくと、一酸化中毒になる事も考えられますので、早めに対処しましょう。

最近の住居ではマンションや一戸建て、都市ガスやプロパンガスを問わず、そのようなトラブルが起こった場合は、センサーがガスを遮断してくれる仕組みになっているのですが、それでも気が向いた時で良いので燃焼状態の給湯器を外からチェックするようにしましょう。

このトラブルに発展する前の症状として3つほど紹介してきましたが、いずれも重大事故につながる危険性がありますので、気を付けて下さい。
また、使用年数が10年以上経過している給湯器をお使いの方は、故障する前に新しいものに交換することも立派な予防策になりますので、ご検討下さい。

4. お風呂の給湯器が壊れたら修理?交換?

お風呂の給湯器の交換が必要かどうかの判断目安を紹介

給湯器の前でスパナを持っている写真

お風呂の給湯器が壊れてしまった時に根本的な解決を図るなら給湯器の交換一択です。

しかし、給湯器の本体費は、安いものでも28,000円前後、高いものになると135,000円程度します。
それに加え、交換工事となると取り付け費用などが必要になる訳ですから、トータルで150,000円を超えることもあります。

故障状況にもよるので一概には言えませんが、購入して間もないものであれば修理した方がお得です。
しかし購入して7年以上経過している場合は、交換を検討してもいいでしょう。10年以上経過しているのであれば、修理して使うより費用面からも、安全面からも交換すべきです。

難しいのは給湯器自体がガスという繊細な物質を扱っている点ですね。一回故障してしまうとどうしても不安が付きまとってきますし、一度ガス爆発を経験してしまうとトラウマにもなってしまいます。
そのようなトラブルのリスクをなるべく少なくしたいという方は、交換した方がいいでしょう。

交換費用も施工業者をきちんと選べば相場の金額よりもお得に交換できることもありますし、何より新品の給湯器は使い続けたものや修理したものと比較してトラブルの可能性が少ないことも事実です。
お金が必要になる事ですので業者の判断だけでなく、自分の考えのもと修理か交換か選択しましょう。ちなみに給湯器においてはメーカーの判断は絶対です。

5. お風呂の給湯器が壊れる前兆のまとめ

お風呂の給湯器が壊れる前兆に関する情報のまとめと大切なポイントのおさらい

給湯器のつまみを操作している写真

ここまでお風呂の給湯器が壊れる前兆を紹介してきましたが、最後に重要なポイントだけまとめておさらいします。

まず給湯器がトラブルを起こす前には必ず前兆となる症状が表れます。
それは異音であったり、熱湯がでなくなったり、温度が安定しなくなったりなどさまざま。最終的には煙や臭いが出て、給湯器の故障だけでなく、重大事故に発展することもあります。

そのような症状が現れた時は速やかに使用を中止して専門業者に調査を依頼しましょう。

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