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エアコンの水漏れ修理に関する情報を紹介します

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.11
エアコンの水漏れ修理に関する情報を紹介します

エアコンの水漏れトラブルに関連する事例や対策などを紹介します。このトラブルが起きると故障ではないかと心配になり、迂闊に使用できなくなります。寒い時期でしたらなんとか我慢できたとしても、夏場でしたら熱中症になる危険も。仮に修理業者に依頼するとしても、繁忙期ですからすぐ解決という訳にもいきません。そこで今回は、具体的な事例を交えながら対策法などを紹介していきますので、参考にしていただければ幸いです。

1. エアコンの水漏れ事例①

エアコンの水漏れ事例その①朝起きると床が水浸しになっていた!

エアコンが原因で床が濡れている写真

ここでのトラブル事例として最初に紹介するのは、寝ている間に吹き出し口から水が漏れていたケースです。

熱帯夜で寝苦しかったので、つけっ放しにして寝たのですが、朝起きてみるとエアコンの下の床が水浸しになっていました。雨漏りかと思い天井を確認しても全く異常なし。よく確認するとエアコンの吹き出し口から水滴が滴り落ちていました。

スイッチを切りカバーを開けてみるとエアコン内部もびしょびしょ。とりあえずフィルターを外して雑巾で拭いたあと、再びスイッチを入れると水が漏れなくなっていました。

おそらくこのケースの水漏れ原因はフィルターの目詰まりでしょう。本来はドレンホースに流れるべき結露水が、フィルターの汚れによって遮られてしまい吹き出し口から漏れ出たものと考えられます。

昔のエアコンでしたらフィルターの掃除が常識でしたが、現在のエアコンの多くは自動掃除機能がついているので、お手入れを忘れていらっしゃる方が結構いらっしゃいます。いくら自動掃除でも内部のダストボックスが一杯になれば、それ以上フィルターの埃を取り除くことができません。その結果、今回のような水漏れにつながります。エアコンや床は拭けばきれいになりますが、もし大切な家具や置物などが濡れてしまうと、取り返しのつかないことになりますので、十分注意して下さい。

2. エアコンの水漏れ事例②

エアコンの水漏れ事例その②ドレンホースから排水されているのに室内機から水漏れ

エアコンのドレンホースの写真

このトラブルに関する事例で次に紹介するのは、排水されているのに水漏れしたケースです。

アパートにお住まいの方がエアコンをつけていたところ、室内機からポタポタと水が漏れ出してきました。以前ドレンホースが塞がっていると水漏れすると聞いたことがあったので、ベランダに行き確認するとホースからは正常に排水されていました。とりあえず賃貸なので大家さんに連絡し業者に見てもらったところ、ドレンホースの接続部辺りにヘドロのような塊が詰まっていました。

この事例ではヘドロの塊が原因でしたが、それ以外にもトカゲや虫の死骸などが詰まりの原因になることがあります。完全に詰まっていたのであれば、排水されませんので原因がすぐに分かります。しかし今回の事例でもあったように、排水されていると、原因に気づくのが遅れることもあるので注意が必要です。そのためにもまずは、普段からどれくらいの量の排水があるか把握しておくことが大切です。そうしておくことで排水量が少なくなった時にすぐ異常に気づきます。特にドレンホースの内部は見えませんので、日頃から排水量は意識しておきましょう。

今回のように賃貸物件でエアコンの水漏れが起きた時は勝手に対処せず、管理会社かオーナーに連絡して、その指示に従って下さい。

3. エアコンが水漏れした時の対策と修理方法

エアコンが水漏れした時に自身でできる対策方法を個別に紹介します

エアコンのリモコンを操作している写真

このトラブルが起きた時には、まずすべきことはエアコンのメイン電源を切ること。リモコンではなくコンセントからコードを抜いて下さい。次に床に落ちている水を拭き取りましょう。汚れた水ですので放っておくと床や畳がシミになることがあります。そしてゴミ袋などのビニール製のシート状のものを室内機の下に敷いて下さい。

ここまで済ませた後に原因を探っていきます。まず屋外のドレンホースがプランターなどで塞がっていないか、ホースの出口にゴミが詰まっていないかチェックして下さい。出口も塞がっていない、ある程度は排水している場合には室内機を点検します。表面のカバーを開けてフィルターとダストボックスを取り外し、汚れている時は綺麗に掃除して下さい。

ここまでしても水漏れが解決しない時は、エアコンの取り付け角度かドレンホースの根元に原因があると考えられます。エアコンプレッサーをお持ちのご家庭でしたら、ドレンホースの出口から圧縮した空気を送り込むことによって、内部にある詰まりを取り除くことができます。しかし一般のご家庭にはエアコンプレッサーはないでしょうし、取り付け角度の調整は自身で行うことが困難です。無理に作業して壊れてもいけませんので、その際はメーカーのアフターサービスか修理専門の業者に連絡して下さい。

4. エアコンの水漏れに関する豆知識

エアコンの水漏れについて知って得する豆知識をいくつか紹介します

正常に動作しているエアコンの写真

まず最初に紹介するのはエアコンの設置角度。先ほどエアコンの設置角度が間違っていると水漏れを起こすことを紹介しましたが、そもそもエアコンが斜めに取付けられていることを知っていましたか?

エアコンは内部で発生した水をスムーズにドレンホースに流すため、若干ですが傾きをつけてます。また微調整もおこなえるように少し遊びも持たせてあります。エアコンが斜めになっていたり、力を加えると少しカタカタ動くのは取り付けミスではありませんので、覚えておいてください。

次に紹介する豆知識は水漏れの原因にもなるエアコン内の水についてです。そもそもなぜエアコンの内部から水が発生するのかというと、空気を冷やす過程で飽和した湿気が熱交換器に付着するからです。もう少し簡単に説明すると、乾いたコップに冷たい水を注ぐとコップの周りに水滴がつきますね。それと同じ原理です。つまり、エアコンにとって水は切っても切り離せない関係にありますから、スムーズな排水が行われることこそ水漏れトラブルを防ぐことにつながります。仮に水漏れトラブルに発展しない場合でも、熱交換器周辺の水分がそのままになっていると、カビが発生する原因にもなりますので注意が必要です。

5. まとめ

エアコンの水漏れ修理に関するさまざまな情報とポイントのおさらい

エアコンのホースの写真

このトラブルに関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まずエアコンの水漏れを放置しておくと故障に繋がりますので、早急に対処して下さい。

対策しても解決しない、自身で対処できないといった場合は、メーカーのカスタマーセンターやエアコン修理の専門業者に相談して下さい。

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