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エアコントラブルで効き目低下が起きた時にどうすればいい?

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.4
エアコントラブルで効き目低下が起きた時にどうすればいい?

エアコントラブルで効き目が低下した時の情報を分かりやすく紹介します。このトラブルが発生してしまうとストレスが溜まるだけでなく熱中症や低体温の危険もあります。原因は後ほど紹介しますが、一般的に冷房の効き目が低下すると暖房も効き目が低下します。すぐに解決するケースは少ないため真夏や真冬で起こってしまうと買い替えも検討しなくてはいけなくなる場合も。そこで今回はエアコンの効き目が低下した時の修理方法や必要な費用、予防法を具体的に紹介しますので参考にして下さい。

1. エアコンでの効き目低下で考えられる原因

エアコンの効き目が低下する原因は複数ありますので具体的に紹介します。

エアコンのフィルターを外している写真

このトラブルが起きた時に原因として真っ先に考えるのがフィルターの汚れです。吸気部分のフィルターが汚れているとエアコン内に空気を取り込む量が減り風量が低下し効き目の低下につながります。

熱交換器のブレードに汚れが付着している場合も同様です。原因として次に考えられるのが無茶な温度設定です。例えば外の気温が35℃の時に25℃に設定しても27℃程度にしか下がりません。

業務用の大型のエアコンでしっかりと遮光していれば設定温度まで下げることが出来ますが、家庭用エアコンでは難しく効き目が低下したように感じてしまいます。

最近のエアコンに標準装備されている人感センサーが原因になることもあります。帰宅した後に涼もうとエアコンをつけて外出したものの以外に冷えていないことがあります。これは人感センサーによるもので、動きを感知しない時は勝手に省エネモードになることがありますので故障と勘違いしやすいです。

このトラブルのその他の原因としては、熱交換器や室外機の故障が考えられます。冷房・暖房問わず熱交換器が故障している場合は空気の温度を変えることが出来なくなります。その前兆として、ききめが弱くなることも。室外機近くに物を置いていると熱が外に逃がしにくくなり、効き目が低下します。故障にもつながる危険な行為ですので出来るだけ控えて下さい。

2. エアコンで効き目低下した時の修理方法

エアコンの効き目が低下した時の修理方法を分かりやすく紹介します。

エアコンの掃除をしている事業者の写真

トラブルを確認したらまずフィルターと熱交換器を掃除しましょう。自動クリーニング機能が付いているエアコンでもダストボックスにホコリが溜まっていれば意味がありませんので、定期的に取り外して水洗いして下さい。

フィルターが黒ずんでいる時は重曹とクエン酸を使って汚れを落として下さい。熱交換器やファンの中は手が届きませんのでエアコン専用の洗浄スプレーか高圧洗浄機を使用して埃や油汚れを取り除いて下さい。室外機のそばに物を置いているようであれば取り除いて下さい。

徹底して掃除する場合は専門の業者に相談してみましょう。それでも効き目が戻らない場合はメーカーか電気販売店に依頼するしかありません。

修理の内容によっては取り外して持ち帰りになりますが、熱交換器やファンの交換程度でしたらその場で修理が可能となっています。その際の作業時間は作業員によって異なりますが半日以内には解決します。

このトラブルの修理方法を順番にお伝えしてきましたが、自分で作業した場合は不要な部品や薬剤を購入してしまい、結果的に費用が高くなることがありますので、効き目が低下した時点で専門の業者に相談することをお勧めします。

また、上記では紹介しませんでしたが、制御盤が故障していることもあります。10年以上使用しているエアコンでしたら、効き目の低下は買い替えのサインであることも多いため、費用対効果などを考えて修理ではなく購入も検討しましょう。

3. エアコンで効き目低下した時の修理費用はいくら?

エアコンで効き目が低下した時の修理費用は10,000円から110,000円。

費用相場のイメージ写真

このトラブルが起きた時の修理費用は故障箇所により大きく異なります。まずフィルターの汚れが原因で効き目が低下した時の修理費用は、自分で掃除すると0円から1,000円、業者に依頼すると1台当たり10,000円です。

熱交換器やファンの交換修理費用は40,000円から60,000円、機種によっては80,000円以上になることも。冷媒ガスの漏れを修理する費用は61,000円から110,000円です。なお、冷媒ガスが漏れていた場合は補充をしなくてはいけませんので、別途12,000円から15,000円の費用が必要になります。

室外機の基盤が原因で効き目が低下している時には24,000円から36,000円、室外機本体の修理となると20,000円から110,000円が必要になります。室内機の基盤が原因でしたら21,000円から32,000円の修理費用がかかります。

ここまで紹介した修理費用はあくまでも壁型の場合です。天井に埋め込んであるタイプや業務用の大型エアコンでしたら高額になります。また、修理費用とは別に出張費として2,000円から3,000円、原因を特定するための内部点検費用として5,000円から8,000円が加算されますのでご注意下さい。メーカーも含めてエアコンの効き目が低下した時の修理業者はたくさんありますので、しっかりと検討して依頼しましょう。

4. エアコントラブルで効き目低下を防止する方法

エアコントラブルで効き目の低下を防止する方法を簡単に紹介します。

部屋に設置されたエアコンの写真

このトラブルは事前にケアしておくことである程度は防止できますので、その方法を紹介します。

まずは定期的な掃除です。風量が減少することで効き目の低下につながることがありますので、フィルターやダストボックス、室内機の上などを週に一度は掃除しましょう。特にキッチンにあるエアコンや喫煙されているご家庭では念入りに行って下さい。

真夏の暑い時期にエアコンをフル活用していると室外機の熱が外へ放出されにくいので、すだれなどをぶら下げて日光から守ってあげましょう。それと帰宅時にいきなりエアコンをつけるのではなく、窓をあけ部屋の熱気を逃がしてから作動させましょう。その時もいきなり低い温度にせず徐々に設定温度を下げて下さい。

それでも効果がない場合は扇風機も併用して空気の流れを作り出しましょう。特に夏場はエアコンの効き目が低下すると状態は危険ですので、シーズンを迎えるにあたり、4月から5月にかけて再点検して必要とあれば修理しておきましょう。

トラブルを起こしてからでは修理費用や買い替え費用が高くなりますので、事前に対処しておくことが何よりの防止法です。エアコンを運転中に効き目が低下し、内部から金属音がする時は故障が疑われますので、電源コードを抜き業者に相談してみましょう。

5. エアコンでの効き目低下の情報まとめ

エアコンの効き目低下に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい。

リモコンでエアコンを操作している写真

このトラブルに関連する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

エアコンの効き目が低下した時は必ず原因がありますので早めに特定し修理を行いましょう。エアコンを使用しない時期でも定期的に運転させることによって早くトラブルに気付くことがあります。

トラブルが長引くと普段の生活にも影響しますので、自分で解決できない時はメーカーや専門業者に相談して下さい。

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