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パソコンウィルスの種類別の特徴を紹介します

公開日:2023.2.14 更新日:2024.4.5
パソコンウィルスの種類別の特徴を紹介します

パソコンウィルスに感染すると、突然パソコンが起動しなくなったり、データが消えたりといったトラブルが発生します。ときには自分のパソコンがウィルスの媒介になってしまうことも…。
特に最近のパソコンウィルスはUSBフラッシュメモリやDVDだけでなく、メールやダウンロードファイルなど型式がさまざま。それらに感染しないようにするためには、パソコンウィルスについてしっかり知識をつけておくことが肝心です。

そこで今回はパソコンウィルスの種類別の特徴を紹介していきます。
ぜひ参考にして、大切なパソコンのウィルス感染予防を行ってください。

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ファイル感染型パソコンウィルスの特徴を紹介します

ファイル感染型パソコンウィルスの特徴は実行ファイルを書き換えることです

パソコンにUSBを差している写真

このウィルスの特徴はいくつかあるのですが、大まかに言えばファイルに感染します。パソコン内には無数のファイルがありますが、その中でもプログラム実行ファイルに寄生します。その後はウィルスの種類によって二通りあり、完全にプログラムを書き換えてしまうパターンとプログラムの一部を改ざんしてしまうパターンがあります。

例えばこちらがメールの送信を指示していないにも関わらず、勝手にウィルスを添付したメールをアドレス登録者に一斉送付したり、プログラムを立ち上げようとクリックすると意味不明な画像やメッセージがディスプレイ全体に広がることがあります。

感染経路として一番多いのがインターネットサイトからのダウンロード、次いでメールやUSBメモリーです。

近年のファイル感染型ウィルスは、利用者に気付かれにくいよう巧妙化が進んでおり、そのままパソコンを使用している方も多いので非常に注意が必要です。

このウィルスには進化した特徴を持つものも登場しています。例えば感染と同時にパソコン内にある様々な情報を抜き取るウィルスもありますので気をつけましょう。ファイル感染型ウィルスを完全に防ぐことはほぼ不可能と言っても過言ではありませんので、ワクチンソフトの使用やexeファイルのダウンロードは慎重に行って下さい。

マクロ感染型パソコンウィルスの特徴を紹介します

マクロ型感染ウィルスの特徴はマクロ言語を使用して作られていることです

プログラミングのイメージ写真

このウィルスの最大の特徴はマクロ言語が使用されている点です。マクロ言語とは簡単に説明するとマクロを登録するための簡単なプログラミング言語でマイクロソフトのExcelやWordで使用されています。つまり日常の社内や個人の間でやり取りされているWordやExcelを通して感染が拡大していきます。

インターネットからのダウンロードファイルやフラッシュメモリなどは警戒してウィルススキャンされていると思いますが、まさか友人や同僚からの文書ファイルがウィルスに感染しているとは思いませんよね。

現在のExcelやWordは異なる拡張子を付けることで、ある程度ウィルス対策されているのですが、マクロ型感染ウィルスは改変も容易なため、様々な亜種が出現しており全ての文書ファイルが安全と言う訳ではありません。

このウィルスのなかには感染したファイルを削除しようとすると自動的に別のファイルが感染してしまうようにプログラミングされているものもあり、重大なトラブルになるケースは少ないものの地味に感染力と増殖力は強いのが特徴です。マクロ型ウィルスの感染を防止するためにも、外部で編集された文書ファイルを開く時は必ずウィルスキャンしてからにしましょう。

ワーム型パソコンウィルスの特徴を紹介します

ワーム型パソコンウィルスの主な特徴は自己繁殖できることです!!

パソコンウィルスのイメージ絵

このウィルスには大きく分けて2つの特徴があります。ひとつ目の特徴が自己繁殖です。ファイル感染型ウィルスの場合、コピーしたりインストールから実行することでウィルスの数が増えていましたが、ワーム型ウィルスは自身のコピーを無限に作り出すようプログラミングされていますので、すぐに対策しないと急激に増えていきます。インターネット回線を通じて広がりを見せ、ある種類では8.5秒間隔でウィルスの数が倍になっていきました。

ワーム型ウィルスの注目すべきもう一つの特徴としては、単独行動が出来ることが挙げられます。従来のパソコンウィルスはExcelやWord、実行プログラムなどに寄生することで被害を発生させ、数を増加させていましたが、ワーム型ウィルスは他のプログラムに寄生する必要が無いので、パソコン内で自由に行動することが出来ます。それにより使用者が何も実行していない、ダウンロードもしていないのに感染が広がります。

2000年から2004年にかけて多くのパソコンに被害を出し、歴代ウィルス感染数TOP5のうち4つをこのワーム型ウィルスが占めています。このウィルスに感染することで通信速度が低下したり、フリーズ状態になることがあります。また進化系のワーム型ウィルスはユーザー情報を抜き取ったり、遠隔操作のためのマルウェアを引き込むことも出来ます。

トロイの木馬というパソコンウィルスの特徴を紹介します

トロイの木馬の特徴は擬態が上手いこと。気づかないうちに侵入されています

遠隔操作のイメージ写真

このウィルスの特徴は外見が普通のプログラムであることです。例えばスマホのロック画面に使うことが出来るフリー画像や省エネアプリなど一見すると役に立ちそうなものばかりなのですが、その中にトロイの木馬が潜んでいることがあります。

このウィルスも他のものと同様に無作為に広がりを見せることがあるのですが、どちらかと言うと特定の端末を狙って仕掛けられることが多いです。一度感染してしまうとIPアドレスやパスワードなどの個人情報を盗まれるばかりか、遠隔操作されることがありますので非常に危険です。ですので、トロイの木馬はウィルスというよりマルウェアと言った方が正しいでしょう。

インターネットバンキングで勝手に第三者の口座に送金させられていたり、他社への犯罪予告を勝手に送り付けられたりします。

このウィルスは他のものと違い、通信速度が落ちたり不具合が出ませんので、感染したことに気付きにくいです。そして被害が出てから初めてトロイの木馬の存在を知ったというケースが多くあります。近年問題となっているメールやサイトを利用したフィッシング詐欺にもトロイの木馬が使われています。いずれにしても素人では見分けがつかないことが多いので、セキュリティソフトに頼るほかありません。

パソコンウィルスの種類のまとめ

パソコンウィルスの種類に関する情報のまとめとポイントのおさらい

ウィンドウが複数出ている絵

ここまでウィルス別の特徴を紹介してきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

パソコンウィルスには様々な種類があり、特徴や対処法も異なります。しかし、感染経路はある程度特定されますので、不用意なダウンロードやフラッシュメモリの使用は控えるようにして下さい。

トロイの木馬などのように症状が表れないウィルス対策のためにもセキュリティソフトは最新の状態にしておきましょう。

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