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エアコンの暖房が効かない!効きが悪い原因や対処法をわかりやすく解説

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.15
エアコンの暖房が効かない!効きが悪い原因や対処法をわかりやすく解説

「エアコンの暖房をつけたのに部屋が全然あたたまらない!」
寒い冬の季節にこのような経験をされたことのある方も多いかと思います。
せっかく暖房をつけたのに一向に部屋があたたまらないと、凍えて風邪をひいてしまう恐れもあるので、非常に困ってしまいますよね。
そこで今回この記事では、エアコンの暖房が効かない時に考えられる原因や対処法などについて解説しています。
部屋を効率的に暖める方法についても、あわせてご紹介しているので、ぜひこの記事を参考にして寒い冬を乗り越えてください!

1.エアコンの暖房が効かない原因

暖房が効かない時に考えられる原因についてご紹介します!

エアコンのリモコンの写真

この現象が起こった際に、まずはじめに確認してもらいたいのがリモコンの設定です。
エアコン自体は故障していないけど、リモコンの設定にミスがあり、部屋が暖まらないといったことは実はよくあります。

そのため、以下の確認をしてみてください。
・運転モードが「暖房」になっているか
冷房やドライ、送風などの設定になっていると部屋は暖まりません。

・設定温度が適切か
エアコンの性質上、設定した温度に室温が達すると、部屋の暖まりすぎを防止するために、それ以上暖かい風が出なくなってしまいます。

・風量、風向が正しいか
風量が弱まっていると部屋は暖まりづらいので、「強」または「自動」モードへ変更してください。
また、風向についても上向きになっている場合、お部屋の上部にのみ暖かい空気が溜まってしまいます。「下向き」や「自動」モードにしたり、サーキュレーターなどを使用して室内の空気を循環させたりしてみてください。



次に考えられる原因が、「霜取り運転」になっていることです。こちらの機能はすべてのエアコンに搭載されています。
エアコンが暖房運転を行っているとき、室外機からは冷たい風が放出されているのですが、このとき室外機の熱交換器は非常に冷たい状態になっています。
そのため、その周りの空気に含まれる水蒸気が結露を起こして凍り、霜となって付着してしまうことがあります。
そうなると、室外機の空気を吸い込む力が弱くなり、暖房機能が低下してしまうので、一時的に暖房運転をやめて、室外機の霜を取るための「霜取り運転」に切り替わります。

この機能を行っている最中は、暖房機能が停止してしまいますが、霜が取れると暖房機能は再開します。
急に暖房が止まってしまうと「故障かな?」と慌ててしまうかも知れませんが、15分ほどしてまた暖かい風が出るようになれば、それは霜取り運転であり故障ではないので安心してください。

次に考えられるのが、エアコンの室内機に不具合が起こっていることです。
フィルターなどの内部に汚れがたまっていて風量が弱くなっていたり、吹出し口や吸い込み口の付近にカーテンなどの障害物があり風がうまく循環されていなかったりといったことが考えられます。一度チェックしてみてください。

そのほかにも、室外機の近くに自転車や植木鉢などの障害物がある場合や、汚れがたまっている場合にも暖房の効きが悪くなってしまいます。
室外機は屋外に設置されているので、知らず知らずのうちに汚れがたまってしまうものです。こちらも確認してみてください。

2.エアコンの暖房が効かない場合の対処法

エアコン自体が故障している場合はすぐ専門業者へ相談してください!

エアコンの点検をしている事業者の写真

前項でご紹介した原因以外で、暖房が効かない場合はエアコン自体が故障していることが考えられます。
完全に故障をして全ての機能が動かなくなったり、他のトラブルを引き起こしたりする前に、すぐに専門の業者へ連絡をして点検をしてもらいましょう。

また、暖かい風はでているのに部屋があたたまらない場合、エアコンの能力不足であることも考えられます。
エアコンにはお部屋の広さごとに適したものが用意されています。そのため、部屋のサイズに適していないエアコンを使用していると、部屋が広すぎていつまで経っても暖まらないといったことが起こり得ます。
反対に、小さな部屋に大きな部屋用のエアコンを取り付けている場合も、無駄な電力を消費して電気代が高くなってしまうといったデメリットが生じてしまいます。
そのため、現在使用しているエアコンが部屋サイズに適していない場合は、エアコンの買い換えを検討することをおすすめします。

何畳用のエアコンか確認したい場合は、室内機に貼ってあるラベルや取り扱い説明書に明記されています。
わからない場合は、無料点検などで専門業者に来てもらって確認するといった手もあります。

3.エアコンの暖房が効かなくならないようにするための予防法

エアコンの暖房が効かないといったトラブルを引き起こさないために、日々の中でできる予防法をご紹介します。

エアコンのフィルター掃除をしている写真

エアコンのフィルターやファンは、暖かい風を送ったり、空気を循環させたりするために重要な部分です。
そのため、ほこりなどの汚れがたまることで、その機能が十分に発揮できない状況になってしまうと、暖房が効かないといった状態に陥ってしまいます。
そうならないためにも、フィルターはこまめに掃除するようにしましょう。

■フィルターの掃除の方法
①フィルターに付着したホコリを掃除機で裏表どちらも吸い取ります。
②水洗いをして、掃除機では取り切れなかった汚れも除去します。歯ブラシなどを使用すると汚れは取りやすいです。
頑固な汚れがある場合は中性洗剤を使用すると、落としやすくなります。
水洗い後は、しっかりと乾燥させてから元の位置に戻してください。濡れたままの状態で戻してしまうと、カビや嫌なにおい、故障の原因につながります。

また、室外機にゴミがつまっていても、熱交換がうまく行われずに、暖房機能がうまく働かなくなります。
そのため、本体の汚れをふきとったり、目に見える範囲での汚れを取り除くなどしてください。
室外機の内部清掃を行うには、分解が必要になることが多いので、専門業者へ依頼することが無難です。故障しやすい部品もあるので、自分で掃除を行う際には取り扱いに注意が必要です。

4.部屋の効率的な温め方

エアコンの暖房機能と合わせて以下のことを行うと、効率的に部屋を暖めることができます。

厚手のカーテンがついた部屋の写真

・カーテンを厚手のものにする
外気温が低い場合、窓際付近から冷えた外気が室内に入り込み、部屋の中は寒くなります。
厚手のカーテンにすることで、その冷えた外気を遮断して室温の低下を防止することができます。

・窓に断熱シートを貼る
外気温の室内への侵入を防止する方法として、断熱シートを窓に貼る方法もあります。
断熱シートは100円均一やネットなどで、比較的低価格で購入できます。

・部屋の湿度を高くする
湿度が高いと、体感温度も高くなります。また、加湿を行うことで、エアコンによる乾燥対策にもつながります。

・サーキュレーターを併用する
暖かい空気は部屋の上部に集まりやすいので、空気の循環を行うことで部屋全体が暖かくなります。

5.まとめ

エアコンの暖房が効かない場合の原因や対処法などについてご紹介しました。

リモコンでエアコンを起動している写真

このトラブルが起こった場合、まずはエアコンの故障なのか、そうでないのかを確認する必要があります。
そのため、まずはこの記事で紹介した、故障以外の原因でないかをチェックしてみてください。

リモコンの不備や、エアコンの汚れなどが原因ではなく、エアコン本体の故障の恐れが考えられる場合は、すぐに専門の修理業者へ連絡することをおすすめします。

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