冬こそカビ対策が必須!発生する原因や防止策について
公開日:2022.1.14 更新日:2024.4.16
カビと聞くと梅雨に多く発生する印象を抱いている方も多いでしょう。しかし、そんな厄介なカビは冬にも発生します。アレルギー症状など、さまざまなトラブルを引き起こすので早めに対処しましょう。
今回は冬のカビの原因や対策をご紹介します。
カビと聞くと梅雨に多く発生する印象を抱いている方も多いでしょう。しかし、そんな厄介なカビは冬にも発生します。アレルギー症状など、さまざまなトラブルを引き起こすので早めに対処しましょう。
今回は冬のカビの原因や対策をご紹介します。
カビ対策と聞くと梅雨の始まりである初夏をイメージされる方が多いと思います。
しかし、実は冬にもカビ対策は必須です。冬場にカビが発生しやすい原因は次の通り。
・加湿器
冬になると外の湿度が低下し、カビが発生しにくくなるイメージですが、実は室内では湿度が高くなっている場合があります。その要因となっているのが加湿器。
よく乾燥対策として導入されている加湿器ですが、湿度を上昇させることでカビにとって成育しやすい環境を作る要因となります。
・換気不足
寒さが気になって窓を閉め切っている方も多い時期であることから、室内の機密性が高くなっています。
機密性が高くなると部屋の湿度が上昇しやすくなり、カビが発生する原因となります。
そのため、定期的な換気は欠かさず行うようにしましょう。
・結露
冬になると起きやすくなるのが結露です。
結露は、室内の温かい空気が窓などの冷たい場所に触れることで水滴が発生することであり、カビができる要因となります。
特に水滴が溜まりやすい窓のサッシ部分にカビが発生しやすいです。
また、カーテンを付近に設置されている場合は、窓についた水滴がカーテンにつき、カビが生えることにつながります。
結露が生じないように対策しておくことが大切です。
冬に発生するカビをそのままにしておくのは健康面の影響から危険です。カビによる主な悪影響は次の通り。
・室内のカビ臭
湿気の多いお部屋にいてカビ臭く感じられた経験はありませんか。特にエアコン暖房をつけている、浴室に入ったりする時などに感じることが多いです。
このように厄介なカビ臭の原因となっているのが、カビによって作られるメチルイソボルネオールやゲオスミンと呼ばれる物質。この物質のにおいがカビ臭さとなっているのです。
・アレルギー症状
カビの胞子が空気中に漂っている時、それが鼻の粘膜に付着することで、くしゃみや鼻づまりといったアレルギー症状が引き起こされることがあります。
・水虫
日頃悩まされている方も多い水虫もカビが原因となっている可能性があります。
水虫を引き起こす白癬菌はカビの一種であり、湿度が高い環境において現れやすくなります。
・肺炎
カビの胞子を吸い込んでしまうと過敏性肺炎を引き起こすことがあります。咳や発熱といった症状が現れることから、風邪として誤解されることが多いです。
・シックハウス症候群
この他、冬カビがシックハウス症候群の原因にもなります。カビの胞子を吸い込んでしまうとめまいや頭痛といった症状に悩まされることになります。
カビは一度繫殖してしまうと非常に厄介であり、確認できたらすぐに対処しておく必要があります。主な対処法としては次の通り。
・除湿剤を使う
湿気を取り除くための薬剤であり、置き型やつるして使うものなどが販売されています。カビ対策としては防カビ効果が明記されているものが役に立ちます。
特におすすめなのが置き型であり、広いお部屋であっても効果を発揮してくれます。
・窓に断熱シートを貼る
窓に付着しやすい結露を防ぐのに役立つアイテムが断熱シートです。
窓に貼っておくことで嫌な結露を防止できるだけではなく、外からの冷気も和らげることができます。
近年市販されている断熱シートは剝がしやすく作られているので、マンションなど賃貸住宅にお住まいの方でも使いやすいです。
・扇風機やサーキュレーターを活用する
室内にこもった湿気は扇風機やサーキュレーターを活用することで取り除くことができます。
料理をする、入浴するといった場合は湿度が上昇しやすいので大活躍してくれます。
ちなみに稼働させる際には室内の窓を2箇所以上開けておくと換気効率が良くなります。
・就寝前に換気をする
換気による結露対策として最も有効なのが就寝前。
高かった湿度が一気に低下する朝方に結露が発生しやすいので、寝る前に一度窓を開けておきましょう。
厄介なカビの発生を確認したら、そのままにせずにすぐに掃除をすることが肝心です。
ちなみに掃除をする際はカビの胞子を吸い込むおそれがあるので、マスクと手袋は必ず着用するようにしましょう。
・カビ取り剤を使う
すでについてしまったカビを除去するのに最も確実な方法です。さまざまなタイプが市販されていますが、中でもスプレータイプは素肌につきにくいのでおすすめです。
気になる箇所に吹きかけて掃除しておきます。ちなみに手が届かない天井部分はフロアモップを使ってきれいにしていきます。
・酢やクエン酸、重曹を使う
酢やクエン酸、重曹もカビ掃除に役立つアイテム。
使い方としては酢もしくはクエン酸を10倍の水で薄めておき、それを気になる箇所に吹き付けておいきます。
その後に上から重曹をかけておき、歯ブラシなどを使用してこすります。そこに再度吹き付けます。
3〜4時間そのままにしてから、水で洗い流します。
・アルコールを使う
アルコールにはタンパク質を除去する作用があることから、カビ掃除に役立ちます。
使用する際にはあらかじめ水で薄めておき、絞った雑巾などにつけて、カビが発生した個所を拭いていきましょう。
冬に発生するカビの掃除は自分で行うこともできます。ですが、頑固なカビ汚れですと個人できれいにするのは難しいです。
そんなしつこいカビの掃除はハウスクリーニングの専門業者にやってもらいましょう。
業者をおすすめする理由としては次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者にはハウスクリーニングの経験が豊富なスタッフが在籍しています。
業者であれば作業慣れしていない人が行うよりも安全かつ確実にきれいにしてもらえます。
・準備をしなくてもいい
カビの掃除をやろうとするとカビ取り剤など必要なアイテムをすべて揃える必要があります。
専門業者は電話1本でご自宅まで駆けつけてくれるのでとても楽です。
・こちらの相談に乗ってくれる
掃除のことを知り尽くしているので、いつものお手入れの仕方や換気のことなど、さまざま相談に応じてくれます。
こちらが知りたいことや疑問に思うことがあれば遠慮なく聞いてみましょう。
・料金を比較できる
ほとんどの業者では作業前に無料で見積もりを行ってくれます。
見積もりは非常に重要で、同じ作業でも業者によって数千円も費用が異なる場合もあります。
自宅から比較的近い業者を3社以上ピックアップして料金を比較すれば、お住まいの地域で一番お得な業者を見つけることができます。