ご存知ですか?鍵にもメンテナンスが必要です
公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.2普段から何気なく使用している鍵ですが、気付いたら10年以上も何もしておらず、何かトラブルが起きて初めて鍵の劣化や汚れに気付く方も多いでしょう。多少のことでは壊れることがないと思われていますが、じつは老朽化や乱暴な扱い方によってはメンテナンスをしなければ、故障の原因になってしまいます。今回は日常的に使用している錠のメンテナンスについて、ご紹介していきます。
普段から何気なく使用している鍵ですが、気付いたら10年以上も何もしておらず、何かトラブルが起きて初めて鍵の劣化や汚れに気付く方も多いでしょう。多少のことでは壊れることがないと思われていますが、じつは老朽化や乱暴な扱い方によってはメンテナンスをしなければ、故障の原因になってしまいます。今回は日常的に使用している錠のメンテナンスについて、ご紹介していきます。
多くの道具と同じで乱雑に取り扱ったり、状態が悪いまま使い続けてしまったら、故障の原因にもなってしまいます。
さらに鍵の寿命は10年と言われていて、それ以上使い続けると自然と老朽化してしまうものです。何もしないで放置していたら、不調や故障を招く可能性があります。こういった理由から日頃からのメンテナンスは必要になります。あまり普段はじっくりと鍵を見ることはないと思いますが、一度詳細に点検してみることが大事です。もしかしたら使い始めてからすでに20年経っているということも珍しくありません。
玄関に付ける鍵の一般的なものにシリンダー錠があります。これは一見単純な構造なので、つい放置してしまいがちですが、傷がついていることが多いです。また穴の中にほこりが溜まってしまい、そのまま使い続けてしまうと回転が鈍くなったり、抜き差しがやりづらかったりします。また、そのまま使い続けると抜けなくなったり、折れたりすることも多いのです。
こういったトラブルを起こさないように、定期的にメンテナンスをすることが大事になります。
まずは掃除機を準備して、掃除機のノズルを外し、鍵穴につけて左右に振りながら吸ってみましょう。これによって、穴の中に入り込んでしまっている異物やほこりを吸い出すことが可能です。掃除機を使うだけで意外と簡単に綺麗になるものですよ。もし掃除機が大きくて使いづらいといった場合には、パソコンのキーボード用のエアダスターなどゴミを吹き飛ばすツールを使うのもおすすめです。
次に穴を回す鍵のお手入れも必要です。これは古い歯ブラシなどがあると良いと言われています。古い歯ブラシで軽く磨いてみましょう。力を入れすぎてしまうと傷ついてしまうので、優しく行うことがポイントになります。特にディンプルキーの場合は凹凸があり、その部分に汚れが溜まりやすいため、定期的にお手入れを自分ですることが大事です。丁寧にブラッシングして、回転しづらいといったトラブルが起きないように気を付けることです。
このメンテナンスを怠ってしまうと、故障の原因になり、突然トラブルに襲われたりして、急いでいる時に困るという結果になる場合もあります。簡単なことは日頃から自分でしておくと良いでしょう。
いろいろなタイプの鍵を持っているため、最適な方法でメンテナンスをすることができます。また鍵交換・鍵のメンテナンスを請け負ってきた実績も個人に比べて豊富です。
他にもドアの中に入っている機械である錠ケースを、メンテナンスするのはなかなか難しいものです。専門知識がないなかで分解・清掃するにはリスクを伴うため、鍵業者に任せるのが無難です。それに、鍵業者は土日も営業していることが多く、地域によっては30分以内で駆けつけることも可能です。
一方で鍵業者にメンテナンスを依頼するデメリットは費用です。作業費のみで対応してくれる業者もあれば、出張費が必要な業者もあります。早朝・夜間対応料金がかかる場合もあるため、事前の確認が必要です。
鍵業者に鍵のメンテナンスを依頼する場合は、メリット・デメリットを考慮しながら進めましょう。
例えば、鍵の交換を依頼した場合には、作業費のほかに部品代金がかかります。もしも遠方から来てもらう場合には、出張料金も必要になりますし、早朝と夜間に来てもらう際には早朝夜間対応料金が上乗せされます。
作業費についてですが、錠前交換が15,000円から20,000円くらいが相場になっています。業者によっては出張費用が無料のため、出張料金があるかどうかによって変わってきます。
作業料金や出張料金よりも複雑なのが、錠前シリンダーなどの部品の代金になります。一般的な住宅で多く使用されているノーマルキーやディンプルキーは15,000円ほどの代金が必要になるのです。さらに、主に勝手口や玄関に使われる錠タイプのものは20,000円ほど代金がかかります。
どのような部品を使うのかによって、料金は変動してくるので、そういったかかる代金の部分を理解しておかないといけません。
あまり知られていませんが、たいてい鍵というのは寿命が10年ほどになっています。気が付かない間にもう何十年も経っているという場合は、交換することをおすすめします。交換時期は10年を目安とし、鍵穴に傷がついている、錆びがひどくなってきた、鍵を回す回転が悪くなってきた場合には交換すると安心です。
下記がポイントになります。
①鍵をメンテナンスする理由
②自分でできる鍵のメンテナンス
③鍵業者に頼む鍵のメンテナンス
④鍵のメンテナンスにかかる費用や時間、交換時期について
日頃あまり気にしづらい鍵の状態は、メンテナンスを行うことでトラブルを未然に回避することができます。自分でメンテンナンスする場合は、やり方を間違えてしまうと故障の原因に繋がり、鍵業者にメンテナンスを依頼する費用よりも高くついてしまうことがあります。
日頃から自分で鍵のメンテナンスを行い、定期的に鍵業者にメンテナンスを依頼することが良いでしょう。そのためにも鍵の正しいメンテナンス方法を知っておく必要があります。鍵を交換することがあれば、鍵業者に日頃のメンテナンス方法を教えてもらってみてください。