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エアコンの冷房だけが効かないのは何故?原因や解決方法について

公開日:2022.4.27 更新日:2024.4.17
エアコンの冷房だけが効かないのは何故?原因や解決方法について

暑い夏を乗り切るための必須アイテムとなっているエアコン。
そんなエアコンですが、「全く涼しくならない」「風が出ない」など、冷房機能が効かなくなってしまうことがあります。

今回はエアコンの冷房だけが効かない原因や解決方法について解説していきます。

1.エアコンの冷房だけ効かない原因①ガス漏れしている

冷媒ガスの漏れに注意

部屋に設置されたエアコンの写真

エアコンの暖房は稼働するのに冷房だけ効かない場合は、冷媒ガスが漏れている可能性があります。

冷媒ガスとは室内にこもった熱を運搬する役割を果たすガスのことで、エアコンをつけるとこの冷媒ガスが室内外で循環します。
冷房をつけている時は冷媒ガスが室内の熱を室外機を通して外に放出します。

もしこの冷媒ガスが漏れていると、熱を運搬することができなくなり、室内の温度が一向に下がらなくなります。

冷媒ガスの漏れが生じる要因の一つは、エアコン取り付け時のミスです。
エアコンを取り付け時に少しでもすき間があると冷媒ガスが外に漏れてしまい、早ければ数日以内に冷房が使えなくなることもあります。
もし作業時のミスが発覚した場合は、メーカーや担当した業者に連絡する必要があります。

そのほか、配管の腐食もガスが流出する要因になります。
エアコンに付いている熱交換機やパイプは経年劣化すると次第に腐食していきます。腐食すると穴が開いて、そこからガスが漏れていきます。
エアコン周辺にトラブルがあった場合は修理業者などに連絡して対応してもらいます。

ちなみに冷媒ガスの漏れは室外機と配管の接続部分を見ることで確かめることができます。
もし接続パイプが白く染まっていたら、冷媒ガスが漏れている可能性が高いです。

2.エアコンの冷房だけ効かない原因②エアコン内部が汚れている

フィルター汚れは稼働効率に影響する

エアコンの掃除を行う女性の写真

エアコン内部の汚れは冷房だけが効かない原因の一つです。
特にフィルターは空気の出入り口にある部品であり、ここにホコリが溜まっていると冷たい空気を循環することができず、冷房が効かなくなってしまいます。
また、ペットを飼っている世帯ですと、ペットの毛がフィルターに吸い込まれてしまっていることもあります。

こうした汚れを掃除することで冷房の稼働効率を上げることができます。

エアコンの掃除方法としては、まずエアコンカバーや内部のフィルター、ルーバーを外していきます。
そうしたら、ホコリが溜まっている箇所を掃除機を使って掃除していきます。

掃除機で吸い取った後、バケツを用意して、そこに水と洗濯用洗剤を入れます。それを汚れの付いていない歯ブラシにつけてフィルターやルーバーを洗います。

洗剤をつけた歯ブラシで洗った後は、水で流していきます。
水で洗い流した後は1時間ほど乾燥させておきます。しっかりと乾燥させたらパーツを元通りに取り付けします。

なお掃除をする際には室内にホコリが舞いやすくなるので、必ずマスクを着用しましょう。

ただし、エアコン内部の汚れは個人だけでは落としきれない場合があります。
その際はエアコンクリーニング業者に依頼することで隅々まできれいにしてもらえます。

3.エアコンの冷房だけ効かない原因③室外機に不具合がある

エアコンの冷房だけが効かない原因は室内に留まりません。

上に日よけが置かれた室外機の絵

室外機が直射日光に当たっていると、冷房の稼働効率が大きく低下します。
太陽光や地面に反射した光によって室外機に熱がこもり、室内から送られてきた熱い空気を外へ放出しにくくなります。

熱を下げようと水を直接かけると内部の部品が故障する原因となりますので、あらかじめ室外機の周辺に日陰を作っておくことをおすすめします。

また、室外機周辺の障害物も冷房の稼働効率を妨げる要因となります。
室内の暖かい空気を外へと排出する際に、周辺に段ボールや鉢植えなどが置いてあると、空気を排出しにくくなってしまいます。なかなか排出されないと、一度送り出した空気が再度室内へと戻っていきます。
そうすると室内は一向に涼しくなりません。

もしエアコンの冷房でなかなか涼しくならない時は、室外機周辺の環境を調べ、障害物を撤去しておきましょう。

この他、室内機同様に室外機の汚れもエアコン冷房の効率を低下させます。
室外機は屋外にあることから、風の影響でホコリや砂などが室外機に付着することが多いです。
室外機の外側はもちろん、内部のフィンも汚れやすいです。
外側はほうきで落とした上で、雑巾で拭いていきます。吹き出し口は歯ブラシや掃除機で吸い取ります。
フィンについても歯ブラシや掃除機を使ってゴミを取り除きます。

4.エアコンの故障が疑われる時は修理業者に連絡を

専門業者をおすすめする理由

エアコンの点検を行う事業者の写真

もし室内機を掃除したり、周辺環境を整えたりしてもエアコン冷房だけ効かない場合は、故障している可能性があります。
そうした時に頼りになるのがエアコン修理の専門業者です。業者に依頼するのが望ましい理由は次の通り。

・プロの作業員が在籍している
専門業者にはあらゆるメーカーや機種のエアコン機能に精通しているスタッフが在籍しています。
エアコンは精密な部品から構成されていますので、知識と経験なしに修理を行うことは非常に難しいです。
プロの作業員であれば安全かつ確実に修理してもらえます。

・作業スピードが早い
業者の良いところは迅速に駆け付けてくれるところ。自宅から近い業者では30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。

また、最近では24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。
日中以外でも対応してくれる業者であれば、どうしても暑さに耐えられないという時でも安心です。

・アフターサービスが充実している
多くの専門業者では作業が終わってからもアフターサービスを受け付けています。
万が一不具合が生じた場合の無償修理など、さまざまなサービスがあります。

業者ごとにサービスの内容や保証期間が異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

5.エアコンの修理にはいくらかかる?

具体的な費用相場

エアコン修理の費用相場のイメージ写真

エアコンのトラブルの際に気になるのが修理費用。修理業者による料金相場は次のようになります。

室内機の基板:22,000~33,000円
室外機の基板:23,000~40,000円
ファンモーター:20,000~32,000円
マイコン:13,000~28,000円
圧縮機:40,000~100,000円
四方弁:12,000~19,000円
冷媒管:11,000~30,000円
モーター:10,000~21,000円
ルーバー:8,000~15,000円

ただし、上記の費用はあくまでも目安であり、使用されている機種や故障状態で異なります。
これ以外にも業者がご自宅まで駆けつけるのにかかる出張費用も別途加算されます。

そんなエアコンの修理費用を少しでも安くする方法があります。

一つは見積もりを確認すること。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されています。
修理にかかる費用が高額になるほど適正価格を知っておくことが大切です。業者より提示された費用に納得できない場合は、その場でお断りすることも可能です。

最低でも3社以上の見積もりを比較しておくことで、お住まいの地域で最もお得な業者を見つけられます。

もう一つは割引キャンペーンのある業者を選ぶこと。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなど、業者によってさまざまな割引キャンペーンが実施されています。
お住まいの地域にお得なキャンペーンを実施しているところがあるか確認してみましょう。

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