本文へ移動

エアコンが動かない時は応急運転を!具体的なやり方や故障のサインについて

公開日:2022.7.29 更新日:2024.4.17
エアコンが動かない時は応急運転を!具体的なやり方や故障のサインについて

エアコンの電源がつかないときに役立つのが「応急運転」です。

この記事では応急運転のやり方や、応急運転をしても動かないときの対処法などをご紹介しています。

1.応急運転の前に!エアコンが動かない時に確認すること

確認すべき箇所

ブレーカーの写真

エアコンが動かない場合は、応急運転を始める前に次のことを確認しておく必要があります。
たとえエアコンが動かないと思っていても、些細な手違いで一時的に使えなくなっているだけということもあります。

・電源が抜けている
そもそも電源が入っていなければエアコンは稼働しません。
特に夏前など久しぶりにエアコンを稼働させようとした時、電源プラグが抜いたままになっていることがあります。

・ブレーカーが落ちている
電気の消費量が多いとブレーカーは落ちます。また、停電した後もブレーカーが落ちてしまいます。

・設定温度が室温より高く(低く)なっている
エアコンを動かしたつもりが、なかなか温度環境が変わらないという時、設定温度に問題がある可能性があります。
エアコンは室温を設定温度に近づけるために風量を調整します。そのため、設定温度が室温より高く(低く)していると一向に温度環境は改善されません。

・霜降り運転を行っている
冬に暖房が動かない場合は霜降り運転中の場合が多いです。
エアコンには室外機の霜を除去するために霜取り運転機能が付いています。この機能が使われている間はエアコン暖房を利用することができません。

・リモコンの設定が間違っている
電源が付いているにもかかわらず稼働していることが実感できない場合は、「寒い時期にもかかわらず冷房にしていた」、「リモコンの設定に誤りがある」といった可能性があります。

2.エアコンが動かない時の応急運転の方法

具体的なやり方

カバーが開いているエアコンの写真

エアコンが動かない時は応急運転をして故障しているかどうか確認しましょう。
一般的なエアコンの応急運転の手順は次の通りです。

①室内機のカバーを持ち上げる
②エアコンに付いている「応急運転ボタン」を押す
③冷房運転をしてみて冷たい風が出てくるか確認する
④もう一度「応急運転ボタン」を押す
⑤暖房運転をしてみて暖かい風が出てくるか確認する
⑥もう一度「応急運転ボタン」を押す
⑦エアコンが止まるかどうか確認する

以上の方法でエアコンを稼働させて問題がなければ、故障以外の原因である可能性があります。

ただし応急運転のやり方については使用されているメーカーや機種によって異なる場合があります。エアコンの取扱説明書を確認して、正しい手順で応急運転を行いましょう。

3.応急運転でもエアコンが動かないとき

エアコンの故障を知らせるサイン

エアコンが故障して困っている女性の写真

応急運転をしてみてエアコンが動かない時は故障している可能性があります。

エアコンは精密な部品から構成されています。
フィルター部分やフィンの掃除などちょっとしたメンテナンス程度であれば、個人でも対応は可能です。
しかし、故障となると素人では対応が不可能です。

無理に直そうとするとエアコンが使えなくなってしまうため、修理業者に頼んできちんとしたやり方でエアコンを直してもらう必要があります。

また、応急運転以外にもエアコンが動かない時に故障を見極めるサインがあります。
故障が疑われるサインは次の通り。

・電源を入れたのに動かなくなる
リモコンで電源を入れたにもかかわらずしばらくして動かなくなる場合は、内部を構成している部品に不具合がある可能性があります。

ICや基板の異常については、1度コンセントを入れ直すことで元に戻る場合がありますが、それでも改善されない場合は修理が必要になります。

・エアコン本体から異音が聞こえる
「カタカタ」、「ブーン」といったエアコン本体からこれまでに聞こえたことのないような異音が聞こえてきた場合は、内部が故障している可能性があります。
こうした音が聞こえてきたらすぐにエアコンを停止させて、修理業者に連絡しておきましょう。

・ランプが点滅している
使用されている機種によってはランプが付いていて、エアコンに故障や異常が発生した場合に点滅するようになっています。
ランプの点滅の仕方ごとの対応については取扱説明書に記載されていますが、それでも解決しない場合は修理が必要です。

・エアコン本体が水漏れしている
故障など内部の不具合があるとエアコンから水漏れすることがあります。ドレンホースの詰まりを解消しても元通りにならない場合は業者に連絡しましょう。

4.エアコン修理は専門業者にお任せ

専門業者をおすすめする理由

エアコンの点検を行う事業者の写真

応急運転などの手段を試してもエアコンが動かない場合は、修理業者に頼んで解決してもらいましょう。
エアコン修理業者に依頼するのが望ましい理由は次の通り。

・プロの作業員が在籍している
専門業者にはあらゆるメーカーや機種のエアコン機能に精通しているスタッフが在籍しています。
前述したように精密機器であるエアコンは、無理なメンテナンスをしてしまうとかえって状態を悪化させることにつながります。
プロの作業員であれば安全かつ確実に修理してもらえます。また、エアコンの使い方など些細な疑問にも答えてくれるでしょう。

・作業スピードが早い
業者によっては24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。
自宅から近い業者では30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。

また、遅い時間でも対応してくれる業者であれば時間を気にせず依頼ができるので、どうしても暑さに耐えられないという時でも安心です。

・アフターサービスが充実している
多くの専門業者では作業が終わってからもアフターサービスを行っています。
万が一修理後に不具合が生じた場合の無償修理など、さまざまなサービスがあります。

業者ごとにサービスの内容や保証期間が異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

5.エアコン修理の費用はいくらかかる?

具体的な費用相場

エアコン修理の費用相場のイメージ写真

エアコン修理で気になるのがその費用。専門業者による費用相場は次のようになります。

室内機の基板:22,000~33,000円
室外機の基板:23,000~40,000円
ファンモーター:20,000~32,000円
マイコン:13,000~28,000円
圧縮機:40,000~100,000円
四方弁:12,000~19,000円
冷媒管:11,000~30,000円
モーター:10,000~21,000円
ルーバー:8,000~15,000円

修理費用はあくまでも目安であり、使用されている機種や故障状態で異なります。
また、上記以外にも業者によってはご自宅まで駆けつけるのにかかる出張費用が別途加算される場合があります。

ただ応急運転しても動かないエアコンの修理費用を安くする方法があります。

一つは修理業者ごとの費用を比べること。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されています。修理にかかる費用が高額になるほど適正価格を知っておくことが大切です。
また、万が一業者より提示された費用に納得できない場合は、その場でお断りすることも可能です。

最低でも3社以上の見積もりを比較することで、お住まいの地域で最もお得な業者を見つけるのに役立ちます。

もう一つは割引キャンペーンのある業者を調べておくこと。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなどに代表されるように、業者によってはキャンペーンを使うことで費用が安くなります。

エアコン修理の新着記事

おすすめ記事