エアコンの電源は入るが動かない!具体的な対処方法や修理費用について
公開日:2022.6.30 更新日:2024.4.17
「エアコンの電源は入るが、なぜか動かない」
エアコンのトラブルとしてこうした事例が度々報告されています。このような場合、故障以外にもさまざまな原因が考えられます。
今回はエアコンの電源は入るが動かない場合の原因や対処方法についてご紹介します。
「エアコンの電源は入るが、なぜか動かない」
エアコンのトラブルとしてこうした事例が度々報告されています。このような場合、故障以外にもさまざまな原因が考えられます。
今回はエアコンの電源は入るが動かない場合の原因や対処方法についてご紹介します。
電源は入るがエアコンが動かない場合、いくつかの原因が考えられます。
主な原因は次の通り。
・リモコンの設定ミス
もし冷房や暖房を入れたにもかかわらず、温度環境が変わらない時は設定が間違っている可能性があります。
夏にクーラーを付けても室内が冷えない場合は、実際には設定が暖房のままになっていることがあります。
季節の変わり目にエアコンを使用される際には設定を確認しておきましょう。
・エラーコードが点滅している
エアコン本体にはエラーコードであるランプが付いており、もし異常があると点滅するようになっています。
点滅している時は一度電源プラグを抜いて3分間そのままにしておき、もう一度プラグを挿入して運転をしてみてみましょう。
これで異常がなく稼働すれば、一時的な誤作動ということになります。
もし電源プラグを入れ直しても改善しない場合は、修理業者に依頼して対応してもらう必要があります。
・フィルターが汚れている
エアコンのフィルターは稼働を左右する重要なパーツです。
ホコリやちりなどの汚れが溜まっていると、室内にエアコンの空気が循環できなくなります。
・室外機の環境に問題がある
もし室外機周辺に障害物が置いてあると、エアコンの稼働効率が低下し、動いていないと感じるようになります。
また、室外機内に異物があると冷暖房機能に障害が発生します。
お使いのエアコンがなかなか稼働しない場合でも、個人でできる対処法があります。
それはエアコンの掃除を行うこと。
汚れに原因があれば掃除をしっかりやることで、エアコンの電源は入るが動かない状態を改善することができます。
■エアコン本体の掃除方法
まず本体の電源を切り、コンセントを抜きます。
次にエアコン本体の表面をタオルで乾拭きします。
そうしたらカバーをゆっくりと外します。カバーを外してから内部についているフィルターを外します。
なお本体の中央と左右でルーバーが固定されていますので、あまり力を入れないように外していきます。
フィルターやルーバーを外したら、ホコリが溜まっているパーツを掃除機で取り除きます。
掃除機でホコリを吸い取った後、中性洗剤で洗います。
洗濯用中性洗剤をバケツに溜めた水で薄め、きれいな歯ブラシを使って先ほど掃除したパーツを洗浄します。
洗浄が終わったらパーツを水で洗い流していきます。
その後は日が当たらない場所でパーツをしっかりと乾燥させます。
■室外機の掃除方法
室外機の表面に付いているホコリやちりをほうきを使って掃除していき、雑巾を使って拭き取ります。
風の吹き出し口にはゴミが詰まりやすいので、汚れていない歯ブラシなどを使って詰まっているゴミをかき出していき、掃除機をかけます。
自分でさまざまな方法を試してみても、エアコンが正常に稼働しない場合は故障している可能性があります。
エアコンの故障のサインは次の通り。
・リモコンが使えない
エアコンの電源は入るがリモコンを使っても動かない場合、エアコンの基盤が故障している可能性があります。
・エアコン本体から異音が聞こえる
「カタカタ」、「ブーン」といったエアコン本体からこれまでに聞こえたことのないような異音が聞こえてきた場合は、内部が故障している可能性があります。
こうした音が聞こえてきたらすぐにエアコンを停止させて、修理業者に連絡しておきましょう。
・エアコン本体から水漏れしている
故障など内部の不具合があるとエアコンから水漏れすることがあります。
ドレンホースの詰まりを解消しても元通りにならない場合は業者に連絡します。
・ガス漏れしている
冷房機能を利用するために室外機内には冷媒ガスが注入されています。この冷媒ガスが抜けてしまうと、熱交換処理が行えず、冷房機能が使えなくなります。
室外機の配管や熱交換器に霜がついている場合はガス漏れを起こしている証拠となります。
・各パーツが劣化している
室内機および室外機に付いているパーツは経年劣化していきます。中でも冷媒ガスの通り道であるバルブやパッキンは劣化しやすいです。
電源は入るがエアコンが動かない時は、専門業者に頼んで修理してもらうのが得策です。
エアコン修理の専門業者に依頼するのが望ましい理由は次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者にはあらゆるメーカーや機種のエアコン機能に精通しているスタッフが在籍しています。
エアコンは精密機器から構成されていますので、無理なメンテナンスをしてしまうとかえって状態を悪化させることにつながります。
プロの作業員であれば安全かつ確実に修理してもらえます。
また、エアコンの正しい使い方や掃除方法など、こちらの些細な疑問にも答えてもらえます。
・作業スピードが早い
業者によっては24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。
自宅から近い業者では30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。
寝苦しい日が多い真夏でも駆けつけてくれるのはとてもありがたいです。
・作業後のアフターサービスを利用できる
多くの専門業者では作業が終わってからもアフターサービスを受け付けています。
しばらくしてから発覚した不具合の無償メンテナンスなど、さまざまなサービスがあります。
ただしアフターサービスには保証期間が設けられていますので、あらかじめ確認しておきましょう。
専門業者に修理してもらう場合に気になるのがその費用。エアコン修理の費用相場は次のようになります。
室内機の基板:22,000~33,000円
室外機の基板:23,000~40,000円
ファンモーター:20,000~32,000円
マイコン:13,000~28,000円
圧縮機:40,000~100,000円
四方弁:12,000~19,000円
冷媒管:11,000~30,000円
モーター:10,000~21,000円
ルーバー:8,000~15,000円
ただし、上記の修理費用相場はあくまでも目安であり、お使いの機種や故障状態で費用が高くなることがあります。
また、業者によってはご自宅まで駆けつけるのにかかる出張費用が別途加算される場合もあります。
そんなエアコン修理代を少しでも安く抑える方法をご紹介します。
一つは修理業者ごとの費用を比較すること。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されています。修理にかかる費用が高額になるほど適正価格を知っておくことが大切です。
作業ごとの費用の内訳を確かめておくことで、終わってから不要なオプションを申し込まずに済みます。
少なくとも3社以上の見積もりを比較することで、自宅から近いところにある業者の中で最もお得なところを見つけられます。
もう一つは割引キャンペーンのある業者を調べておくこと。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなど、業者によっては割引キャンペーンを使うことで費用が安くなります。