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なんとかしたいエアコントラブル!!vol.2

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.11
なんとかしたいエアコントラブル!!vol.2

エアコンのトラブルは放っておくと悪化するばかりか故障・買い替えにもなりますので、早めに修理することがなにより大切です。
しかし一口にエアコントラブルと言ってもさまざまな原因があり、それを特定しないと適切に対処することは難しいですね。

そこで今回は、エアコンで起こり得るトラブルについて種類別に解説します。エアコンの修理方法などトラブル別に分かりやすく紹介してるので、是非参考にしてみてください。

エアコンからの埃飛沫の修理について紹介します

エアコンからの埃飛沫を修理するには徹底的に掃除をすることです

ホコリが出ているエアコンの絵

このトラブルは原因がいくつか存在しますが、それを特定するためにも、まずは目に見える部分を徹底的に掃除して下さい。フィルター、前面のカバー、天井に面している吸い込み口、フラップがある吐き出し口などに付いている埃を乾いた布や掃除機を使い取り除きましょう。

喫煙者がいらっしゃるご家庭でタール(ヤニ)が付いている時は、乾いた布では汚れを取り除くことができません。その場合はぬるま湯(50℃くらい)100mlに対し重曹5gを混ぜた液体で拭くときれいに落とせます。

一通りきれいになった後でエアコンのスイッチを入れてみましょう。それでも埃が飛散している場合は見えない場所に原因があると考えられます。

例えば熱交換器の裏にあるファンやドレンホースの中などです。これらの場所を自分で掃除することは非常に困難ですので、専門業者に依頼することをお勧めします。ご自宅に高圧洗浄機をお持ちの方でしたら、水圧により埃を吹き飛ばし洗い流すことができます。エアコンのコンセントを抜き、周辺をシートで養生してからお試し下さい。ただし、水圧が強すぎるとファンの羽が破損したり熱交換器のブレードに歪みが生じることがありますから、自己責任かつ慎重に作業する必要があります。

エアコンの電源故障修理について紹介します

エアコンの電源故障の修理にはいくつかの手順がありますので詳しく解説

エアコンを開けている女性の写真

まず、自分で直せるものと直せないものがあります。例えば、基盤のエラーを原因とした電源故障を素人が直すことは出来ません。配線トラブルやコンプレッサーの不具合、漏電に関しても同様です。

一方でリセットするだけで解決することもあります。エアコンの電源が入らないなどのトラブルが起きた時は、まず自分で試してみて、それでも解決しない場合はメーカーやエアコン修理の専門業者に相談して下さい。

自分で試すことができる修理方法としては、コンセントを抜き1分後に再度差し込んでみる方法や室内機の前面にあるリセットボタンを押してみる方法、配電盤のブレーカーを上げ下げしてみるなどです。

詳しくは対策方法の箇所に記載させていただいております。少し器用だからと修理するために分解することだけは決してしないように。感電などのリスクがありますし、仮にうまくいったとしても、取り付け時に冷媒ガスが漏れることもあります。

家電のことは全く分からない、取扱説明書を見ても理解できないといった方は、初めからメーカーや家電量販店、エアコン修理専門の業者に任せた方が良いでしょう。下手に触って故障を悪化させることにもなりかねません。電源が故障していては冷房も暖房も使用できない状態ですから、体調を崩す前に出来るだけ早く修理して下さい。

エアコンのリモコン故障修理について紹介します

エアコンのリモコン故障は修理するより買い替える方が効率的です

エアコンのリモコンを操作している写真

室内機や室外機は故障したからと言って簡単に買い替えることは出来ませんね。メーカーや機種によっても違いがありますが、13畳タイプのエアコンでも12万円前後はします。しかし、リモコンでしたら純正品でも2,000円前後で手に入れることができますし、マルチリモコンでしたら1,000円以内でも購入できます。

ひとつだけ気をつけて頂きたいのが、本当に故障かどうかです。リモコンが故障したと思っていたら、乾電池の残量が原因であったり赤外線部分が汚れているだけということがあります。さらにボタン周りの埃が原因でボタンが押せてないだけかも知れません。ですので、買い替える前には入念なチェックが必要となります。

全てのボタンが反応なしなのか、新しい乾電池に交換しても動かないのか確認して下さい。さらに赤外線の部分を柔らかく乾いた布で拭き、室内機側の受信部分の汚れもきれいに拭き取りましょう。ここまでして、何も反応がなければ、初めて故障といえます。

純正のリモコンについてですが、基本的には店頭に置いていません。お客様の注文を受けてメーカーから取り寄せる形となっていることが多いです。また10~15年以上昔のエアコンでしたら廃番になっていることも考えられます。ご自宅でホームデバイスをお使いの方は、スマートフォンがリモコンの代わりを果たしてくれることがあります。詳しくはメーカーのホームページをご覧下さい。

エアコンの室外機故障の修理について紹介します

エアコンの室外機を修理する場合はプロに依頼することをお勧めします

故障しているエアコンの室外機の写真

最初に結論を申し上げれば、エアコン室外機の修理はプロであるメーカーのサポート、専門業者に依頼して下さい。なぜかというと、室外機にはエアコンを動かす上で重要な部品が詰まっており、下手に触ると悪化させる可能性があるからです。

また、自身で分解してしまうことで、メーカーの保証を受けることが出来なくなるリスクもあります。仮に自分で分解したとしても、部品を調達しなくてはなりません。よほどその道に通じている方でない限り、難しいのが現状です。

では、どこに修理を依頼すべきかという事ですが、これに関しては状況により異なります。賃貸物件で備え付けの室外機が故障した場合には、勝手に修理すると問題となりますし費用も自己負担になってしまいますので、オーナーや管理会社に連絡して下さい。保証期間内での故障でしたら購入店に相談しましょう。

保証期間が過ぎて室外機が故障したときは、メーカーサポートかエアコン修理の専門業者に依頼することをお勧めします。ただしエアコン修理の専門業者と言っても千差万別。ごく一部ですが好ましくない業者も存在していますので、インターネットなどで料金や評判、口コミ等を調べてから依頼することです。仮に高額請求されてしまった時には、お住まいの消費生活センターに相談して下さい。

エアコン修理情報まとめvol.2

エアコンのトラブル別修理方法のまとめと大切なポイントのおさらい

動いているエアコンの写真

ここで起こるさまざなまトラブルの修理方法や対処法を紹介してきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず、エアコン修理には自分で出来るものとできないものがあります。故障と勘違いしているだけ、ということもありますので、慌てずここでの情報や取扱説明書を見ながら、ひとつひとつ確認して下さい。

エアコン修理をプロに依頼する際は、できるだけ料金などを明確に表示している業者を選ぶことをお勧めします。

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