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水道管が破裂する原因とは?主な原因や対処方法について

公開日:2022.2.22 更新日:2024.4.16
水道管が破裂する原因とは?主な原因や対処方法について

私たちの生活に欠かすことのできない水を供給している水道管。そんな水道管でもさまざまな原因で破裂してしまうことがあります。

そこで今回は水道管が破裂する原因や対処方法についてご紹介します。
また、業者による修理費用についても解説していきますのでご参考にしてください。

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1.水道管が破裂する原因とは?

主な原因

雪と水道メーターの写真

水道管はさまざまな原因が元で破裂することがあります。水道管破裂の主な原因は次の通り。

・経年劣化
水道管で一番気をつけなければならないのが経年劣化。水道管ごとに違いはありますが、水道管の寿命のおおよその目安としては10~15年程度と言われています。

ただ水道管に使用されている素材や使用頻度などの条件で、より長く利用できる場合もあります。
壁や床下のように水道管の状態を確認することは難しい場合もあるので、定期的に業者に点検してもらう必要があります。

・気温の低下による水道管の凍結
水道管は外気温の低下に伴って凍結が発生し、それによって破裂しやすくなります。
一般的に気温がマイナス4℃以下になると凍結が発生しやすいとされています。
特に北海道や東北をはじめとした冬の寒さが厳しい地域では要注意です。

そのほか、家の北側や風が強い場所も冬場の気温が低下しやすいため、凍結しやすいです。

水道管の凍結は非常に厄介ですが、解決策や予防法を実践していけば冬場に起こる凍結トラブルに悩まされなくて済みます。

2.水道管が破裂すると起きるトラブル

二次被害に注意

水浸しになっている住宅の絵

台所での水仕事や浴室でのお湯はりなど日常生活において水道管は欠かせないものであり、破裂するとさまざまな二次被害を受けることになります。

水道管の破裂が原因で起こる二次被害は次の通り。

・家の中の水漏れ
水道管が破裂した際の被害で一番気を付けなければならないのが屋内での水漏れ。
水漏れをした際は止水栓を止めることでひとまず収まるものの、その間はキッチンやお風呂をはじめとした水回りは使えなくなってしまうので、生活全般に影響を及ぼすことになります。

・屋外での水漏れ
水漏れによるトラブルは家の中だけとは限りません。屋外においても水道管破裂による水漏れは発生します。
配管によっては埋没していて確認しづらくなっているものもありますので、そうしたところは掘り出して調べる必要があります。

・高額な補修費用
お住まいがマンションやアパートの場合、水道管破裂による水漏れが隣に住んでいる方にまで影響を与えるおそれがあります。

家財道具が被害を受けた場合は約30万円、柱が水に濡れてしまった場合は約100万円まで補償費用を請求されることがあります。
破裂した水道管が水道メーターの外に設置されている場合は市町村が、内側ならご自身に損害賠償請求が来ることになります。

3.水道管が破裂した際の対処方法

具体的な対処方法

止水栓を止めている写真

万が一何かしらの原因で水道管が破裂してしまった際にも個人でできることがあります。
個人でも行うことができる対処方法は次の通り。

①止水栓を止める
真っ先に行わなければならないのが止水栓を止めること。
ほとんどの止水栓は水道メーター付近に設置されていて、建物の端などにあることが多いです。
止水栓のレバーを右に回すことであふれる水を止められます。

止水栓にはハンドル式、ドライバー式、内ネジ式とそれぞれあり、ハンドル式は手で回すことで閉めることができ、ドライバー式や内ネジ式になっている時はマイナスドライバーを使用して閉めます。

②設備会社に状況を伝える
大まかな状況が判明したら、できるだけ早く設備会社へ連絡しておくことが大切です。
ただし、お住まいの住居形態によって連絡先は異なります。

・戸建て住宅:水道を担当する業者または建物を担当したハウスメーカーや工務店など
・マンションやアパートなどの賃貸物件:管理人または管理組合
・連絡先が不明の場合:所在地の自治体

③業者に調べてもらう
設備を請け負っているところに見てもらい、水道管の周りをきちんと把握しておきます。
ただし、水道管の破裂が起きやすい冬季ですと他の場所でも対応に当たっていることがあるので、点検を行う日程が翌日以降に遅れる場合もあります。

4.水道管が破裂するのを防ぐには

主な予防方法

防寒材が巻き付けられた水道管の写真

水道管は使用による劣化や凍結などの原因で破裂を引き起こしてしまいます。
業者に対応してもらう以外にも、個人でもやっておくべきことがあります。それは水道管の凍結防止策をしておくこと。

もっとも簡単な凍結防止策は防寒材を巻きつけておくことです。
水道管に布やタオルで包んだ防寒材を巻き付けておき、それをビニールテープでとめておきます。
寒冷地ですと、水道管の凍結・破損を防止をするヒーターである凍結防止帯が備わっている場合もあります。

とても簡単な方法ですが、これをやっておくだけで凍結による破裂の危険性を減らすことができます。

そのほか、業者に定期的にメンテナンスをお願いしておきましょう。最低でも2~3年に一度は水道管の周りを確認してもらうことをおすすめします。
また、水道管はサビの汚れなどが原因で劣化が早まることがあり、年に一度は業者に頼んで掃除してもらう必要があります。

水道管は経年劣化を起こしやすいことから、寿命が来た水道管は速やかに交換してもらわないといけません。

水道の修理業者は水回りのプロフェッショナルであり、水道管のことに熟知しています。修理のこと以外にも、正しい水の使い方や応急処置のことについても質問に応じてくれます。
水道管のトラブルで困ったことがあれば業者に相談するようにしましょう。

5.水道管が破裂した際の修理費用はいくらかかる?

費用の相場

修理費用相場のイメージ写真

水道管の破裂で専門業者に修理してもらう際に気になるのがその費用ですよね。
おおよその費用の目安は次の通りです。
・屋内での水道管破裂修理:20,000円~
・天井裏や床下など目が届きにくい箇所での修理:30,000~50,000円

上記の費用以外に早朝や深夜における割増料金や出張費用などが加算されることがあります。

けれども、さまざまな制度を活用することで負担を抑えることができます。

一つは水道管料金の減免制度
自治体の対象となっている業者に修理を依頼すると、特例として水道料金を安くしてもらえます。
制度の利用方法としては、修理業者に申請する、もしくは業者から申請書をもらい個人で下水道局に提出します。
減免される具体的な金額は自治体によって違うため、自治体のホームページで調べておきましょう。

もう一つは火災保険の適用です。
火災保険で利用できる補償としては「水濡れ補償」と「水道管凍結修理費用保険金」があります。

ただし古い火災保険ですと「水道管凍結修理費用保険金」が適用できないことがあります。
契約されている火災保険の内容を見直し、こうした補償があるかどうか確認しておきましょう。
場合によっては新しい火災保険に加入してみるのも手です。

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