ガラスのお手入れ方法に関する様々な情報を分かりやすくお伝えします。ここで気を付けて頂きたいのが取り付けてある場所によって、お手入れ方法は違うという事です。それを間違えると効果が無いばかりか、逆にくすみや破損の原因になることも。せっかくお手入れをする訳ですから、出来るだけ効果的に行いたいですね。そこで今回はガラスのお手入れ方法を場所別にお伝えしていきますので、参考にして下さい。さらに仕上がりに差が出るちょっとしたコツや注意点もご紹介しますので、そちらもご一読いただければと思います。
このガラスのお手入れ方法を紹介する前に、まず注意点からお知らせします。注意点その1は、擦るのではなく汚れを洗い流すことです。特にバイパスや国道沿いの戸建て住宅やマンションにお住まいの方は窓に大量の砂や排ガスが付着していると思います。それを頑固にこすり洗いするとガラスに傷が付き、くすみの原因になるばかりか、窓ガラスを割ってしまう事にもなりかねません。
注意点その2はマンションなどの集合住宅の場合は、規約を確認しておくこと。ベランダに出て窓ガラスを洗っていたら、下の階の住人が布団を干していてびしょびしょになるケースは結構あります。トラブルに発展させないためにも決まりはきちんと確認しておきましょう。
肝心の窓ガラスのお手入れ方法ですが、素人が掃除するのに高価な洗剤は要りません。その代わりと言っては何ですが、たっぷりと水をかけながら洗う事です。
このガラスのお手入れで昔からの定番が、新聞紙を使用する方法です。仕組みとしては新聞紙に使用されているインクが窓ガラスに付着した油分を分解します。さらにつや出し効果もありますので、新聞を取られている方はお試し下さい。ただし新聞紙で窓を拭く際は、インクの効果が台無しになるので絶対に洗剤を使用しないで下さい。それと水分を含んだ新聞紙で拭くのはかなりの重労働ですので、女性やお年を召した方には不向きです。
このガラスをお手入れしていなければ、汚い印象を与えるばかりか、走行に支障をきたすこともありますので、注意が必要です。ある程度車がお好きな方は、ガラスの手入れ方法もご存知のことと思いますが、普段ガソリンスタンド任せにしている方は方法すらご存知ない方が多いのではないでしょうか。
洗車機でもある程度はガラスの汚れを落とすことが出来ますが、手洗いでないと油膜を取り除くことは出来ません。この油膜をいかにして取り除くかがお手入れのポイントとなります。
さらにウロコという汚れもあります。ウロコと言うのはガラスに白い汚れ(ミネラルなど)が大量に付着している状態です。これらを除去するには、自動車ガラス用のコンパウンドを使用すべきです。ただしコンパウンド入りの油膜除去剤は粘り気が強く、洗う際に凄く力が必要になりますので、初めてお手入れする方はかなり苦労されることと思います。
冒頭でこのガラスをお手入れしていなければ走行が危険になることを紹介しましたが、具体的な症状として、雨の日に水を弾かない、ワイパーが引っ掛かってうまく作動しない、日光が汚れに乱反射して前が見えなくなることが考えられます。自動車は場合によっては時速100㎞で走ることもある大変危険な乗り物ですので、普段の手入れを怠らないようにしましょう。
このガラスは普段お手入れされる方が少ないので、たまたま確認してあまりの汚れにドキッとされることも。そうならないために最低でも1年に一回、出来れば半年に一回は掃除をしましょう。
コツは家具からガラスを外すことです。家具に取り付けたままでしたら、ガラスを完全に綺麗に出来ないばかりか、勢い余って割れることも考えられます。
それに加え水拭きをした際の水滴がガラスと固定具の間に侵入し、サビなどの腐食を招く事態になる可能性もあります。それらを解決する上でも外してお手入れした方が無理なくきれいになります。
食器棚にすりガラスをお使いの方は、お手入れ方法が透明ガラスとは違います。普通のガラスは基本的に水と拭き取り用のタオルさえあれば大丈夫なのですが、すりガラスの場合は面に凹凸がありますので、たわしや使い古しの歯ブラシなどが必要になります。
このガラスは普段からお手入れしておくことで、ある程度汚れが付着するのを防ぐことが出来ます。2週間に一回は良く絞った雑巾(タオル)で表面をサッと拭き、乾いたタオルでしっかりと水分を拭き取りましょう。お部屋でタバコを吸われている方は、家具のガラスに大量のニコチンが付着していますので、外した後アルカリ洗剤で掃除しましょう。その後には中性洗剤でもう一度拭いておくことが大切なポイントです。
このガラスのお手入れ方法は、窓ガラスなどの他のガラスとは違いますので注意が必要です。
なぜ違うのかと言うと、他のガラスは取り付けられた状態で表と裏を同時にお手入れできますが、テーブルガラスだけは表面しか綺麗にすることが出来ないからです。
またテーブルガラスは大変重量や大きさもがあるので、家具のガラスのようにさっと外すという事も難しい。一方で天板とガラスは密着しているはずなのに、汚れが入り込んでいます。ですので、裏面を掃除するためには2人以上での大掛かりな作業が必要となります。
それでも難しい場合は、お手入れのプロに依頼するしか方法はありません。ガラス一枚が天板になっているテーブルガラスも油汚れや指紋などが付着しやすいので、こまめにお手入れしましょう。
このガラスは透明で綺麗な状態でしたら、お洒落でスタイリッシュなのですが、裏を返せば少しの汚れでも汚く見えます。
このガラスはお手入れをする準備が難しいものの、基本的な方法は窓ガラスとそんなに大差はありませんので、必要道具をしっかりと揃えてから作業しましょう。ただし仕上げの拭き取りの時は、タオルを使用すると細かい毛が付着して目立ちますので、マイクロファイバークロスをお使い下さい。
ここまでガラスのお手入れに関する情報をお伝えしてきましたが、最後に重要なポイントに絞っておさらいします。
お手入れの方法は場所によって違いますので、ガラスの特徴をしっかりと把握して注意して作業しましょう。
こまめにお手入れすることで、ガラスの異常にもすぐに気づき掃除も簡単に終わりますので、一週間に一度は軽く拭き取りをしておきましょう。
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