エアコントラブルが原因で起こるさまざまな症状について紹介します。このトラブルが起きてしまうと色々な症状が現れてきます。例えばリモコンが壊れればエアコンのスイッチが入りませんし、温度調節機能が低下すれば過ごしにくい環境になりますね。一見するとエアコンは大型家電ですし、頑丈そうな印象がありますが、実はトラブルが起きやすい繊細な生活家電です。そこでここからは、エアコン関連で起こるトラブルの原因を紹介しますので、お困りの際に参考にして下さい。
このトラブルが起きているということはいくつかの原因が考えられます。埃飛沫の原因として最初に紹介するのは部屋の空気です。エアコンには空気の取り入れ口にフィルターが取り付けられています。そこで空気をきれいにして熱交換器に送り込むのですが、お部屋の空気があまりに汚れていると浄化の限界を超えてしまい、フィルターが役目を果たせなくなることで埃が舞い上がってしまいます。
次に紹介する原因は熱交換器やファンです。取り入れる空気をフィルターできれいにしていても、カビなどの細菌が熱交換器やファンで繁殖してしまい、そこに埃が付着して送風口から飛んでくることがあります。
第三の原因としては送風口の汚れです。エアコンを停止するとフラップが閉じてしまうので気づきにくいですが、掃除していないと物凄く汚れが付着しています。それがエアコンから出る風によって飛び散ってしまう事もあります。
このトラブルの原因で最後に紹介するのがフィルターの破れです。最近のエアコンは自動クリーニング機能がついていますが、その最中にフィルターが破れてしまうことがあります。その穴から侵入した埃がエアコン内を通過して飛散してしまいます。フィルターは薄いメッシュ状で手洗いしていても破れることがありますので、万が一そのようになってしまった時は家電量販店でフィルターだけ購入して下さい。
このトラブルの原因としてまず考えられるのが停電です。この症状は正確には故障ではないのですが、多くのエアコンには万が一に備えて電気が逆流しても問題ないように安全装置(ヒューズ)がついています。停電した時にコンセントをさしっ放しにしていると電気が復旧してもエアコンは作動しませんので、コードをさし直してリセットボタンを押して下さい。
次に考えられる原因はコードの断線です。エアコンを使わない季節に電源コードをコンセントからはずし、輪ゴムやひもでまとめていらっしゃる方が結構いらっしゃいますが、電源コードは折り曲げると中の線が破断することがあり、漏電の原因にもなりますので絶対に止めて下さい。
落雷でも電源故障は起こることがあります。冒頭でも紹介した通り、エアコンには電気の逆流を防ぐ機能もついていますし、漏電した時のためのアースもあります。ですがあまりに近くで雷が落ちると電源が故障することがあります。
このトラブルが起きてしまうと買い替えも検討しなくてはいけなくなります。ですが落雷や停電は自分ではどうすることも出来ませんね。それだけに先ほど紹介した電源コードを束ねるなどの人為的なミスはしないようにしましょう。また、素人ではエアコンにトラブルが起こった時にどこが原因か突き止めることはほぼ不可能ですので、早めにメーカーか専門業者に相談して下さい。
このトラブルの原因としてまず考えられるのが破損です。エアコンを購入するとリモコンを壁に設置できる台座がついていますが、多くの方が使用していないのが現状です。リモコンを操作するのに移動するよりも、そばに置いておいた方が楽ですからね。
リモコンを床に直置きしていると誤って踏みつけたり、蹴飛ばしたりすることもたまにあるかと思います。テーブルの上に置いていたリモコンを子供が落としてしまう事も。リモコンはプラスチック製ですので簡単な衝撃で割れてしまいます。操作に影響のない部分でしたら問題ないですが、内部の基盤に傷が入ると故障してしまいます。
次に考えられる原因は経年劣化です。エアコンのリモコンはテレビのリモコンと同じで、ボタンを押すことで中のゴムが端子に接触して操作できる仕組みなのですが、長年使用しているとゴムの部分が傷つき端子にうまく接触しなくなり故障することがあります。
このトラブルの原因として最後に紹介するのは送受信部分の故障です。エアコンのリモコンはボタンを押すと先端部分から赤外線が出て室内機が受け取ることで操作が可能となっています。どちらかが不具合を起こすと故障の原因になります。エアコンはリモコンが無いとほとんどの操作が出来ませんので、故障には十分注意して下さい。
このトラブルの原因として最初に紹介するのは緊急停止です。室外機の周りをシートで覆っていたり障害物があると温度が急上昇し、発火などのトラブルを避けるために緊急停止することがあります。この状態は正確に言えば故障しているわけではありませんが、それにより内部のヒューズが飛んだり、基盤が駄目になることがあります。
次に考えられる原因が制御盤の故障です。エアコンの室外機には冷媒ガスの圧力を高めるコンプレッサーやそれを冷却するためのファンが取り付けられています。互いがリンクしていますのでどちらかの制御盤に異常が起こるとセンサーによって室外機は作動しなくなります。
大雨や台風も室外機が故障する原因のひとつです。コンプレッサーを冷却するためのファンが付いていることは先ほど紹介しましたが、ファンを動かすモーターが雨で水没してしまうことがあります。そうなると先ほどと同じ状態になり室外機が故障します。
このトラブルの原因として最後に紹介するのは四方弁です。エアコンは冷房運転と暖房運転で空気の流れる向きが違います。その役割を担っているのが室外機の中にある四方弁(可逆弁)です。これが経年劣化などで故障してしまうと冷房運転をしているのに温かい風が出たり、冬場なのに冷風が出たりします。室外機は一見地味ですが、エアコンの最重要部分ですので故障した際には早めに原因を特定しましょう。
場所別のトラブルの原因についての情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。
エアコンはどの箇所が故障しても使えなくなる可能性があります。また、他の家電と違い原因となる箇所が特定しづらいので、動かなくなったらどうにもならない気がしますが、まずは取扱説明書を見ながらひとつづつ確認していきましょう。それでも解決できない場合は専門業者やメーカーに相談して下さい。
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