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キャットの毛皮に関する情報を紹介します

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.10
キャットの毛皮に関する情報を紹介します

キャットの毛皮に関する相場や特徴などの情報を分かりやすく紹介します。一口にキャットの毛皮と言っても、さまざまな種類があります。世界三大毛皮のひとつリンクスをはじめボブキャットやリンクスキャット、レオパードキャット等々。毛皮に詳しくない方でしたら、見ただけでは見分けがつかないでしょう。このキャットの毛皮は状態や種類によって高く買い取ってもらえることがあります。そこで今回は、キャットの毛皮の相場や特徴、歴史などについて紹介していきますので参考にして下さい。

1. キャットの特徴とは?

キャットの特徴は種類によって若干異なりますので個別に紹介します

キャットの毛皮の写真

まず最高品質のリンクスについての特徴です。世界三大毛皮のひとつといわれているリンクス。北アメリカやモンゴル、ロシアの一部に生息しており、和名はオオヤマネコです。

普通の毛皮は背中側の毛が美しいとされていますが、リンクスは腹部の毛が美しいとされています。その特徴は柔らかくて毛が長いこと。ふわふわした感触と淡い褐色の毛が世界中のユーザーに大人気で、高いものは200万円以上もします。

次に紹介するのはリンクスキャットの特徴です。名前的にリンクスとリンクスキャットを混同している方がいらっしゃいますが、全くの別物。

リンクスよりも一回り小さく、毛の長さも少し短いのが特徴です。生息地域も北アメリカやメキシコの一部だけで、ロシアにはいません。リンクスキャットよりさらに小柄なものをボブキャットといいます。

最後に紹介するのはレオパードキャット。その名の通りレオパード柄をしており茶褐色の毛並みに黒い斑点がいくつかついています。分かりやすく言うと豹(ヒョウ)柄。東南アジアの一部に生息しており、柔らかく短い毛が特徴的です。ワシントン条約で保護されており、勝手に売買したり展示することは禁止されている毛皮です(登録証が必要です)。

2. キャットの歴史

キャットの毛皮の歴史は人間との戦い!!なかには絶滅した個体も!!

キャットの写真

動物の毛皮を使用することは石器時代以前から行われてきたことです。寒さをしのぎ日光や衝撃から肌を守る役割がありました。

小さな個体の場合、中の肉は食用にして、皮を縛って水筒の代わりとして水を携帯する時にも使用された歴史があります。それが古代エジプト文明の始まりにより大きく変化します。

宗教上の最高権力者がステータスとして動物の毛皮を身につけるようになると、その時々の身分が高い人間が権威の象徴として毛皮を使用するように。

14世紀にはコートなどの衣服だけではなく、帽子や手袋などにもキャットを始めとした動物の毛皮が用いられるようになっていきます。レオパードキャットやリンクス(オオヤマネコ)はその美しさから特に珍重され乱獲されることに。

ワシントン条約によって保護されている現在でも密猟者などによる被害が絶えず、中には絶滅してしまった品種も存在します。多くの毛皮が野生から養殖へとシフトしているのですが、キャットだけは例外です。というのも、リンクスやレオパードキャットは気性が非常に荒いので養殖することが非常に困難だからです。それゆえ野生のものを捕獲するしかなく、現在のアメリカでも年間約5万匹のボブキャットが罠によって捕らえられ、海外市場に販売されています。

3. キャットの相場はいくら?

キャットの毛皮の買取相場はコートだと10,000円~130,000円

買取相場のイメージ写真

この毛皮の買取相場は種類によって大きく違いますので、個別に紹介していきます。まずレオパードキャットの買取相場はコートでしたら、10,000円~50,000円となっています。

キャットの中でも高級と言われているリンクスのコートは130,000円、コート以外の小物でしたら50,000円が買取の相場です。

仮にインターネットオークションで販売した場合は230,000円が平均価格となっています。リンクスよりも二回り小さいボブキャットのブルゾン(マーロ製)が920,000円で落札された履歴も残っています。

今回紹介した相場はあくまでも美品の場合の価格です。シミや抜け毛、傷みがひどい場合は金額が下がることがありますのでご注意下さい。

また、先ほどの歴史の箇所でも説明した通りリンクスの毛皮の取引は、ワシントン条約によって禁止されています。

新品でしたら数千万円する養殖したリンクスの毛皮ですが、あまりに希少性が高いため一般的な中古市場に出回ることはほぼありません。これからはさらに希少価値が高まり価格の高騰が見込まれます。とはいえ素人が見ただけではリンクスなのかボブキャットなのかも見分けがつきません。買取査定をしてもらう時は、専門家のいる業者に依頼することをお勧めします。

4. キャットの毛皮に関する豆知識

キャットの毛皮について知って得する豆知識を分かりやすく紹介します

豆知識のイメージ絵

ここでの豆知識として紹介するのは買取業者の選び方です。希少価値の高いリンクスやレオパードキャット、ボブキャットなどの製品を手放す訳ですから、どうせなら高く査定して欲しいですね。そこで重要になってくるのが、どの業者に依頼するかということ。

まず最初のポイントは無料査定かどうかです。買取業者の中には、契約が成立しないと出張料やキャンセル料を請求してくるところもあります。必ず公式ホームページなどで確認しておきましょう。

次のポイントとしては専門鑑定士。キャットの毛皮は特殊ですので、素人で価格が分かるものではありません。必ず専門家が在籍している業者を選びましょう。

3つ目のポイントは評判です。きちんと経営している買取業者には悪い評判はありません。逆に悪質な買取業者はすぐにインターネットなどに書き込まれます。必ずその業者の評判をチェックしてから連絡して下さい。

最後に紹介するのが相見積もり。キャットの毛皮の価格は業者によって大きく違います。ですので、必ず3社以上に査定をしてもらって下さい。査定の際に、今でないとこの価格はつけることができない、などと言う業者には依頼しない方が無難です。本当に査定に自信がある買取業者あれば、相見積もりをすると言っても一切動じることはなく、むしろ喜んで送り出してくれます。

5. まとめ

キャットの毛皮に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

キャットの毛皮の写真

ここまでこの毛皮に関連する情報をいくつかお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

キャットの毛皮は非常に高額で取り引きされています。その中でも世界三大毛皮のひとつリンクスは新品の場合、数千万円することも。手放す際のポイントは優良買取業者を選ぶことと、良い状態で保管しておくことです。

今後さらに希少価値が上がるキャットの毛皮ですから、お持ちの方は一度は査定してもらいましょう。

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